1,800円以上の注文で送料無料

世界は宗教で読み解ける の商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2025/09/05

著者の「哲学と宗教全史」を脇に拝読。また理解が深まりました。「哲学と宗教全史」の近代西洋哲学以外の内容をコンパクトに更に分かりやすく、そして主な宗教ごとに分けて解説してあります。そして、現代の政治社会との関連も。本書から入って「哲学と宗教全史」に行っても良いかも。この新書サイズの...

著者の「哲学と宗教全史」を脇に拝読。また理解が深まりました。「哲学と宗教全史」の近代西洋哲学以外の内容をコンパクトに更に分かりやすく、そして主な宗教ごとに分けて解説してあります。そして、現代の政治社会との関連も。本書から入って「哲学と宗教全史」に行っても良いかも。この新書サイズの本にしては内容充実て分かりやすさも一流。さすが出口さん。

Posted byブクログ

2025/08/15

世界の主立った宗教の入門書。 これまで知らなかった事柄について、少しは知識が増えて楽しかった。 イスラム教のスンニ派とシーア派が何なのかなんて深掘りして考えたことは無かった。 そして今世界で起きている事に、どんな宗教の背景があるのか、本書を読んで今後ニュースを見る目が変わる気が...

世界の主立った宗教の入門書。 これまで知らなかった事柄について、少しは知識が増えて楽しかった。 イスラム教のスンニ派とシーア派が何なのかなんて深掘りして考えたことは無かった。 そして今世界で起きている事に、どんな宗教の背景があるのか、本書を読んで今後ニュースを見る目が変わる気がする。 時事やニュース、世界史や地政学に興味がある人は読んでいいかも。

Posted byブクログ

2025/07/13

出口治明さんの語り口が沁みてくるそんな本でした。 日本人は無宗教の人も多いし、寺と神社の区別なくいる人も多い。一番思うのはイスラム教について知らないことが多い。 こんなことを念頭に読みましたが、解説が上手ですねとてもわかりやすい。 中国の長い歴史で、儒教・法家・道家の棲み分けに...

出口治明さんの語り口が沁みてくるそんな本でした。 日本人は無宗教の人も多いし、寺と神社の区別なくいる人も多い。一番思うのはイスラム教について知らないことが多い。 こんなことを念頭に読みましたが、解説が上手ですねとてもわかりやすい。 中国の長い歴史で、儒教・法家・道家の棲み分けについても触れており成る程と思うものでした。

Posted byブクログ

2025/07/03

宗教の成り立ち キリスト教、イスラム教など、政治と結びつくことがあれば、迫害されることもある現場。宗教間の争いだけでなく、イスラム教のスンニ派とシーア派同士の身内の争いの歴史など、改めて知ることができました。 2050年の世界の宗教勢力を見ると、人口の減少する先進国と人口が増える...

宗教の成り立ち キリスト教、イスラム教など、政治と結びつくことがあれば、迫害されることもある現場。宗教間の争いだけでなく、イスラム教のスンニ派とシーア派同士の身内の争いの歴史など、改めて知ることができました。 2050年の世界の宗教勢力を見ると、人口の減少する先進国と人口が増える発展途上国の勢いの違いを感じることができました。

Posted byブクログ

2025/06/29

現在の世界情勢を知る上で必要な知識・背景を宗教を切り口にしてわかりやすく教えてくれる。 例えば、第2章 宗教がアメリカの政治で絶大な影響力を持つわけとは?で、 2023年10月にイスラエルを攻撃したハマス。積年の恨みが限界に達したこうした事象を紀元前597年に始まるバビロン捕囚...

現在の世界情勢を知る上で必要な知識・背景を宗教を切り口にしてわかりやすく教えてくれる。 例えば、第2章 宗教がアメリカの政治で絶大な影響力を持つわけとは?で、 2023年10月にイスラエルを攻撃したハマス。積年の恨みが限界に達したこうした事象を紀元前597年に始まるバビロン捕囚からユダヤ人の歴史を紐解いてくれる。まさに「歴史」だ。 いつも思うのだが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であるエルサレム。この地帯は歴史的に地球上でも独特な磁力があるように思えてならない。遠く東洋の島国に育った日本人にとって、中東という空気を感じなければなかなかユダヤ教などの宗教の本質を理解することは難しいように思える。 第7章 中国共産党と儒教の関係とは?では、秦の始皇帝時代の「焚書坑儒」。これは、儒教をはじめとする諸子百家の書物が焼かれ、学者が迫害されたのだが、出口さんは、事実とは異なるのではないかと疑問を投げかけている。これは墨家を狙い撃ちにした反体制思想抹殺プロジェクトではないかと。 そういう見方もできるんだなあと面白く感じた。 2019年出版の出口さんの著書『哲学と宗教全史』と併せて読むことお勧め。

Posted byブクログ

2025/06/05

 この著者の本は最近何種類も発行されて、さすがに乱発しすぎじゃないのと思っていたが、とてもいい本でした。池上ナントカさんの本は企画者が適当に編集している感があるけれど、この本はこの著者の意見や発想が随所に出てきて、今までよくわからなかったことを丁寧に教えてくれる。たとえば「最後の...

 この著者の本は最近何種類も発行されて、さすがに乱発しすぎじゃないのと思っていたが、とてもいい本でした。池上ナントカさんの本は企画者が適当に編集している感があるけれど、この本はこの著者の意見や発想が随所に出てきて、今までよくわからなかったことを丁寧に教えてくれる。たとえば「最後の審判」ってよくわからないし、なんでこんなこと信じているんだろうと不思議に思っていたのですが、ゾロアスター教まで遡ると全能の神がこの世界を造ったのになんで悪が蔓延るのか、その原点がわかります。神が造ったのだからはじめがあるし、終わりもある。終わるときには最後の審判が行われるんだという理屈らしい。この考え方に対し、インドで生まれた輪廻転生という考え方は、人は他の生物に生まれ変わって生きるということなので時間の経過が直線的ではなく、世界の終わりという発想もないということになる。世界に終わりがあるのだからそのときには審判があるのだということらしいのだ。 日本にいるとなぜこれほど宗教が影響力を持つのかわからないのだが、世界的に無宗教者は11億人しかいないのだ。そしてキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、ユダヤ教以外の「その他の宗教」は世界に5,800万人しかいないというのだから驚いた。世界中の人々は殆どメジャーな宗教で色分けされているという事なのだ。やはり宗教がわからないと世界はわからないのだ。

Posted byブクログ

2025/06/04

宗教は非合理的な迷信と捉える人が多いが、日本には宗教的要素が根付いている 。 科学が進歩しても、宗教の意義は失われない 。 ゾロアスター教の「最後の審判」概念が、後の宗教に大きな影響を与えた 。 「時間」の概念が、宗教の「死後の世界」や「輪廻転生」を生み出した 。 ユダヤ人の旧約...

宗教は非合理的な迷信と捉える人が多いが、日本には宗教的要素が根付いている 。 科学が進歩しても、宗教の意義は失われない 。 ゾロアスター教の「最後の審判」概念が、後の宗教に大きな影響を与えた 。 「時間」の概念が、宗教の「死後の世界」や「輪廻転生」を生み出した 。 ユダヤ人の旧約聖書は、民族結束のための創作されたもの 。 カルヴァンの予定説が、近代資本主義の精神的基盤となった 。

Posted byブクログ

2025/05/30

橋爪大三郎著の『世界は宗教で動いてる』 に比べると少しわかりにくかった 情報の羅列のみといったような感じ

Posted byブクログ