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おいしいごはんが食べられますように の商品レビュー

3.6

680件のお客様レビュー

  1. 5つ

    101

  2. 4つ

    254

  3. 3つ

    227

  4. 2つ

    39

  5. 1つ

    15

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2026/04/16

食べることから、個人の価値観の違いにアクセスしていくそんな本だった。 ご飯のために旅行する人もいれば、ただの生命維持に思ってる人もいれば、情を込めて作るのがいいと思っている。 そんな人達の職場での、同調圧力の気持ち悪さがとかが食を絡めて展開されていく。 このどうしようも無さは、...

食べることから、個人の価値観の違いにアクセスしていくそんな本だった。 ご飯のために旅行する人もいれば、ただの生命維持に思ってる人もいれば、情を込めて作るのがいいと思っている。 そんな人達の職場での、同調圧力の気持ち悪さがとかが食を絡めて展開されていく。 このどうしようも無さは、この作品では食にフォーカスされているけど、恋愛感とか他のことでも同じことが言える気がする

Posted byブクログ

2026/04/15

鈍器で殴られたかのような裏切り本。 読了後にそう感じました。 タイトルは「おいしいごはんが食べられますように」 初めて読む時は、グルメがキラキラ輝くストーリーだと思っていたが、これはどこか日常に必ずある、社会風刺作品でした。 登場人物は主に二谷、押尾、芦川の3人。 面白いのが、...

鈍器で殴られたかのような裏切り本。 読了後にそう感じました。 タイトルは「おいしいごはんが食べられますように」 初めて読む時は、グルメがキラキラ輝くストーリーだと思っていたが、これはどこか日常に必ずある、社会風刺作品でした。 登場人物は主に二谷、押尾、芦川の3人。 面白いのが、前職場でハラスメントを受け異動してきた芦川さん。体調不良や頭痛で早退や欠勤を繰り返す彼女に対して、職場からはみんなでか弱い彼女を守ろう。どこの職場にもいそうなヒロインである芦川さん側の視点は一つもないところでした。 それを是として仕事のしわ寄せを受けている押尾さんと、二谷が「ごはん」という人間として欠かせないものを巡って問題提起をお互いの視点で微妙に違う感想を2人が持っているのが読み進めていて、自分のこととリンクして殴られているような感覚に陥りました、、。 あんまり人にオススメすることはできないけど、 この多種多様な人間関係をここまで精密に描ける高瀬さんを本当に尊敬します、、衝撃でした。

Posted byブクログ

2026/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このほっこりするタイトルとゆるい装丁のイラストから誰がこんなストーリーを想像するだろうか。 それくらい裏切られた作品だった。 整えられたキッチンで作ったおいしいご飯を大切な人と囲む時間がメインに描かれたごはんもの小説だと思いページを進めていくと、そんな描写はどこにもない。 ギスギスしたオフィスでのやりとり、「生きるための義務」のような形で食事を摂る男の人、彼の食生活を想って手作りを届ける彼女。 なんだかざらざらした空気を感じずにはいられない。 いろんなごはんが出てくる食べ物系小説はいつも読みながらお腹が空くがこの小説は逆だ。 食べ物の描写はたくさん出てくるのになぜか食欲が削がれるので要注意だ。 芦川さんのような人、職場にいるんだよなあと思いながら読んだ。善意の押し付け、って断る方が嫌なやつにされちゃうんだよなあ、とも。 このタイトルはきっと芦川さんが伝えたいことであり、二谷さんを苦しめるワードでもある。2人の中を隔てる一文だなと。 忙しくても体にいいものを!なんて手軽に口にしていたが、忙しい人にとってはそれは呪いの言葉にもなるんだなと知った。 手作りを押し付けてくる彼女に嫌気がさしながらも、かわいいところもあり、自分にはこれくらいの人がおあつらえ向きなんだと受け入れて付き合う二谷。 芦川さん目線の描写がないのでわからないが、私的に彼女は二谷の思っていることには気づいていると思う。気づいていて、見ないふりをしながらも 「私みたいな人が結婚相手に相応しい」と実感しているからこそ、付かず離れずの距離をとっているのかなと思う。 お互いの利害の一致で一緒にいるのではないかなと。 短いページの中にこんなにも居心地の悪さの詰まった小説は初めて。 結婚後の2人を少し見てみたくもある。

Posted byブクログ

2026/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルや表紙からは想像がつかない話だった。 勝手にほっこりした話やエッセイみたいなご自愛本なのかと思って購入したので、驚きましたが面白かったです。 私はご飯に楽しみを感じているタイプだし、料理を作ることも好きなので共感は少なかったですが、食事をただただ栄養補給としている人にとって食事に質や意味を求められるのは本当に苦痛だろうなと思いました。 唯一共感した部分は味に感想を求めてこないからただ私が美味しいと感じるだけでいいのが良いみたいなニュアンスのセリフでした。

Posted byブクログ

2026/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この毒々しさと真実が語られてる感じ好き、 私は正面からぶつかってく押尾さん推し! そして二谷のような卑怯な人間が大嫌い(笑) “正しいか正しくないかの負に見せかけた、 強いか弱いかを比べる戦いだった。 当然、弱い方が勝った。 そんなのは当たり前だった。” の文章に詰まってる理不尽と 人生かけて戦ってるけど たしかに弱い方が勝つ確率は圧倒的に高い。 けど時として【正しいか正しくないか】の戦いに 引き戻してくれる外的力が加わることもあって そうすると必ず勝てる。正義は勝つ!!! これだから人生って楽しいよね、と私は捉えてる。 “正しさ”が全てではないと去年学んだけれど 少なくとも私は正しい人間でありたいから。

Posted byブクログ

2026/04/13

押尾さんにわかるなあと共感するところもあるけれど、基本的に登場人物を好きになれなかった。 本当にこんな会社があったら私は流されたり同じくケーキを捨てたりするんだろうか。いやさすがにそんなことはできないからきっと他の人たちみたいに『おいしいっ』なんて言いながら愛想笑いするんだろう...

押尾さんにわかるなあと共感するところもあるけれど、基本的に登場人物を好きになれなかった。 本当にこんな会社があったら私は流されたり同じくケーキを捨てたりするんだろうか。いやさすがにそんなことはできないからきっと他の人たちみたいに『おいしいっ』なんて言いながら愛想笑いするんだろうなあ。 何て考えて自分の嫌な部分をみてるみたいで少しモヤモヤ あたたかい話が好きだから好みではなかったな。 でもさくっとすごく読みやすかった。

Posted byブクログ

2026/04/13

主人公の二谷は文学部に行きたいと思いながらも理系に行ったり、付き合う人は決まって自己主張が少なくにこにこしていて優しい感じの人という、「こういうのが正解」というのを選択してきている人なんだろうと思った。そこに幸せなどはないが、まぁ正解を選択しているから「良し」なのだろう。 芦川さ...

主人公の二谷は文学部に行きたいと思いながらも理系に行ったり、付き合う人は決まって自己主張が少なくにこにこしていて優しい感じの人という、「こういうのが正解」というのを選択してきている人なんだろうと思った。そこに幸せなどはないが、まぁ正解を選択しているから「良し」なのだろう。 芦川さんは猫を助ける押尾さんに対して「私にはできない」と線引きをしたり、体調が悪くなると帰ることに悪びれることもなく、それらを当たり前にできてしまう感覚や、人数分のお菓子がないのに会社に持ってきてしまうあたり自己満足と欺瞞の塊だ。 芦川さんのような人が職場にいたら私も「うざいな」と思ってしまうと思うが、押尾さんのように晒しあげられた人に対しても非難をする、今回の登場人物には出てこないけれどずるい役回りをするだろうなぁと思う。 もう一人ケーキを捨てていた人がいたように他にもケーキを捨てないとはいえ芦川さんに対してよく思っていない人もいたと思うが、そんな人たちだって我関せず押尾さんを避難するのだろう。 結局もう一人のケーキを捨てていた人は誰だか分からなかったし最後ふたりが結婚までいくのかははっきりしないけれど、白黒つけないのも日常らしかった。 読んでいてどの登場人物も好きになれないけれど、「あぁこういう人いるよね」と想像もできてしまうからどんどん読み進めてしまう。 読後感は良いものではなかったので星にすると評価は低いが、誰かと議論したくなる内容でおもしろかった。

Posted byブクログ

2026/04/12

仕事があまりできなくて、体力もないので休みがちな芦川さんに対して、何でこっちがそのカバーしないといけないんだ。と、負の感情を抱く気持ち、わかってしまうなあ、、、そんな自分が嫌だなあと思った。 押尾さん、二谷さんは、仕事もできるし、体力とあるから、どこでもやっていけるだろう。実際...

仕事があまりできなくて、体力もないので休みがちな芦川さんに対して、何でこっちがそのカバーしないといけないんだ。と、負の感情を抱く気持ち、わかってしまうなあ、、、そんな自分が嫌だなあと思った。 押尾さん、二谷さんは、仕事もできるし、体力とあるから、どこでもやっていけるだろう。実際、押尾さんは、職場に居づらくなり,転職をし、二谷さんは異動した。 芦川さんのような弱い人間は、見下されていても、周りに気を使われながら、そこにしがみつくしかないのだろう。。 押尾さんと二谷さんがいなくなった後、手作りケーキを捨ててていたもう1人のウンザリしていた人がどうなるのか,気になった。

Posted byブクログ

2026/04/11

タイトルが凄く好きでいつか読んでみたいと思っていた作品。 優しい祈りのようなタイトルとは裏腹に、読んでいくうちに、黒くドロっとした卑屈な感情に蝕まれていく苦しい作品だった。 噂好きで自分の正義を振りかざすパートのおばちゃん、特別扱いされて面倒な仕事からは逃げるのにいい子いい子と持...

タイトルが凄く好きでいつか読んでみたいと思っていた作品。 優しい祈りのようなタイトルとは裏腹に、読んでいくうちに、黒くドロっとした卑屈な感情に蝕まれていく苦しい作品だった。 噂好きで自分の正義を振りかざすパートのおばちゃん、特別扱いされて面倒な仕事からは逃げるのにいい子いい子と持て囃されるあざとい芦川、そんな芦川の皺寄せを受ける若手の押尾、芦川のことが苦手で見下しているのに付き合い続けて思ってもないことばかり表に出す二谷。 登場人物ほとんど苦手だった。特にあの噂好きのおばさん。 他人のプライベートにづかづか入り込んできて、聞いてもないのに情報を広めるようなやつ。 〇〇があなたの悪口言ってたよ〜みたいなことする一番性格悪いやつだと思う。 謎の正義感があって、いらぬお節介を焼いてくるのもキツい。 自分のことばかり考えているような人たちが沢山いて、あんな環境にずっといたら腐りそう。 押尾に一番共感した。 私も職場でその場で食べるしかない食べ物配られるの苦手だし、セクハラされてんのにむしろ嬉しそうにしたり何なら自分からボディタッチとかしにいく人も「うわぁ」と思う。手伝ってもらって当たり前のような態度を取る人には疑問に思うし、その免罪符で食べ物配られてもそれは違うんじゃない?と思う。無駄に群れてきゃーきゃー騒ぐ時間もいらないし、同調圧力もキツい。仕事に取り組む過程や結果を見た上で正当に評価をしてほしいと思う。 押尾が「芦川さんのことを嫌いでいると何でも許せる。だから彼女が嫌いだ」と言っていて、そういう感情を持つ自分を受容出来ているのは凄いことだと感心した。 出来る押尾が報われず芦川が良い思いしてるのは理不尽だったけど、現実でも真面目な人が割を食うことは多々あるのかなぁ。 二谷はあの環境で壊れちゃったのかな。 あのまま芦川さんと付き合ってても二谷は我慢してばかりで、芦川さんも本当に愛されることは一切ないと思うのでお互いキツいだけだろう。 最後の送別会のケーキのくだりなんか、無理しすぎていて可哀想だった。本当の二谷が表層のどこにもいなかった。 芦川も何をしたいのか本人の意思が全く見えなくて、実は二谷のように闇を抱えていたりする可能性もあり怖い。 読みやすかったけど、読んでいて胸の内にドロドロした嫌な感情が湧いてきて、自分には合わない作品だった。 でも読んだ人と語りたくなる〜

Posted byブクログ

2026/04/10

 登場人物、ほとんど嫌い。むかつく終わり方。ながらも面白く読めてしまう一冊。カフネの時に感じたあの感じを再び感じました。でも、こちらは嫌いながらも共感してしまう一文が光りました。

Posted byブクログ