利益を生み出す 原価計算の教科書 の商品レビュー
原価計算は、経営の役に立って初めて意味がある。 これを言える人は本物だと思う。 会計コンサルの多くは、会計学にしか興味ないから。。。 でも、製造の現場、さらには経営の実態を反映させ、全体としての健康状況をみて、悪いところにドリルダウンし施策を考えることに資することが可視化の目的...
原価計算は、経営の役に立って初めて意味がある。 これを言える人は本物だと思う。 会計コンサルの多くは、会計学にしか興味ないから。。。 でも、製造の現場、さらには経営の実態を反映させ、全体としての健康状況をみて、悪いところにドリルダウンし施策を考えることに資することが可視化の目的だから。 トロッコの話はとてもわかりやすい。 製造工程が複数あれば、それぞれの工程が駅。 そこに、製品など原価を集計したい単位毎にトロッコを用意する。 トロッコは、製品毎、でも顧客毎、でも、ライン毎、でも良く、システムを前提とすればいろいろな角度で見れる。 各駅で、トロッコにはリソースが乗り込む。 原材料に加え、加工費。 さらには、別の乗り物の駅から来た人(間接部門からの配賦)も乗り込む(本書ではこの説明はない)。 このトロッコが行き着く先では、製品別などにコストが集計されるし、駅毎にもコストが集計される。 これが、ABCの基本的な考え方である、と。 久しぶりにウエットな会計書を読んだ。
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