僕の悲しみで君は跳んでくれ の商品レビュー
青い春とはまさにこの事。重い話もある中でも透明感が感じられる。もうすっかり記憶の片隅に追いやられていた私自身の高校の中庭の思い出も蘇ってきて泣きたくなった。 北海道の高校というのも親近感だし嬉しかった。文中に出てきた北海道弁、あえて言うなら道産子的には「何して」ではなく「なして」...
青い春とはまさにこの事。重い話もある中でも透明感が感じられる。もうすっかり記憶の片隅に追いやられていた私自身の高校の中庭の思い出も蘇ってきて泣きたくなった。 北海道の高校というのも親近感だし嬉しかった。文中に出てきた北海道弁、あえて言うなら道産子的には「何して」ではなく「なして」かな。
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図書館にて借りる、第772弾。 (京都市図書館にて借りる、第236弾。) 歌人で芸人が書いた青春小説。 まず、タイトルが良い。 歌人なので、短歌を作中に入れたいのは分かるが、無くても良かった。短歌が劇的な効果をもたらしていない。 しかしながら、物語の構成もキャラクターも...
図書館にて借りる、第772弾。 (京都市図書館にて借りる、第236弾。) 歌人で芸人が書いた青春小説。 まず、タイトルが良い。 歌人なので、短歌を作中に入れたいのは分かるが、無くても良かった。短歌が劇的な効果をもたらしていない。 しかしながら、物語の構成もキャラクターも良かった。ラスト、ちょっと過剰にドラマチックで感傷的な展開になり、冷める部分もあるが、全体としての完成度は高いように思う。 青春小説を読みたい方にはオススメしたい。 僕の感想で君も読んでくれ、と言いたい。 星はギリギリだが、4つ付けたい。 この面白さなら、次作も読みたい。
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タイトルに惹かれて。 素敵なタイトル!と思ったら、短歌を詠む方でした。そして芸人さん。多才! 青春ですね。青春でした。いやぁー、青春。 海のある街で青春時代過ごしたかったんだよなぁ。
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啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50403230 他校地の本の取り寄せも可能です
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
知っている芸人さんの小説。 非常に読みやすくあっという間に読了。 それぞれのキャラに好感が持てた。特に西岡先生が良い。 予想外の展開で、まさか壮平君が刺されるとは思わなかった。後半にはすっかり相川の存在を忘れていたのでビックリ。 松永が空港に行かなければ…と思うけど、直談判したおかげで…ともなる。 山田先生の元カノがキャラメルちゃんだったことも衝撃。作中に多々あるこのような細かい描写が好きだった。
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高校生の友情とちょこっと恋愛。教師のあり方もなるほどと思うところもある。登場人物の視点を変えながら高校時代の中庭ライブを軸に展開する物語。 成長していく姿が眩しい。
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爽やかでちょっとほろ苦い青春小説。 ちょっと純粋すぎるくらいかもと思っていたところ、最後に思わぬ展開。 著者らしい短歌も随所に効いてさすがです。 これからの行き先(芸人、歌人、小説)が気になりますが、発表作、楽しみにしています。
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めちゃくちゃ読みやすかった 会話の流れや場面の移り変わりに違和感がない 過不足がなくて小気味よい 本なのに映像を観ているみたいだった 登場人物が興味深い こんなに普通な平々凡々な主人公っていただろうかとおもった それがすごくリアル 普通な平々凡々な人間だって悩んだり挑戦したり失...
めちゃくちゃ読みやすかった 会話の流れや場面の移り変わりに違和感がない 過不足がなくて小気味よい 本なのに映像を観ているみたいだった 登場人物が興味深い こんなに普通な平々凡々な主人公っていただろうかとおもった それがすごくリアル 普通な平々凡々な人間だって悩んだり挑戦したり失敗したり成長したりするんだよなとおもった そして自分もそうだよなとおもえた
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まさしく青春! 高校時代の1ページである学校祭でバンド演奏をした 7年後その場所であった中庭が無くなることを知り再び演奏をしようと集まることになった この小説の中には短歌が隠れている 中でも私は 『選ばれた人じゃない ステージの上にいるのは そこを選んだ人だ』 という句が好きだ
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学校祭の中庭のライブで見た忘れられない瞬間が、壮平の跳躍。 この跳躍を再び思い出したのは、卒業後何年も経ってからあの中庭が無くなると知ったから…。 中庭とともに思い出が消えることのないようにもう一度、あの瞬間を見たいと。 青春の思い出が甦るが、彼らほど熱い思いはなかったよう...
学校祭の中庭のライブで見た忘れられない瞬間が、壮平の跳躍。 この跳躍を再び思い出したのは、卒業後何年も経ってからあの中庭が無くなると知ったから…。 中庭とともに思い出が消えることのないようにもう一度、あの瞬間を見たいと。 青春の思い出が甦るが、彼らほど熱い思いはなかったような気がする。 できれば彼らと時を過ごしていれば… いっしょに跳んでいたかもしれない。 みんなの分の悲しみは俺が背負うから、だからみんな跳べって、どれだけカッコイイんだよ。 彼らに希望や勇気を与えていたような西岡先生もカッコいい。 「目、貸して」ってちょっと言えそうもないけど力のある言葉だと感じた。 あのとき、見逃していたことや忘れていたことを思いだしたい… そうすれば、もしかしたら心に残る言葉があったかもしれないと思った。
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