最強に面白い 筋肉の科学 の商品レビュー
筋肉の重要さは、年を取るにつれ骨身にしみてわかってくる。 老親を見ていれば、やがてはわが身といやでも悟る。 そんなことで、2025年最後に読む本として、本書を選んだ。 多分ムックの形で出ていたのを、新書サイズにした版と思われる。 全ルビで、「博士」と「中学生」が対話するコラムが...
筋肉の重要さは、年を取るにつれ骨身にしみてわかってくる。 老親を見ていれば、やがてはわが身といやでも悟る。 そんなことで、2025年最後に読む本として、本書を選んだ。 多分ムックの形で出ていたのを、新書サイズにした版と思われる。 全ルビで、「博士」と「中学生」が対話するコラムがあったりするので、多分中学生くらいがターゲットか。 専門用語にルビがあるのは、本でしかこうした情報に触れない身にはありがたい。 この本にある用語にはそういうことはなかったけれど、意外と読み方が間違って覚えていたりすることがあるから。 人体各部の筋肉の種類、収縮の仕組みから説き起こし、効率よく筋肉を育てるための侍従トレーニングが紹介され、筋肉痛やつったときなどのケアの仕方、各部に効くストレッチへと続く。 最後はアスリートの筋力や筋肉の使い方の運動力学的な話や、ドーピングの話で締めくくられる。 このあたりが読んでいて一番面白かったところだ。 随所にあるコラムの中には、なぜか「キンケシ」の紹介まで。 1ページまるまるメモ欄だったりするのは、ムックだった時に広告が入っていたりしたところなのか? 本書から学んだことを列挙してみる。 筋肉量の増減に関わるのは速筋であること。 遅筋線維と速筋線維の割合はほぼ遺伝で決まっており、トレーニングでも変えられず、むしろ瞬発系・持久系か向いている方の競技を選ぶとよいこと。 現在は「遺伝子ドーピング」なる技術が生まれていて、たとえば筋肉の成長を抑える働きを持つ「ミオスタチン」というたんぱく質が働くことを阻害することで、トレーニング無しで筋肉を成長させるといった方法があり、検出困難であるとのこと。 わからなかった(もう少し知りたい)こともある。 筋肉量が多いと、筋肉が取り込める糖質の量も増えるため、糖尿病が改善するというところまではいいのだが、呼吸器疾患の死亡率も低くなるというのはどうしてか。 メカニズムが知りたい。 また、筋肉痛を防ぐには、一週間前から前日までにプレコンディショニングをすることが必要だそうだ。 痛みを予防したい筋肉を伸ばした状況で等尺性の運動を全力で数回行うとのこと。 予防できるんだ、と前向きな気分になったのは一瞬。 自分で実施するには、運動によりどの筋肉に痛みが出そうか予想できなくてはいけないし、それをどうやって鍛えるのかもわかっていないといけない。 もっと知識がないと無理だとわかり、がっかりする。 ストレッチは日課としてやっている。 2026年はもう少し筋トレをがんばろう。 ルーティーンがどんどん増えていくのが困るけど…。
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