02 この青春に、別解はない。 の商品レビュー
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理系高校生のライトミステリ第二弾。 今回はGWのフィールドワーク話なのだけど、なんというか思っていたのと(期待していたのと?)はちょっと違った。 確かに科学的推論を実地で確かめて行くフィールドワーク部分は楽しかったのだけどそれが大きな社会問題と隠蔽された巨悪に行き当たってむしろその話がメインになって行く流れは、ああそういう方向に行くんだと思った。 残念なのはこのメインの話に岩間さんが関係して来ない事。 理由は分かるのだけどでもデルタとガンマの理学部ノートであるからには岩間さんも何らかの形で関わってほしかった気がする。 そして生物部的には甘南備さんの話だけどむしろ新登場の日知くんがメインのお話だった。 それにしてもなかなか強烈な人物だよね。まさに主役。良くも悪くもこれからの物語に影響を与えそうな人物だ。 今回のお話でこのシリーズがどこへ向かって行くのかちょっと分からなくなった。 単純な理系ミステリでは終わらなそうではある。 それはそれとして、もっと岩間さんの活躍が見たいぞ!
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謎解きとして少々甘いところはありつつも、ミステリとしてここまでやってくれると爽快さすらあった。結末で事件の真の姿が見えてくるところで、なるほどねぇ、と膝を叩いていた。 ロジックを作っていく様はもちろんロジカルなのだが、その合間にそっと挟まれる青春模様がいい。甘さとほんの少しの「?...
謎解きとして少々甘いところはありつつも、ミステリとしてここまでやってくれると爽快さすらあった。結末で事件の真の姿が見えてくるところで、なるほどねぇ、と膝を叩いていた。 ロジックを作っていく様はもちろんロジカルなのだが、その合間にそっと挟まれる青春模様がいい。甘さとほんの少しの「?」。青春の頃にあった「あれって一体……?」をちょっとだけ載せてくるのが巧い。背景をしっかり描きつつ余白があるから色々な想像が入りやすいのだ。次巻が今から楽しみである。
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『豚のレバーは加熱しろ』原作者様の、豚レバシリーズとはだいぶ毛色の違う理系ミステリ青春物! 1巻の時から専門用語が散りばめられる作風で、そこがハマる人・そうじゃない人に分かれるかも。しかし専門用語をまぶしただけには終わらないストーリーのギミックが良く、青春ストーリーとの絡みも絶...
『豚のレバーは加熱しろ』原作者様の、豚レバシリーズとはだいぶ毛色の違う理系ミステリ青春物! 1巻の時から専門用語が散りばめられる作風で、そこがハマる人・そうじゃない人に分かれるかも。しかし専門用語をまぶしただけには終わらないストーリーのギミックが良く、青春ストーリーとの絡みも絶妙!1巻以上にスケールアップした内容の今巻、大いに楽しませてもらいました。 理系ミステリとはいえ、「数学」ではなく「理学」であるところが本シリーズの持ち味かな。「理学」が扱える領域が意外と広く、そこがこのシリーズの懐の広さにもつながっている印象。3巻も楽しみにしております
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ほうほう、流れは分かった。日常の謎を理系分野の知識を使って解明していくお話なんだなと前回の時点で確信を掴み、そのノリで2巻目に挑んだ私の姿は、完全にお笑い種でございました。まさか伝承系の謎に挑むとは思わなんだ。でもこういう風に論理的に解明していくのも一種の楽しみだよなぁ。 ...
ほうほう、流れは分かった。日常の謎を理系分野の知識を使って解明していくお話なんだなと前回の時点で確信を掴み、そのノリで2巻目に挑んだ私の姿は、完全にお笑い種でございました。まさか伝承系の謎に挑むとは思わなんだ。でもこういう風に論理的に解明していくのも一種の楽しみだよなぁ。 それはそれとして。この高校、本当に県立(=公立)であってるんですよねぇ! 1巻目だったら「まぁ学力高いとこならこんなもんかー」ぐらいの解釈できたけど流石に今回ばかりは「もしかして、最大の謎はこの学校では?」と勘ぐってしまったぞ。
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いろいろ面白いことが起こりそうな学校だな、 という印象の1巻から、 一気に学校という枠を飛び越えて 社会派のような様相を見せてくる2巻。 正直なことを言うと もうちょっと学内の人間関係を 見せてもらってからの方が読みやすかった感はあるけれど。 ここからどう楽しいエンタメ作品と...
いろいろ面白いことが起こりそうな学校だな、 という印象の1巻から、 一気に学校という枠を飛び越えて 社会派のような様相を見せてくる2巻。 正直なことを言うと もうちょっと学内の人間関係を 見せてもらってからの方が読みやすかった感はあるけれど。 ここからどう楽しいエンタメ作品としての 展開になるのか、 楽しみに次巻を待ちたいと思います。 本文中で陰の者を強調するのに イラストに陰と陽の描き分けがなくてノイズ。 著者と絵描き、お互いにとって不幸なことになっている気しかしない。
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