九条の大罪(14) の商品レビュー
この巻では、伏見組の出雲が京極の弟分として出所してくる場面から物語が始まる。出雲は、京極を陥れた人物を追っている。京極は第9巻で逮捕されており、その際には九条弁護士や壬生も共に逮捕された。しかし、壬生は伏見組の弾薬庫を警察に届け出ていたため、九条弁護士とともに早期に釈放されたの...
この巻では、伏見組の出雲が京極の弟分として出所してくる場面から物語が始まる。出雲は、京極を陥れた人物を追っている。京極は第9巻で逮捕されており、その際には九条弁護士や壬生も共に逮捕された。しかし、壬生は伏見組の弾薬庫を警察に届け出ていたため、九条弁護士とともに早期に釈放されたのである。 出雲は、京極に敵対する三人の人物を殺害し、ペット火葬車を用いて彼らの遺体を灰にし、海に捨てるという行動も描かれる。この任務は、伏見組の久我、百井、曽我部に委ねられる。 出雲は、宇治と会う。出雲は、兄貴分よりも良い車や時計を持つことは望ましくないと告げると、宇治はそれらを差し上げると返答する。出雲は、京極の兄貴に贈り物をしたいと考え、本に関する相談もする。宇治は、司馬遼太郎や菊池寛といった歴史物の本や、『ハンター×ハンター』のような作品を提案する。 刑務所にいる京極の目は、人を殺めた者の目と類似しており、まるでビー玉のように透き通っていて、焦点が合っているのか合っていないのか判別しづらいと表現されている。 出雲は九条弁護士に会いに行き、伏見組の武器庫を警察に密告した壬生の手際の良さを問題視している。 また、百井は薬を販売して月に500万円の収入を得ており、曽我部に対して教育を施している。百井はビジョンボードを作成し、成功者はポジティブ志向であるのに対し、敗者は常に何かに怯えていると語る。佐々木求馬は、久我の車にトラブルを起こし、久我から300万円を請求される。求馬はその金額を百井に頼む。さらに、曽我部は中川さんのもとに入り込み、中川さんは風俗で一日7万円稼ぎ、それを全て求めに貢いだという。 久我は壬生の自動車整備工場を利用しているが、その工場の管理人は九条弁護士である。求馬は曽我部に対して上納金の支払いを命じ、曽我部は困惑を抱いている。 全体として、登場人物の人物像や関係性が複雑であり、多くのキャラクターの絵が似通っているため、注意深く漫画を読む必要がある。登場人物の関係性や役割を把握しづらい部分が散見されるため、集中力を持って読むことが求められる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 伏見組・京極の弟分・出雲が刑務所から出所。「京極のアニキは誰にはめられたのか……?」疑問を抱いた出雲の陰湿で粘着質な探索がはじまる! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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九条先生の出番はあまりなし。 ウシジマ君もそうだったけど、単なる半グレ・暴力団マンガになってきた。 カバー折り返しの作者ポエムは健在。
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