きのう何食べた?(24) の商品レビュー
学生時代からリアタイで読み続けて18年。年月と共に変化していく彼らの心境や状況に、18年分の感情が乗り決壊する巻でした。読了してから表紙を見返してまた号泣。 うちら一緒に歳を重ねてきたんだなぁ。友人のような、親戚のような。最早人生かも。
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数巻前から、老いが始まったカップルの日常に話の焦点がシフトされているなぁ、という気がする。まぁシロさんも還暦というしね。同世代というつもりだったけど、俺が読み始めた当時40代だったはずだからなぁ。老眼のエピソードとか、物語の中で歳をとっている認識はあったんだけどね。今、一巻取り出...
数巻前から、老いが始まったカップルの日常に話の焦点がシフトされているなぁ、という気がする。まぁシロさんも還暦というしね。同世代というつもりだったけど、俺が読み始めた当時40代だったはずだからなぁ。老眼のエピソードとか、物語の中で歳をとっている認識はあったんだけどね。今、一巻取り出してみたら、2008年に買ったレシートが挟んであった。今から17年前?俺、30代かぁ。同じペースで歳をとっているということかな。 今回のエピソードは、パートナーの親の死だ。シロさん、ケンジよりも若い世代ではある俺も、この3月に妻の父、義父が亡くなったところだった。そのあたり、妙にみにつまされるところがあってね。なんか読みながら、しんみりとした読後感を感じていたな。 この先、どちらかの死まで物語は続いていくんだろうか。
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そうだよね、同性カップルでも歳を取ればそういうことがあるよね…。 この物語は優しく現実を描いているので大好きです。
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いつもの感じで気楽に美味しいそうだなー、今度作ってみよと読み進めていたら思わぬ落とし穴にはまってしまって涙。 作中でもしっかりと時間が過ぎていた。
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9ヶ月ぶり最新巻。 シロさんの還暦記念の結婚式も大成功したその後も生活は続いていくわけだけれど、(小日向&ジルベールから続いた前巻までの)うれしい「婚」エピソードから一転した話に⋯中盤までは出先でさっそく読みながらがんばって笑いをこらえる場面が多かったのだけど、終盤はちょっとうち...
9ヶ月ぶり最新巻。 シロさんの還暦記念の結婚式も大成功したその後も生活は続いていくわけだけれど、(小日向&ジルベールから続いた前巻までの)うれしい「婚」エピソードから一転した話に⋯中盤までは出先でさっそく読みながらがんばって笑いをこらえる場面が多かったのだけど、終盤はちょっとうちで落ち着いて読んだほうがよさそうな雰囲気になってきたのでいったん切り上げて、帰宅してからあらためてゆっくり読んだ。 読み終えて、カバーのイラストを改めてみるとぐっと来る。 二人でよかったね、としみじみ思う場面が多かった。 そして、このところずっと細やかにケアしながら思い切った行動を成し遂げられるいいとこ全開のケンジの評価が自分の中でうなぎのぼり。(もちろんそんなケンジになれたのはシロさんや周りの人々とのよき交流の積み重ねあってなのだけど、それにしてもいつも相手や状況をていねいに観察していていざとうときの判断が的確なのだ) 田淵くん&千波さんとカップルぐるみでお付き合いできるようになったのも、シロさんのご両親との関係改善も、ひとえにケンジのおかげだものね⋯ それにしてもいちばん若いジルベールまで老いを実感する年になってしまったとは⋯
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今回は色々と重かったな… 前半はいつも通り、ちょっと軽いやり取りで、特にジルベールの旅行の感想に共感したり。 「これ以上歳取ったら、こんな遠いところ(海外、ペルーとか)行けないよ」とか、「今が1番若い」とか。 でも、その後だったね… シロさんのお母様が他界する。 少し早い...
今回は色々と重かったな… 前半はいつも通り、ちょっと軽いやり取りで、特にジルベールの旅行の感想に共感したり。 「これ以上歳取ったら、こんな遠いところ(海外、ペルーとか)行けないよ」とか、「今が1番若い」とか。 でも、その後だったね… シロさんのお母様が他界する。 少し早いよ、って思ったけれど、案外そんなものかもしれない。1年前に実母が他界して、そんなことからも我が身を振り返って、しんみりしたかな。 そして、シロさんの性的嗜好を巡ってお母様がどんな状況だったか…を、お父様から聞くケンジなんだけど。。。凄く凄く、ショックだったんだなぁ…と。 最愛の1人息子が同性愛者であること、孫の顔は永遠に見られないってこと…自分が夢に描いていた家族像から離れてゆくってこと、叶わない夢だってこと…。 私は実際に4人の息子達の母親だけど(下の2人は一卵性双生児)、正直、この部分に関しては…共感は薄かった。「お母さんは、ちょっと、周りのお母さん達と違う。変わってる」って小学生の頃の息子(どの子達にも)に言われてる。今でもそうだ。 それがどんな事なのか、詳しく説明された訳でも無いし、へー、そうなんだ、で、こちらとしても説明を求めたわけではないから、よくわからない。 わからなかった… だけど、今回、シロさんのお母さんの話しを読んでみて、この反応はもしかしたら世の中の多くの人達に当てはまるものなのかもしれない、と思った。 だとすると、そこを薄〜くスルーする自分は…と。。。 だいたい、そーゆー雑誌を見つけても…別に、そーなのねーと思うから。 孫が居なくても多分、平気。 それが寂しいか、と聞かれても…たぶん、No。。。 そんな違和感を、シロさんのお父様の一言が全て片付けてくれた。「脆いところのある女性だった」と。 そういった悩みを信仰宗教で解決しようとして大枚をはたいてしまったお母様。そんな彼女を突き放したり、呆れたりしないで、最後まで優しく労り、守ったお父様。そして、家族の悲しむ姿を見ながら、マイノリティとしての自分を見つめ続けたシロさん。 シロさんの家族の歴史を思うと…ちょっと胸が苦しくなって。 だけど、シロさんは愛されてたね。 そして、お母様もお父様もお互いに愛し合って、家族みんなが大切にしあっていたんだなあ、とわかって、そこが救いになりました。 ケンジの存在を受け入れて、シロさんを宜しく、と頼むお父様…きっと、、、男であろうが女であろうが、一生を見届けて、連れ添って生きてゆける人がいるってことは、とても幸せなことなんでしょう。 別に結婚してるとか、してないとか、子供がいるとかいないとか、相手がどうとか…関係なくね。 最近とても思うのです。 「男と女」という関係が1番つまらないんじゃなかろうかと。。。 恋愛ものの小説や映画やドラマ、、多いけれど。 好きだ、嫌いだ、奪う、奪われる、、、多いけれど。。。見飽きた、聞き飽きた、というか。 夫婦もそうだけれど、結局行き着く先にあるのは「共に生きた」という実体であって、それは単に恋愛、或いは性欲みたいなものとは違う、、、なんていうのかな…究極の姿?なのかな。「同志」であって「戦友」であって、「親友」とも言えるし。。。 話しが飛んだけれど、一過性の欲のもつれを飛び越えて、根本的な結びつきを考えました。 だから、きっと、この物語りが好きなんだと思う。
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ついにこういう話が。仕方ないけど残念でした。 前巻が結婚式のハッピー巻だったのになぁ。 お父さんとお母さんの若かりし頃のアレコレ。本当に涙が出ました。 私も母を先に亡くし、今は父が一人で頑張ってます。シロさん、お父さんを大事にしてね、
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千波ちゃん達がお家にきたああああああと喜んでたらお母さん…。 でも確かにそういう年齢ではあるわなぁ。 ケンジはシロさんの分も2人分泣いてくれてるんだねえ。 お父さんがどうか少しずつでもいいから元気になりますように。
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