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氷柱の声 の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2026/04/07

海の近くで育った私。 全く被害のない地域でしたが、津波の映像があまりにもあまりにも衝撃で、当時小学4年生だった私は毎晩津波のことを考えて眠れない日々が続きました。 あんなに優しくて、思い出いっぱいで、大好きだった海が急に怖くなって、近づけない存在になってしまったことに涙した日もあ...

海の近くで育った私。 全く被害のない地域でしたが、津波の映像があまりにもあまりにも衝撃で、当時小学4年生だった私は毎晩津波のことを考えて眠れない日々が続きました。 あんなに優しくて、思い出いっぱいで、大好きだった海が急に怖くなって、近づけない存在になってしまったことに涙した日もあります。 今でもトラウマなんて口には出せず、なんとなく遠ざけてしまっていた出来事。 地元を離れてから暫く経った今、被災地ではない地元を思い出した。私の心にも氷柱の声があって、でもきっとそれは私だけではないという安心感。 そんな気持ちも無かったことにはしなくていいこと。言葉にしても良いんだよと言ってもらえているような気がしました。 あとがき、解説まで全て丁寧に読んだ本は久しぶり。全然まとまっていないけど、不覚にも私も綴りたいと思ってしまった。 「終わりがない祝福」という表現がすごく素敵で、印象的で、読了後の表紙の絵には涙しそうになったな。

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2026/02/11

hontoのおすすめの本にあがっていたので読んでみる 著者は日経のコラムが面白くてエッセイを買って読んだことがあったけど、小説も書いていたことを知らなかった 身近に不幸な出来事があったとき、助かった人や自分がその出来事に巻き込まれなかった人が罪悪感を抱いてしまうのはなぜなんだ...

hontoのおすすめの本にあがっていたので読んでみる 著者は日経のコラムが面白くてエッセイを買って読んだことがあったけど、小説も書いていたことを知らなかった 身近に不幸な出来事があったとき、助かった人や自分がその出来事に巻き込まれなかった人が罪悪感を抱いてしまうのはなぜなんだろう?  その罪悪感で受けたダメージを丁寧に表現していて、自分の想像力のなさも省みる 松田を引き合わされる時の「彼氏ならいますよ」の彼氏は中鵜?

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2026/01/30

辛くても辛いと言えないし自分で認められない辛さ 震災ではないけれど、似たような感覚になった時期があった。もっと辛い思いをしている人がいる私が泣き言を言うなんておこがましい。1人で抱え続けるのはとても辛い。 p23 私は私の滝を抱きしめていた。

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2026/01/26

4.2/5.0 少年期に震災というあまりに大きな出来事に直面してしまった少女の視点から、それ以降の人生で自分はどうあるべきなのか、何を背負うべきなのか……等々その都度迷いながら煩悶する姿が克明に描かれている。 被災体験を感動の「物語」に利用されているのでは、という違和感や、そこ...

4.2/5.0 少年期に震災というあまりに大きな出来事に直面してしまった少女の視点から、それ以降の人生で自分はどうあるべきなのか、何を背負うべきなのか……等々その都度迷いながら煩悶する姿が克明に描かれている。 被災体験を感動の「物語」に利用されているのでは、という違和感や、そこまで被害を被らなかった自分が易々と「被災者を元気付けたい」などと口にしていいのか。 被災をきっかけに揺れ動く心情を感じながら読んだ。

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2025/12/17

東日本震災2011年3月11日 くどうれいんさんも 盛岡出身 盛岡在中のかたなので きっと実体験なのかと感じて読み進めました。 でも 主人公の名前は「伊智花」 検索しても くどうれいんさんは工藤玲音が本名 やはり 小説なのねと思いながら 読み進めました。 震災で 被害にあ...

東日本震災2011年3月11日 くどうれいんさんも 盛岡出身 盛岡在中のかたなので きっと実体験なのかと感じて読み進めました。 でも 主人公の名前は「伊智花」 検索しても くどうれいんさんは工藤玲音が本名 やはり 小説なのねと思いながら 読み進めました。 震災で 被害にあってない自分が 逆に苦しくなるパターン 私自身も感じていたことだったので 「同じ思いのかたがいたんだ」と本を通して安心したのです。 あとがきで くどうれいんさんも 「被災県在中だけど被災者じゃない」 だけど 世間では「被災者」だと勘違いされて聞かれることの辛さ 沿岸の人たちこそ 本当に辛いのに。。。と思うジレンマ この思い くどうれいんさんと感じ方が同じだった。。 そのため 取材をして 小説に仕上げたと書いてあって 納得しました。 キャンドルの明るさが辛い トラウマ 被災者だから就職できたと知り 逆に辛くなった人 実際あった話なんだろうなと思ったら 涙がでてきた。。

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2025/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んだきっかけはくどうれいんさんのエッセイ本が好きなので小説も読んでみたくて、なのだけれど、裏表紙に書かれたあらすじにある「被災県に住むものの被災者とは言えない自分の立場に葛藤」という言葉が気になっていた。 以前、宮城県に住む知人も同じことを言っていた。読んでみて、その私の知人が言っていたことがその当時多くの人が思ったことなのだと知ることができたように思う。あとがきにある、「震災のあった人生」以外を選ぶことができない、という言葉が印象に残った。 文章はいつものくどうれいんさんって感じで読みやすかったです!ますます好きになりました。未読のエッセイ等も読みたいな〜。

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2025/12/05

この本を書き上げるのにどのくらいの神経を使われたんやろうって思った、なんて言っていいか分からんけどとにかくすごく繊細で力強かった、詳しい感想を考えるけどどれも違う気がして違ったら怖くて文に出来ない。

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2025/11/13

まだ感想を言語化できてない 咀嚼して消化するのに時間かかりそう…!! でもこれだけは言える! 読んで良かった!! 教えてくれた人どうもありがとう!

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2025/11/12

私のモヤモヤがここに詰まっていると感じました 私も岩手県内陸在住なので、震災時は、幾つか壊れたものがあったり、4日停電した位で「被災地」と言われる程のことはなかったです でも、何もできなくて申し訳ない思い、後ろめたい思いはいつも感じていました この思いを文字にしてくれた この...

私のモヤモヤがここに詰まっていると感じました 私も岩手県内陸在住なので、震災時は、幾つか壊れたものがあったり、4日停電した位で「被災地」と言われる程のことはなかったです でも、何もできなくて申し訳ない思い、後ろめたい思いはいつも感じていました この思いを文字にしてくれた この本を買ってから、自分の離職もあったりして、読めずにいた時期もあったのですが、やっと読めました この本を書いてくれてありがとうございました 私は私のしたいこと、できることをして生きていくしかないと覚悟できました

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2025/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東日本大震災が起こった時、その場にいたものの「目に見える」大きな被害は、受けなかった人達に焦点を当てた小説。何も失っていなくてごめんなさい。本来であれば、「幸い」と捉えられる状況をそう思った人がどれだけいたのだろう。 震災で家族を失った、家が全壊したという方達とはまた違う苦悩や葛藤。簡単にこの気持ちに共感できるとは言えない。けれど、胸が痛くなった。 「他者の気持ちは絶対に理解できない」

Posted byブクログ