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小さな魚 新版 の商品レビュー

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2025/05/12

1975年? に翻訳されたこの本が、なぜか、今月復刊されました。 小さい魚、というのは戦争孤児になった子どもたちのことです。 イタリア戦火のなか、必死で逃げ惑う3人の子どもを描いたこの本は当時衝撃的でした。なぜなら日本の戦争ものは、ほとんどが自分たちがどんなにひどい目に遭ったか、...

1975年? に翻訳されたこの本が、なぜか、今月復刊されました。 小さい魚、というのは戦争孤児になった子どもたちのことです。 イタリア戦火のなか、必死で逃げ惑う3人の子どもを描いたこの本は当時衝撃的でした。なぜなら日本の戦争ものは、ほとんどが自分たちがどんなにひどい目に遭ったか、で描かれていて(そして確かにそれはそうで、彼らは被害者なのですが)では、なぜそうなったのか、誰が悪いのか、人間はなぜこんなことをするのか?というような深い考察は日本の物語にはなかったからです。 外国の本は“考える”んだ! というのは衝撃でした。 新たにウクライナ戦が始まってしまった今、この本はもう一度読まれるべきだ、と冨山房は考えたのかもしれません。 読むべきだと思います。 児童文学として出された本ですが、今は大人の本、として、大人たちが……。 そういう意味では新しい本だといえるのかもしれません。 「戦争は女の顔をしていない」 や 「チェルノブイリの祈り」 と並んで、いま大人が読むべき本として……。 2025/05/13 更新

Posted byブクログ