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ワトソン力 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2025/11/22

第一話 赤い十字架 第二話 暗黒室の殺人 第三話 求婚者と毒殺者 第四話 雪の日の魔術 第五話 雲の上の死 第六話 探偵台本 第七話 不運な犯人 多重解決もの

Posted byブクログ

2025/08/25

本人ではなく、本人の周りの推理力が上がる「ワトソン力」を持ち合わせた主人公が遭遇する事件を描いた短編集。主人公が監禁されていて、その犯人について思いを巡らす形で展開していく事件の回想、という構成も楽しい。気軽に読めて面白い1冊でした。

Posted byブクログ

2025/08/08

大山誠一郎『ワトソン力』読了。 世の中に個性的な名探偵が主役の小説は数あれど、本作は自身は凡人であるけれど、代わりに半径20m以内の人間の推理力を飛躍的に向上させる力の持ち主が主人公!居合わせた容疑者たちが五月雨式に推理を披露する多重解決ものの新機軸の連作短編集。コミカルなテイス...

大山誠一郎『ワトソン力』読了。 世の中に個性的な名探偵が主役の小説は数あれど、本作は自身は凡人であるけれど、代わりに半径20m以内の人間の推理力を飛躍的に向上させる力の持ち主が主人公!居合わせた容疑者たちが五月雨式に推理を披露する多重解決ものの新機軸の連作短編集。コミカルなテイストの中に意外な真相と緻密なロジックがある良作。

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2025/07/27

自分では推理できないのに、周囲の人の推理力が爆上がする能力?! そんな能力を持つ和戸が、冒頭いきなり拉致されるとは。 過去の事件が回想され、拉致された理由を珍しく「自分で」推理する和戸。 いやー、和戸の巻き込まれ率、高過ぎw よもや、それもワトソン力ゆえか?w 語られる事件もバラ...

自分では推理できないのに、周囲の人の推理力が爆上がする能力?! そんな能力を持つ和戸が、冒頭いきなり拉致されるとは。 過去の事件が回想され、拉致された理由を珍しく「自分で」推理する和戸。 いやー、和戸の巻き込まれ率、高過ぎw よもや、それもワトソン力ゆえか?w 語られる事件もバラエティに富んでいて面白かった。 関係者が続々と推理を語りだすお約束の展開もナイス。 2作目では、どんな展開が待っているか楽しみ。

Posted byブクログ

2025/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世の中にはいろんな異能の刑事がいるけれど、まさか自分ではなく周りにいる人の推理力を高める力って、それどうよ、刑事としてw いや、でも楽しいね、これ。 主人公の和戸くんはうだつの上がらない捜査一課の刑事。誰もが憧れる花形部署ソウイチの凡庸な刑事って存在なのに、彼の課だけが検挙率十割になってるのは彼のワトソン力のおかげ。周りにいる人の推理力があがって事件解決に結びつくのに彼自身は手柄を立てるわけじゃないからね。かわいそう。 でもそんな和戸くんが、冒頭でいきなり監禁されている。どこにいるのか、なぜなのか。 その理由を求めて過去の「ワトソン力」の恩恵にあずかった人たちを思い出す、という流れ。 いや、でも楽しいんだ、これが。殺人事件なので楽しいなんて言っちゃいけないのだけど、ほんのりしたユーモアとコンパクトに解決する事件たちの読みやすさ、そして最大の謎と危機。和戸くんどうなる!って読者も想像しながら読んでいく。 『アリバイ崩し承ります』もそうだけど、大山さんのミステリはしっかりミステリなのに読みやすいのが魅力。

Posted byブクログ

2025/07/15

 警視庁捜査一課所属の平凡な刑事・和戸宋志には不思議な能力があった。それは近くにいる人間の推理力を飛躍的に向上させるものだった。そんな彼が関わった七つの事件を扱った短編集で、斬新な特殊設定と多重推理、本格ロジックなど変わり種でありながらシンプルなミステリーの面白さも組み込まれてい...

 警視庁捜査一課所属の平凡な刑事・和戸宋志には不思議な能力があった。それは近くにいる人間の推理力を飛躍的に向上させるものだった。そんな彼が関わった七つの事件を扱った短編集で、斬新な特殊設定と多重推理、本格ロジックなど変わり種でありながらシンプルなミステリーの面白さも組み込まれている作品で最後まで楽しく読めた。

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