明日もいっしょに帰りたい の商品レビュー

織守きょうや(著者)

2025/08/03

どれもピュアで可愛い話でした。
ふんわり温かくて、お互いを大切に思っていて。

「いいよ」がお気に入り。
高校からの付き合いだけど、まだお泊まりもNGなピュアな関係。そこに忖度なくハッキリ物言う親友の存在がまたピリリとして良いアクセントになってました。

2025/08/03

どの話もかわいい話でした。最後の話以外はお互いに好意はあるけどまだ付き合ってるわけじゃない時の楽しさとか悩みとかが丁寧に書かれていた。

2025/07/31

青春百合小説。爽やかに恋心が描かれている短編集。人が誰かを好きになって、哀しかったり切なかったり嬉しかったり。甘酸っぱい恋心がとても可愛らしかった。百合小説はあまり好んで読まなかったけれど、気にならずに純粋に楽しく読んだ。面白かった。

2025/07/30

いわゆる"同性愛者”の、"マイノリティ”に分類されてしまう女の子達のお話。友情と恋愛の狭間にいるような彼女たちの初々しい姿と感情を真っ直ぐ現す言葉に、「誰かの“特別” になりたい」という思いは性別や世代や関係性を超える普遍的なものなんだなあと思った。

2025/06/30

「椿と悠」
「友達未満」
「変温動物な彼女」
「いいよ。」
女性同士のピュアな関係を描いた4話収録の短編集。

いわゆる百合小説と呼ばれるジャンルだが、友達以上恋人未満の彼女達の言動が初々しくてとてもキュート。

どの登場人物も一途に相手を想い、嫌われないように手探りで少しずつ距離を縮めていく姿が愛おしい。

近年ようやく世の中にLGBTQが認知されるようになって来たけれど、まだ偏見の目で見られる事は多いと思う。

でも彼女達の純粋さは何よりも尊い。
好きな人に好きと言える世界が当たり前になるといい。

彼女達の恋は今始まったばかり。

2025/06/29

すごくよかった。人を好きになるって本当に素敵なことだなと。年甲斐もなくキュンキュン。心に清流が流れるか如く読後が爽やかでした。

2025/05/31

百合、とかそんな言葉で括れない。
でもそんな括りの言葉で興味を惹かれて手に取る人が増えるといいなと思った。

人を好きになる。
誰かに恋をする、それってこんなことだ。
そんな恋の一番始まりのキラキラした大切なところを思い出させてくれる小説だ。
理窟でもなく理念でもなく、ただ「明日もいっしょに帰りたい」と思うこと。
学校の帰り道、二人で並んで、こぶし一個分くらいの絶妙に微妙な距離で歩く、ただそれだけが嬉しかったあの頃の気持ち。
「一緒に帰ろう」が、いつの間にか、
「一緒のところに帰ろう」に育っていって、伴侶になる。
性別が優先順位の上位でなければ承服できない人もいるだろうけど、
そうではない関係で繋がる伴侶も、自然の成り行きだなと感じさせてくれた。

読んでよかった。

2025/07/18

織守先生のピュア百合短編集！とってもとっても楽しみ(^^)心の栄養素♪
読了しました。大好物。大好き。
4編とも、真っ当で好ましい人物が、他の人では代わりになれない自分にとっての特別な人を見つけて、手料理を振る舞ったり(どれも茶色い物多めなのが好ましい)その人の好きだと思うところや敬意を言葉にして伝えたりして、想いを結んでいく物語。
たまにはこんな、好きと優しいとかわいいに溢れてる物語に耽溺したい。そんな欲望を叶えてくれる恋愛(未満含む)小説たちでした。