整え上手になるための メンタル歳時記 の商品レビュー

木村好珠(著者)

2025/09/20

個人的には結構好きだった。

メンタルのこと、またそれに付随する不調などの対処方？、整え方、考え方などは割と読んでいるがそれを自律神経を基に季節によって考えるというのははじめて読んだ。内容に季節関係ないよね？って思うところもありMAX良かった！ではなかったけどかなり参考になった。

私自身春、夏と調子を崩しやすく、何故なんだろうとか考えて自分の中ではこういう理由かなとは考えたことはあったがこうしてそれぞれの季節の条件を基に自律神経の観点から読むのは勉強になった。

2025/05/04

本書は、季節の変わり目に起こりやすい心身の不調に着目し、メンタルを季節に合わせて整えるヒントを提供する。その鍵となるのが自律神経。緊張状態の交感神経とリラックス状態の副交感神経のバランスが重要であり、ストレスや睡眠不足、そして季節の変化で乱れやすい。

春: 環境変化による適応障害や五月病/六月病に注意。無理せず休息を。
梅雨: 湿気（湿邪）による不調（頭痛、だるさ）。
夏: 夏バテだけでなく夏季うつの可能性も。生活習慣の維持が大切。
秋冬: 日照時間減少による季節性感情障害、長期休暇明けの正月病に注意。

日常のストレスは避けられない。特に燃え尽き症候群（完璧主義者に多い）や介護疲れ（レスパイトケア活用）、喪失体験（悲しみは正常なプロセスと理解）には注意が必要。周囲に頼ることも大切。

メンタルケアの基本は自分の状態把握と質の高い睡眠。必要に応じ薬物療法も選択肢となるが、医師の指示に従う。リラックス法（深呼吸、ツボ押し）、バランスの取れた食事と運動、物事の捉え方を変えるリフレーミング、そして「推し活」のような楽しみを見つけることも有効。年間を通して自分に合ったケアを続けることが重要。