THINK PUBLIC の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「THINK PUBLIC」公共広告を広告のための広告と定義し、世界中の公共広告を解説。外国のプロモーションを今一度咀嚼。デザイン経営的な解決策が多数。おすすめです。
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参議院選挙まであと2日。外国人排斥とかジェンダーとか格差とか対岸のテーマだと思っていたものが、しっかり国内選挙の争点になっていてアメリカやヨーロッパが苦しんでいる分断に我が国もしっかり仲間入りしている感覚に心落ち着かなくなります。メリメリ音を立てて引き裂かれている分断にどう立ち向...
参議院選挙まであと2日。外国人排斥とかジェンダーとか格差とか対岸のテーマだと思っていたものが、しっかり国内選挙の争点になっていてアメリカやヨーロッパが苦しんでいる分断に我が国もしっかり仲間入りしている感覚に心落ち着かなくなります。メリメリ音を立てて引き裂かれている分断にどう立ち向かうか?それは「公共=パブリック」という言葉を改めてどう定義するか?ということだと思っています。なので本書のタイトル「THINK PUBRIC」はめちゃ刺さるキーワードです。著者は広告界のレジェントであるクリエーター。VWの「THINK SMALL」、appleの「THINK DIFFERENT」に続く第三のTHINKとして「THINK PUBLIC」を立てる設定が先ず面白いと思いました。また海外賞にエントリーしたり、審査員を務めた経験を踏まえクリエーターとしての「私の履歴書」になっているのも興味深いです。ただ『公共広告は「広告のための広告」である』という見立てが、逆に社会問題を「広告」の枠の中だけで語っている限界に思え、なにか物足りなさを感じたりしました。意地悪く言うと世界のクリエイティブ界に認められてもらうために社会問題を扱ってるように思います。今日も神保町の駅では著者のつくったCM「ピカピカの一年生」のメロディが発車音として流れています。もう50年ぐらい前のCMです。賞という点ではなくずっと社会に根付く問題解決クリエイティブってなんなのでしょか?
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パブリック広告について著者の考えとカンヌなどから施策を紹介。広告というより公告、商品やサービスを売るのではなく、よき社会、地球に向けて施策を見た人、接した人の行動を変えることができる。カンヌなどで知っているモノ多かったが、昔の知らない施策も。こんな仕事もしてみたいと思う一冊。
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