鳥の夢の場合 の商品レビュー
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シェアハウスに住まう二人、蓮見と初瀬(女)一羽の文鳥。 谷口ナルネと林ロクスケが結婚して出ていく 一つ屋根の下、同居人の蓮見から初瀬にもたらされた、気軽で不穏な頼み事。夢と現、過去と現在、生と死。あちらとこちらを隔てる川を見つめながら、「わたし」が決断するまでの五十五日。 蓮見は餓死 初瀬は2ヶ月気が付かなかったと警官に答える 蓮見は配信の為に色々な録音。作曲。
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第173回芥川賞候補作 第68回群像新人文学賞受賞作 実に幻想的な作品……とも言えるが、 心臓の「拍」が止まってしまった男が、 シェアハウスで同居する女性に、 「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」 と言う。 そこで、まず病院行けや、 と思わず突っ込んでしまいそう...
第173回芥川賞候補作 第68回群像新人文学賞受賞作 実に幻想的な作品……とも言えるが、 心臓の「拍」が止まってしまった男が、 シェアハウスで同居する女性に、 「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」 と言う。 そこで、まず病院行けや、 と思わず突っ込んでしまいそうに(笑) 最後までふわふわしていて掴めず、 まさに鳥の夢のような、曖昧な作品。
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何なんだこの物語は?読みあげるのに一苦労。全然話が入ってこなかった。主人公らしい人物も男なのか女なのか、よく読み込めなかった。表現が難しい。読みきった自分に拍手
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同居人に「死んだから殺してくれ」と頼まれ、決心した女性。 とその後の話。 なんだか終始夢のような感じ。 詩のような文章だからかな。よくわからなかった。
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結末があいまいなのか自分の理解力が乏しいのか分からないが他人の思考回路を知るのが好きだし全然分からなくなる前に読み終えるのでテンポよく読了。目を閉じても瞼の裏を見ていると言うのは確かに目は休む事なく見続けている。寝ている人のまぶたを開くと白眼かなぁと思っていたら眼球がぐるぐると忙...
結末があいまいなのか自分の理解力が乏しいのか分からないが他人の思考回路を知るのが好きだし全然分からなくなる前に読み終えるのでテンポよく読了。目を閉じても瞼の裏を見ていると言うのは確かに目は休む事なく見続けている。寝ている人のまぶたを開くと白眼かなぁと思っていたら眼球がぐるぐると忙しなく動いている。数人しか見た事ないので全ての人がそうなっているのかはわからないが休んでいるのに目は働いているんだと驚いたことを思い出す。 よくわからないような話もページ数が少ないと楽しく読めるのだなぁ。そして京都弁で会話するのも飽きずに読めたのかも。
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結局蓮見とのあの日々はどこまでが現実?戸惑いと興味深い会話の数々。人の思考がいかに移ろい易く曖昧であるかを突きつけられると同時にそれを肯定してくれる安堵感が不思議と残る。理解できずとも何となくに委ねながら読むのもいいかと。芥川賞候補作。 瞼の話、青信号の話、伸びる腕の話など。自...
結局蓮見とのあの日々はどこまでが現実?戸惑いと興味深い会話の数々。人の思考がいかに移ろい易く曖昧であるかを突きつけられると同時にそれを肯定してくれる安堵感が不思議と残る。理解できずとも何となくに委ねながら読むのもいいかと。芥川賞候補作。 瞼の話、青信号の話、伸びる腕の話など。自分の心にも確かにあった記憶が共感となって引き出される話がたくさん出てきてとても面白かった。 〈心に残った言葉〉 ”あるはずのもんがないのとおなじ程度には、ないはずのもんもあるというわけ。”
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啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50398388 他校地の本の取り寄せも可能です
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なるほど、鳥の夢の場合、か。 読み終わって一息つき、さて感想を書くかとブクログでタイトルを検索…そしてふと思う。なるほど、夢なのか。 読み始めた時の私の状態はとても疲れがたまっていて、心も削れていて、それでも積読本が溜まるから読まなきゃ、とページをめくったのだが、ゆるりと脳内に...
なるほど、鳥の夢の場合、か。 読み終わって一息つき、さて感想を書くかとブクログでタイトルを検索…そしてふと思う。なるほど、夢なのか。 読み始めた時の私の状態はとても疲れがたまっていて、心も削れていて、それでも積読本が溜まるから読まなきゃ、とページをめくったのだが、ゆるりと脳内に言葉が流れ、特に感情を揺さぶられる事なく、かすかな緊張感と、独り言のような文章を追う時間。ほとんど無心になれる時間だった。夢を見ていたのかもしれない。夢と現は隣り合わせ、て言葉はどこで聞いたんだっけ。 独特な流れと文章なので、好みは分かれるかも。私も元気な時に読んでたら、評価は少し違ったのかも。でも今の私には、ひやりと静かに、無感情に流れる川のような読了感に感謝しかない。
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なんとも不思議な物語。これは鳥(文鳥?)が見た夢なのだろうか。シャアハウスで同居する蓮見が「心臓が動いていないから殺してくれ」みたいなことを言うところはショッキングでもあり、それを普通に受け止める同居人の初瀬の言動もフワフワしている感じがする。様々な対立構造が小説の中にあるような感じもするが、なんかはっきりしない。純文学らしいと言えばそれまでだが、個人的にはさらっと読んで終わってしまった。
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