ホークスメソッド の商品レビュー
ファンとして外から見ていれば、組織編成やスカウト、トレード、戦力外など、いろいろ不満な部分もあり、行き当たりばったり感はあるが、これを読めば全て根拠があることがわかる。 また、先々を見据えていることもよくわかる内容で、読んだ後の初めてのオフシーズン、チームから発表されることも非常...
ファンとして外から見ていれば、組織編成やスカウト、トレード、戦力外など、いろいろ不満な部分もあり、行き当たりばったり感はあるが、これを読めば全て根拠があることがわかる。 また、先々を見据えていることもよくわかる内容で、読んだ後の初めてのオフシーズン、チームから発表されることも非常に納得感があり、より応援したくなった。
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はじめに:常勝軍団ホークスの強さを探る 本書は、プロ野球チーム・福岡ソフトバンクホークスが、なぜ勝ち続けるチームであり続けるのかを探るものであり、経営難からソフトバンクによる買収、そして「めざせ世界一!」のスローガンを掲げる孫正義オーナーの経営姿勢、チームの歴史的背景から説き起こ...
はじめに:常勝軍団ホークスの強さを探る 本書は、プロ野球チーム・福岡ソフトバンクホークスが、なぜ勝ち続けるチームであり続けるのかを探るものであり、経営難からソフトバンクによる買収、そして「めざせ世界一!」のスローガンを掲げる孫正義オーナーの経営姿勢、チームの歴史的背景から説き起こします。 組織改革と育成部門の革新 本書では、ホークスの強さの根幹をなす「組織風土改革」と「人材(選手)のポテンシャルを評価・比較する手法の探究」に焦点を当て、メジャー球団をモデルとした評価方式やスカウティングにおけるデータ活用の可能性、そして3軍制やコーディネーター制の導入など、育成体制の変革について詳細に解説します。 指導の一貫性とR&D部門の役割 リーグ優勝を逃し続けた過去を踏まえ、投手王国を目指す工藤監督の下での指導一本化の試み、そして育成組織の拡大に伴い浮上した課題、R&D(研究開発)部門による最新鋭のピッチングマシン「ipitch」の導入、元選手による打撃理論の継承など、チーム強化に向けた具体的な取り組みを紹介します。 「ホークスメソッド」の確立とその本質 育成組織を円滑に機能させるために策定された「育成マニュアル」、その根幹をなす「ホークスメソッド七か条」について解説します。「主役は選手」という認識のもと、選手の個性や自主性を重んじ、「一芸・長所」を伸ばす育成、コミュニケーションを重視する「コーチング」の重要性を強調します。 常勝チームを支える組織文化 王貞治会長の「直すんじゃなくて、伸ばすんだ」という指導哲学、主力選手が出続けることの重要性、歴史の継承、そして小久保裕紀監督によるチーム統率など、ホークスの強さを支える組織文化、指導者の役割、そして選手に求められる姿勢について解説します。 世界一への挑戦と育成の未来 「めざせ世界一!」という壮大な目標を掲げるホークスが、チームとしてさらに成長するために必要な意識改革、チーム内での競争意識の醸成、そしてコーチやスタッフの実力主義に基づく昇格制度の必要性など、未来への展望について議論します。 フロントのサポートと勝利への飽くなき追求 フロントによる改革はあくまで現場のサポート役であり、野球という競技における運の要素も考慮しながら、「勝ち続けるチーム」である理由を、「めざせ世界一!」という目標への本気度であると結論づけます。しかし、不確実性も存在する中で、フロントと現場が一体となって勝利を目指す姿勢の重要性を示唆します。
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ちゃんと組織としてホークスを強くしようという取り組みがいろんな側面から書かれていて、めちゃくちゃ面白かった!
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