この配信は終了しました の商品レビュー

青本雪平(著者)

2025/11/27

ミステリというかホラーというか。個人的には心霊系と暴露系の話が面白かったかな。
イトコさんが気になりすぎる。

2025/11/04

動画配信にまつわる短編集。
◯◯系という動画は見たことなかったので、内情が興味深かった。
作品紹介で連作となっているけど、連作感は薄い。
1話目が一番面白かったかな。

2025/10/23

アマゾンのおすすめに出てきたので読んでみました。

あらすじはあえてチェックせず、表紙の雰囲気だけで選んだのですが――想像と違った！
心霊系の話かと思っていたら、そうでもないんですね。
心霊×どんでん返しを掛け合わせたようなストーリーで、どの短編も登場人物が秘密を暴露することで立場が一変する展開が多かったです。

ただ最近、「どんでん返し」に対して昔ほど感動しなくなっている自分に気づきました。
感情面で共感できれば心を揺さぶられるのですが、そうでないと“こじつけ感”を感じてしまう…。
それだけこのジャンルに慣れてしまったということなのかもしれません。

本作は、動画配信者を主人公にした短編が5作品収録されています。
どの作品も、配信する側の承認欲求の強さがすごい。胸やけしそうなほどの“欲”が描かれていて、妙にリアルです。

それにしても、「動画配信」と一口に言ってもジャンルはさまざまなんですね。

・暴露系
・心霊系
・考察系
・救済系
・正義系

どれもうさんくさいのに、YouTubeという枠の中だと不思議と受け入れてしまう。
それがまた、ネットの怖さでもある――そんなことを考えさせられました。

2025/10/23

動画配信にまつわる話を集めた短編集。
『暴露系』知り合いの雑誌記者に、ある暴露系配信者についてのネタを譲ると言われた暴露系配信者の千里。迷いながらもタレコミ元に会いに行ってみると…。
『心霊系』いわく付きの心霊スポット・旧K邸に心霊系配信者が集められた。センパイの配信を手伝う大学生のおれも向かうことに…。
『考察系』人気配信者の社長に集められた考察系配信者3名。半年前に自殺した考察系配信者・テラー寺沢の死の真相を考察してほしいというが…。
『救済系』地方の新聞社で働く女性は、ある行旅死亡人の情報に目を止める。樹海で発見された、女性向けのキャラクター型リュックを所持していた男性の遺体。引っかかるものを感じ調べ始める…。
『正義系』私人逮捕を行なう動画配信者が、痴漢を捕まえようとして死亡させたと思い込み自殺した。その動画配信者はどういう人物だったのか…。

連作短編集というわりに繋がりは薄い気がする。全部違った系統の話にしたかったのかな。
『暴露系』と『考察系』はわりとすっきり読める。読後感も悪くない感じでミステリーっぽい。
『救済系』については動画配信ほぼ関係ないような気もしないでもない。毛色も違うような。キラリちゃんが悲しい。過去にできたらよかったのになぁ。
『心霊系』と『正義系』は謎にホラー感ある。特に『正義系』はモキュメンタリーみたいな感じだった。完全に暴走してる正義の持ち主だったけどかわいそうではある。

2025/09/24

動画配信をテーマにした連作短編集。

読む前に期待しすぎてしまったためか？あまり面白さは感じられず。連作短編ならもっと各話がリンクできていればもっと面白くなったような気がします。

一番好きなのは救済系。救いがないが。この話だけ配信の要素ちょっと強引に感じるけど。

2025/09/16

いろんな配信者さんたちの話。
でも同じ時代にいるので相互しあう。

暴露系
心霊系
考察系
救済系
正義系

と章が分かれていて、救済系と正義系は配信あんまり関係ない。

暴露系配信者、バクロオーのみどりちゃんの過去を暴露させようとする雑誌記者と、それにのるかどうか考える、配信者。

叩けばホコリが‥な人は暴露配信やめといたほうがいいよね。
なんで自分の事を暴露されないとしんじてるんだろうね。

心霊系は、
心霊系配信者を廃墟にあつめて数日間の間に、誰が最後まで残るか・・・っていうイベント？に参加。
それはまるで、毒虫を一つの入れ物に沢山いれて殺し合いをさせ、最後に残った最強の1匹・・・ってやる蟲毒のようだ

考察系は
半年前に死んだテラー寺沢という配信者。警察発表では自殺とされているが、
本当に彼は自殺だったんだろうか？
というのを、考察系配信者たちが集まって話をする。
最後にでてきたヒミコと名乗る女は、知ってるはずのないことを知っている・・？

救済系は
ある女性はなぜか行旅死亡人のサイトをよく見ていた。
誰かも分からず死んでいった人たちは、そこに至るまでどういう人生だったんだろう？
ある時目についたその行旅死亡人の体型が、知ってる人に似ていた。背が高くほっそりした男性だった。
だが彼の持ち物のひとつは、可愛い女の子が持つリュック。中身もどう考えても女の子が持つもの。女装とかにしては生理用品まではいらないだろう。
あのリュックは・・・家に帰れない帰りたくない少年少女がたむろって、その中で犯罪もあるあの広場にいた女の子の持ち物？
なぜ彼があの女の子のリュックっぽいものをもって、遠く離れた場所で亡くなって、その姿がわからないぐらい放置されていたのか？
彼はケサラギという配信の仲間だった。ケサラギは個人名ではなく団体名。
彼らは少年少女を救うという団体だったはず・・
そういえば、行旅死亡人のサイトを紹介されたのも彼だった。それって自分がいつかそうなることが分かってて、私に見つけてほしかったの？

正義系は
電車での痴漢をみつけては私人逮捕するという配信者がいた。
ある時その痴漢を大人数で取り押さえて、男は圧死してしまった。
それをみて、ミツルギサバキという配信者はその場で電車に飛び込んで死んだ。
彼はなぜ私人逮捕するような配信を始めたのか？
そしてなぜ、死んだのか？

って話。
最後に今まででてきた配信者がでてくるので、時系列的にこのままではないことが分かります。
You Tubeは私もよく見ているんだけど、これを読んで気が付いたのは
「あれ？私、配信者系の動画ってみてないわ」
ってこと。もっと身近な感じで読めるかと思ったけど「あ～そういう世界もあるのね～」ぐらいの感覚で呼んでました。
若い子で、〇〇配信者みたいなのをよく見ている人にはもっと刺さるんじゃないかな？

ホラーかと思ったら全然そうでなかったので、ちょっとホッとしましたｗｗ

2025/09/11

この手の作品が、だまし？みたいなのが多くて、今作も騙され作かなと思ったが、色々工夫が見られて思ったより面白かった。

2025/09/07

※
〜〜系を標榜する配信者たちの内側と裏側。

各話は別々のようでいて繋がりがあるので、
一話完結しつつも、一冊としても楽しめました。

時代の本だなという感想、勉強になりました。

2025/08/31

冒頭のどんでん返し、何となくは分かっていたけれど充分楽しめた。
この話が一番好みだったかな。

でも、
タイトル、表紙などちょっと軽めに思えるが、各話それなりに及第点は付けられる面白さはあった。

まぁ、夏休みの読書感想文には不向きです。

2025/08/27

動画配信を題材にした短編集で、どの物語も最後は驚愕するとのことで気になり購入しました！
個人的には、最初から疑ってかかって、結末を妄想してと進めたせいか、中盤からくる伏線と結末にあまり衝撃はないものの、全編を通してどこかに前の編の登場人物がいるなどの要素もあり、面白かったです！
個人的には“考察系”が一番驚きました！徐々に結末と驚きが迫ってくるのは感じられましたが、そのじわじわ考え良かったです。