ガバナンスを語る の商品レビュー
少し風呂敷を広げ過ぎたか、著者の主張に尖りが感じられなかた。この領域の実務者としては超一流なので、読み手として期待をし過ぎてしまった。
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中村直人先生の最新刊です。最終的に「西側理念の変容とこれからの日本企業のガバナンス」のありようへと筆が進むのですが、西側の理念と変容、産業革命以来の社会的基盤とその変容を俯瞰して、「ガバナンス」そのものの変化、日本のありよう、見直しの方向性と解き進めるもので、これまでの中村先生の...
中村直人先生の最新刊です。最終的に「西側理念の変容とこれからの日本企業のガバナンス」のありようへと筆が進むのですが、西側の理念と変容、産業革命以来の社会的基盤とその変容を俯瞰して、「ガバナンス」そのものの変化、日本のありよう、見直しの方向性と解き進めるもので、これまでの中村先生のご著書とはやや趣を異にしていますが、中村先生にしか書けない内容だと思いました。今日では、コーポレートガバナンスは「監督機関の在り方をどうするか」ではなく、経営方針・内容を決める要因であり、そうすると、各社の経営方針を左右するのは政府の方針であるとする点など、大胆だけれども、確かにそうなのかもと思いました。 今、ちょうど、ハラーリさんのNexusを読んでいたせいもあってか、勉強になったのは間違いないですが、あまり、気持ちが晴れないというか。複雑です。
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