敗戦日記 の商品レビュー
▼東京外国語大学附属図書館の所蔵状況(TUFS Library OPAC)https://www-lib.tufs.ac.jp/opac/recordID/catalog.bib/BD12550478
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本編の『敗戦日記』は一九四五年三月十一日から八月十八日まで。『続敗戦日記』は同年八月十八日から十一月二十二日まで。どちらも、公刊を想定して書かれたものではない。合わせて収録されているのは戦中および戦後すぐに書かれた文章と書簡。作家の日記のような情景描写や街の人々の様子はこの日記...
本編の『敗戦日記』は一九四五年三月十一日から八月十八日まで。『続敗戦日記』は同年八月十八日から十一月二十二日まで。どちらも、公刊を想定して書かれたものではない。合わせて収録されているのは戦中および戦後すぐに書かれた文章と書簡。作家の日記のような情景描写や街の人々の様子はこの日記からは窺われないが、渡辺自身が、敗戦へと国全体が向かうなか学者としていかに煩悶し時に自死をまで考えていたか、また八月十五日以降の時流に憂いを感じていたかが、赤裸々に記されている。
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