交番相談員 百目鬼巴 の商品レビュー
「教場」が、話題になる前の「傍聞き」を、最初に読んで、好きになった作者である。 「教場」も、面白かった。 人の動き、癖など、ちょっとした事に、犯人を 突き止める事に、課題を出す 警察学校の教官。 先日、「199」を読んだ。 パラハラなど、内部でしか 解らない事で、殺意を抱いて...
「教場」が、話題になる前の「傍聞き」を、最初に読んで、好きになった作者である。 「教場」も、面白かった。 人の動き、癖など、ちょっとした事に、犯人を 突き止める事に、課題を出す 警察学校の教官。 先日、「199」を読んだ。 パラハラなど、内部でしか 解らない事で、殺意を抱いてしまう。 今回の交番相談員である 百目鬼巴(どうめき ともえ)さんが、主人公。 名前は怖そうなのに、温厚そうな雰囲気で、推理力抜群! 6話からなる。 パラハラで、自殺した友人。 そんな上司に、復讐したいと、…… 燕の巣で、子育している姿で、事故死が、おかしいと、気付くなんて凄い! さてさて、平本さんは、その後、どうするのだろうか? 交番の友に 差し入れの 海鮮丼。 海鮮丼に隠した物を取り戻すには……轢死体を見せる事…… 何も恨みの無い人間を死なせてしまった自責の念。 逆さ眼鏡。どんな風になるか?理解し難いが、感覚が麻痺状態になるのだろう。 外したときの違和感が、交通事故を犯す。 外科手術をしたことがあるけど、このような骨をメモ代わりに傷つけるなんて…… それで、犯人の車のナンバーが、わかる。 その犯人は…… カミツキガメが、腐乱死体を見つけ出す。 そんな発想をよくしたものだと、小説を読みながら、思う。 しかし、飼育は、難しいらしい。 不可能に近いと言われて、行動したのは……巴さんも、了解済みに、女同志の秘密! 最後の作品には、びっくり! どのようなのかは、未だに理解し難いけど……ファックスの方法が、座標で、似顔絵が 送信出来る事に、……こんなトリックが、小説に記載される事に、驚く。 そういえば、「119」でも、声のヘルツで、番号を 伝える事が 出来る内容が 書かれていた。 作者 長岡弘樹氏は、どれほど 文献を 読んでいるのだろうと、トリックの凄さに 驚きながら 本を閉じた?
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警察官の闇が凄くないか?こんだけ警察官が犯罪犯していいの…?と思ってしまった笑 百目鬼さんが謎を解いていくけど、あまり彼女の魅力とかはそこまで詳しく描かれていなく、淡々と進む印象。
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百目鬼巴(どうめき ともえ)。連作短編集。警察を定年退職し、非常勤の交番相談員になった。色々な署、駐在所へ行っては謎を解く。 ・「裏庭のある交番」・・・パワハラで自殺した同期の復讐。 ・「瞬刻の魔」・・・脱法ドラッグに手を染めてしまった、エリート同期の犯行に気づく。 ・「曲がった残効」・・・同僚に思いを寄せている女性警官。相手の彼が忘年会の余興について悩んでいるので、「逆さメガネ」のことを教えてあげる。 ・「冬の刻印」・・・ひき逃げ事件が起こった地域。主人公の警官怪我をしやすいため病院に通うことが多い。そこの医師は事件前に車を見かけたという。ただ老年なのでナンバーを忘れてしまった。 ・「噛みついた沼」・・・二人とも警察に勤める夫婦。カミツキガメを見つける。夫は留置所に勤務するが、そこで聞いた犯人の寝言が事件解決のきっかけになるのではと思う。 ・「土中の座標」・・・山の中にある駐在所。臨時として向かう主人公。彼は上役の娘と結婚が決まっていたが、駐在所の近くに関係を持った女性がいる。別れ話をしようとし、はずみで殺してしまった。 ほとんどの作品は警察関係者が犯した罪を暴く。犯罪を起こした主人公はもちろんのこと、事件を捜査するカミツキガメの夫や、逆さ眼鏡の署員にしても、もう少し考えて行動したら、もっといい方法があったんじゃないかなと思ってしまう。どちらにしろ、ここの地域が不安。
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定年後の非常勤交番相談員として勤務する百目鬼巴さん。 名前はいかついけど、穏やかな普通のおばさんに見える。 でも、事件の話を聞いただけで真相を導き出す凄い人。 そんな短編集 以前、警察小説アンソロジーで『噛みついた沼』を読み、すっかり百目鬼さんに魅せられてしまった。 この本は...
定年後の非常勤交番相談員として勤務する百目鬼巴さん。 名前はいかついけど、穏やかな普通のおばさんに見える。 でも、事件の話を聞いただけで真相を導き出す凄い人。 そんな短編集 以前、警察小説アンソロジーで『噛みついた沼』を読み、すっかり百目鬼さんに魅せられてしまった。 この本は、百目鬼さんに焦点をあてたのではなく、百目鬼さんを通して非違事案を起こしてしまった警察官を語っている。 個人的には、監察官じゃないんだから普通の事件解決も見たかったなと。 ちょっとお腹いっぱい…。 そもそも、百目鬼さん視点の描写が皆無なので、彼女が心の内で何を考え感じているのか全く分からず不気味。 とても面白い本ではあったので、シリーズ化するなら普通の事件解決と百目鬼さんの過去を見たいな。
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6つの短編、どれもブラックでちょっとぞくっとするオチがすばらしい。 本の紙ってすごく臭いを吸うってこと、図書館を利用する人知ってるかなあ。たばこ臭は論外だけど、(たぶん)女性の香水系の匂いもかなり不快、香害です。この本もくさかったのでついぐちってしまいました。
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長岡弘樹さんの作品はいつも後味が悪いが、表紙の雰囲気につられて読んでみたが、やはり後味が悪い。いっけん見た目はおばさまなのに、鋭い観察力で事件の真相を明らかにしていく。さらっと読めて、面白かったが、しばらく長岡さんの作品は読むのをやめようと思った。
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のどかな駐在所を舞台にした「日常の謎」を期待してページをめくったが、良い意味で裏切られた。長岡弘樹が描く世界は、単なる穏やかな人情話では終わらない。 元警察事務職員で、今は交番の「相談員」を務める主人公百目鬼巴のキャラクターがいい。彼女の武器は、長年の経験に裏打ちされた「違和感...
のどかな駐在所を舞台にした「日常の謎」を期待してページをめくったが、良い意味で裏切られた。長岡弘樹が描く世界は、単なる穏やかな人情話では終わらない。 元警察事務職員で、今は交番の「相談員」を務める主人公百目鬼巴のキャラクターがいい。彼女の武器は、長年の経験に裏打ちされた「違和感を見逃さない目」と、おばちゃんらしい(?)お節介さと鋭さのバランスだ。 さらにこの作品集の醍醐味は、いわゆる倒叙(とうじょ)ミステリーの形式をとっている点だ。犯人が最初から登場している、あるいは…である。主人公は、犯人のちょっとした「言い間違い」や「矛盾」を、雑談の中から鮮やかに拾い上げていく。このプロセスが非常にスピーディーなので、「なるほど、そこを見抜くか」という爽快な気分になり、一話読み終えるたびに、濁った水が澄んでいくような納得感がある。 著者の長岡弘樹さんといえば、あの厳しい警察学校を描いた『教場』が有名だが、本作はその「厳格さ」をエッセンスとして残しつつも、よりマイルドで人情味のある作風になっていて、じっくりと知的な刺激と、型にはまらない「正義」の清々しさを味合える一冊である。
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『百目鬼巴』。名前はいかついが、警察官を定年退職した、腰穏やかな交番相談員のおばあちゃん、、、のはずが外見に惑わされてはいけません。色んな意味で予想を斜め行く上な内容で驚きっぱなし。思った以上にビターな話ばかりだった。警察の人も人間だもんな…と妙に納得。
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百目鬼巴 聞き覚えがあるなと思ったら、一章目は他のアンソロジーで既読だった。 清濁合わせ飲めるようになるには、それまでどんな経験をしたんだろうね?と思わせます。
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好きな作家さんなんですが… 短編集で1話目を読んで2話目を読み始めると、なんとなく、オチがわかってしまう… 警察官っていろいろあるのね…小説の中も、現実も!
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