酒鬼薔薇聖斗は更生したのか の商品レビュー
「更生」や犯罪に関する「少年」の曖昧さを考える内容。おおく、筆者の考えが織り込まれており、例えば行政に奉職する私の身からすれば「保存年限を過ぎた事件資料が処分されることの何がそんなにおかしいのか」という気もするが(「重大な」少年事件なんてものを、どのように整理し、何のためにアーカ...
「更生」や犯罪に関する「少年」の曖昧さを考える内容。おおく、筆者の考えが織り込まれており、例えば行政に奉職する私の身からすれば「保存年限を過ぎた事件資料が処分されることの何がそんなにおかしいのか」という気もするが(「重大な」少年事件なんてものを、どのように整理し、何のためにアーカイブするのか? アーカイブはもはや司法のためではない。最高裁判所の指針が変わっているなら大変興味深い)、筆者は(あるいは世論のある部分は)そんなことは許されるべきではないと語るわけであり、こうしたことに新鮮味はあった。 ただ、少年犯罪について、司法の曖昧さや少年そのものの枠組みの曖昧さ、メディアの取り扱いの変遷など、周縁について語りつつ、深堀りがあるわけではないので読後感としては「まあわかるけど…」となってしまった。特定ケースに関する情報が多いわけでもなく、少し期待外れではあった。ただ、こうした議論は忘れてはいけない、という意味で必要な本だとも。
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「更生」って一体なんなんでしょうね。制度上罪に問われない年齢でもSNSでは容赦なく容疑者の特定、拡散され制裁が下される。死刑制度がガラパゴス化した制度だとしても、残虐な犯行をしたものに関しては「少年」だろうと死刑を望む人は少なくない
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97年に起きた神戸連続児童殺人事件の犯人のその後が描かれてるかと思ったが、違ってた。 第7章から成り、酒鬼薔薇聖斗が更生したのか?と言う点を私は知りたかったが、少年犯罪者を取り巻く司法、家裁の問題や精神鑑定、実名報道の是非などを過去の色々な事件を挙げながら解説してある。
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この事件の関連書籍は、当事者・両親・被害者・その他の著者と、沢山読んできた。 その中でもタイトルで期待させる部分と中身の乖離が大きい一冊だった。 影響力の強い事件名を看板に掲げながら、実際には当該事件についての掘り下げはごく薄く、むしろ他の少年事件の紹介や、著者自身の“少年法...
この事件の関連書籍は、当事者・両親・被害者・その他の著者と、沢山読んできた。 その中でもタイトルで期待させる部分と中身の乖離が大きい一冊だった。 影響力の強い事件名を看板に掲げながら、実際には当該事件についての掘り下げはごく薄く、むしろ他の少年事件の紹介や、著者自身の“少年法とは何か”“成年との線引きはどこにあるのか”といった持論の展開が大半を占めている。 酒鬼薔薇個人の更生や心理に迫るどころか、そこに触れたと言える部分はほとんどなく、「このタイトルである必要、あった?」という疑問が最後まで拭えない。 タイトルが誘うテーマ性や問題提起への期待感に比べ、実態は“少年事件概論”のような内容に終始しており、読後感としては肩透かしに近い。 正直、『少年事件の判決──成年との境界とは』のようなタイトルの方が誠実だったのではないかと思うほど、“名前だけ借りた感”が強い。 問題意識自体は良いものなのに、看板と中身のすれ違いが目立ち、期待との落差が勿体ないと感じた。 題名が違えば…
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サカキバラに特化した内容というよりかは少年犯罪、少年法等について俯瞰的にみた本書であった。少年法の存在そのものが疑問視されている昨今、少年法特有の匿名性にメディアや我々が踊らされ、憶測が飛び交うその状況に改めて恐怖を感じた。広陵高校暴力事件の真相が明瞭になっていないにも関わらず、...
サカキバラに特化した内容というよりかは少年犯罪、少年法等について俯瞰的にみた本書であった。少年法の存在そのものが疑問視されている昨今、少年法特有の匿名性にメディアや我々が踊らされ、憶測が飛び交うその状況に改めて恐怖を感じた。広陵高校暴力事件の真相が明瞭になっていないにも関わらず、SNSで『正義感の暴走』をしまくる第三者と同じようなものだ。少年事件と発達障害とを結びつけようとしていることには納得させられた。無敵の人が誕生するのは、必ずしもその人本人だけの問題ではない、社会の状態や家庭環境等々、原因は多く考えられる。国家はそういった人たちのために全力を尽くすべきだと思った。
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図書館の本を選びに本屋さんに行こう! 2025年6月19日(木)15:30-17:00 西沢書店大町店 学生が選んだ本 ーーーーーーーーーーー 福島駅前キャンパス ーーーーーーーーーーー 酒鬼薔薇聖斗は更生したのか 不確かな境界 https://fclib.opac.jp/opa...
図書館の本を選びに本屋さんに行こう! 2025年6月19日(木)15:30-17:00 西沢書店大町店 学生が選んだ本 ーーーーーーーーーーー 福島駅前キャンパス ーーーーーーーーーーー 酒鬼薔薇聖斗は更生したのか 不確かな境界 https://fclib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=3019728
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最近“新書“に心奪われる。 タイトルがストレートに、入ってくるからかな? 『少年A』という少年犯罪。 もちろん“絶歌“も読んだ。 毎回読み終えていい気はしないのに、何回読んでる。 その後の彼。と書かれては… もちろん興味ある。読む。 “不確かな境界線“ 18歳、19歳は、成年...
最近“新書“に心奪われる。 タイトルがストレートに、入ってくるからかな? 『少年A』という少年犯罪。 もちろん“絶歌“も読んだ。 毎回読み終えていい気はしないのに、何回読んでる。 その後の彼。と書かれては… もちろん興味ある。読む。 “不確かな境界線“ 18歳、19歳は、成年であり子供ではないが、少年ではある。 ややこしい。 ややこしいことだらけ。 答えはひとつじゃないのか? 少年法の目的、“更正“ではなく“更生“ 過去の過ちをゼロにして、まっさらに生まれ変わるーー。 それが“更生(よみがえり)“なのか? は? 読み終えて、もやもや。 これが今の日本。
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タイトルの答えが最後まであやふやなままで、何を伝えたいのか分かりづらい書籍でした。 更生とは再犯をしないことだけなのか?という疑問。その点で言えば少年Aは再犯をしていない。しかし、、、という内容から、これまでの少年事件、そして、それぞれの法律における少年という存在の矛盾。どちらか...
タイトルの答えが最後まであやふやなままで、何を伝えたいのか分かりづらい書籍でした。 更生とは再犯をしないことだけなのか?という疑問。その点で言えば少年Aは再犯をしていない。しかし、、、という内容から、これまでの少年事件、そして、それぞれの法律における少年という存在の矛盾。どちらかと言えば少年事件の不確かさというタイトルが似合いそうな本でした。
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少年法について考えさせてくれる一冊。「18歳以上が成人です」となったが、法律によっては、少年の年齢が変わる非常にあいまいなものだとわかった。また、更生とは何であるかも考えさせてくれた。しかし、同じようなことが繰り返されるところがいくつかあったのが残念だった。
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世間を震撼させた未成年者による凶悪事件のその後。加害者達の現況はどうなのか?プライバシー、人権の問題はあるかも知れないが、とりわけ、殺人事件の場合、被害者の人権は永遠に奪われてしまったままで、加害者のそれは守らなければならない必要はあるのかと思う。加害者のアフターを報告することで...
世間を震撼させた未成年者による凶悪事件のその後。加害者達の現況はどうなのか?プライバシー、人権の問題はあるかも知れないが、とりわけ、殺人事件の場合、被害者の人権は永遠に奪われてしまったままで、加害者のそれは守らなければならない必要はあるのかと思う。加害者のアフターを報告することで抑止 になるのではないか。
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