ブレイクショットの軌跡 の商品レビュー
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様々な視点からの物語は好んで良く読むのだがこの小説は内容があまり頭に入ってこなかった。人気著者でかつ売れている本なので私の理解力が足りていないだけだと思うが。最近の本ではやたらとLGBTQ が絡む内容になっていて、確かにマイノリティな感じ方を無下にするのは傲慢だとは思うが、あまりに様々な本で取り上げられるとむしろネタにしているようで気分はよくなかった。旧Twitterについての表記もあり、沢山の人が見えないところで攻撃している様は不快かつ理解できないのだがこれについては本作で触れられている内容に同意である。
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晴斗が、悪い道入ってなくてよかった。そしてちゃんと幸せになってよかった。本当に最後までハラハラしてしまった。 人を投資に駆り立てて儲けようとする人たちは、人が安心して納得したいたら儲からない。あなたはこのままではだめだ。日本もこのままではだめだ。将来は不安だ。あなたはもっと稼いで投資しなければいけない。 不安を煽りたてられ、少し勉強して分かった気になってしまう自分のことだと思ったら。詐欺にひっかかるのは、自分だけが得をしたい、自分だけが賢い、と思ってしまうからだなと反省した。 晴斗の、聖書の話が心に残った。 自分が持つ能力を自覚して他者を助けるために使う、そのために、自分にあるものは何かを探すことが必要だ。 初めて知った内容だが、これが心に刺さった。「誰かを助けたい」と思うだけではなく、そのために自分にできることは何かを考える大切さに、今気づくことができてよかったと思う。
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一台のSUV“ブレイクショット”に関わるそれぞれの所有者たちの物語。ベンチャー企業の副社長、板金工、悪徳不動産の営業マン、中央アフリカの少年兵…。 運命の悪戯か期せずして不運に巻き込まれた時、人はどういう行動を取るのか。誠実であること、善良であることが、人生を拓いていく唯一の間...
一台のSUV“ブレイクショット”に関わるそれぞれの所有者たちの物語。ベンチャー企業の副社長、板金工、悪徳不動産の営業マン、中央アフリカの少年兵…。 運命の悪戯か期せずして不運に巻き込まれた時、人はどういう行動を取るのか。誠実であること、善良であることが、人生を拓いていく唯一の間違いのない方法であることを教えてくれるような作品。 エピローグで全ての伏線が回収されるにつれ、次第に心に温かいものが満ちていく幸せな読書。 LGBTQから特殊詐欺、偽装修理、SNSの実体のなさ、紛争地帯の少年兵の問題まで様々な要素も取り込みながら決して小難しい社会派小説然とせず、時にユーモラスで時に切なく、そして最後には笑顔になれるとてつもなく夢のある小説でした。
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ブレイクショットを接点に複数の物語が交互に登場するように書かれているんだけど、それぞれ世界観が全然違って一冊の本だけど複数の小説を読んだかのような壮大な作りだった。1人の作家が書いたとは思えない、、。面白かった、、!!!
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現代の世相がふんだんに盛り込まれており、とてもうまくできている小説で、伏線回収なども見事なのだが、なぜか自分にはちょっと合わなかった。 メジャーな作品に対する反抗心などではないが、あまりに多くの要素が詰め込まれると、ふっとついていけなくなる瞬間がある。 エンタテインメントとして楽...
現代の世相がふんだんに盛り込まれており、とてもうまくできている小説で、伏線回収なども見事なのだが、なぜか自分にはちょっと合わなかった。 メジャーな作品に対する反抗心などではないが、あまりに多くの要素が詰め込まれると、ふっとついていけなくなる瞬間がある。 エンタテインメントとして楽しむのではなく、書き手が教科書として分析的に読むには良いと思いました。
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ある自動車メーカーの期間工が目撃した製造工程での商品への異物混入の瞬間。その小さな事件がビリヤードのブレイクショットのように、1台の車を巡り様々な登場人物の人生が動いていく…というストーリーと思っていたが、実はプロローグだと思っていたこのエピソードがエピローグだったというオチには驚いた。 読み始めの1章、2章は登場人物が魅力的で、特に宮苑社長のいう「根拠のない自信は無敵」という持論は、自分を鼓舞するために見習いたい考え方であった。 3章からは2人の少年の成長がメインとなってくるが、ここで唐突に挟まれるLGBT要素に、必要性を感じられず、安易なキャラ設定と正直辟易してしまった点もあるが、最後まで読み進めていくと、こういう自分の捉え方があまりに短絡的であったと自省させられた。 物事はもっと複雑で、グラデーションのあるもので、まさにブレイクショットのボールの動きのように全てを把握できるものではないということが作者の言いたかったことなんだろう。SNS時代において、1つの投稿が大きな反響を呼ぶこともあり、その影響力がたびたびクローズアップされるが、この「ブレイクショット」という車のように、誰かの仕事、物質的なものが様々な人に影響を与えるというのは当たり前のようではあるが、逆に今の時代では新鮮に感じられる。 途中、とても暗いストーリーとなっていくが、それでも続きを読ませられる文章と構成力で、最後には爽やかな気持ちで本を閉じることができた。本のボリュームからなかなか手を出しづらかったが、読んで良かったと感じられる一冊となった。
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プロローグから相当枚数を経てのエピローグ。バタフライエフェクト!と叫びたくなり、善性を信じさせてくれた著者に心から感謝したいです。 やっぱり真っ当に生きたい。
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過去2作とも外国を舞台にした話だったので、登場人物の心情描写だけでなく、異国の描写にも心を惹かれていたので、今回の日本を舞台にした話はどうなんだろうとワクワクしていた。 今回も期待通り面白かった。 普段関わりのない層の人々が描かれておりその知見に驚きを感じた。 また、舞台が現代日本ということで登場人物の心情描写や思考について、深い理解が感じられた。 登場人物に喋らせる言葉は、基本作者も考えていることが多いと思うのだが、自分は作者と近い思想を持っているのかもなと感じた。 過去2作もそうだが、登場人物の行動や感情、思想について違和感がなく、私も同じことを思ってた、と、自分のふわっとした考えが言語化されて嬉しくなる場面も多かった。 この作者の次回作が楽しみだ。
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昨年の直木賞候補作ということで期待して読んだが、思っていたよりはまらなかった。ブレイクショットという車にまつわる登場人物の物語が展開される。自動車の製造現場から始まり、ヘッジファンドの経営者や不動産屋の営業員、果てはアフリカの紛争地域までと様々な視点や立場から話が広げられ、とても...
昨年の直木賞候補作ということで期待して読んだが、思っていたよりはまらなかった。ブレイクショットという車にまつわる登場人物の物語が展開される。自動車の製造現場から始まり、ヘッジファンドの経営者や不動産屋の営業員、果てはアフリカの紛争地域までと様々な視点や立場から話が広げられ、とても楽しめた。特にアフリカでの話は、アフリカに関する知識が無いこともあり新鮮で、実際にこういった話が現実として起きているのだろうなと感心させられた。 しかし、霧山修吾の話など退屈に感じるパートの話もあったりして、登場人物によって面白さが上下する。特に霧山修吾と後藤晴斗の帰結は、ページを散々使って描かれた割には、まったり終わって面白さを感じなかった。 最終的には各人物の話は纏められるが、纏めすぎてる感が強く、最後のエピローグはただ説明をひたすら受けてるように感じて少し残念な印象を抱いた。 良い点、悪い点を色々と感じた本だった。
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ブレイクショットと聞いて ビリヤードの話なのかとのノリで読み始めたが・・・ 辞書レベルの厚さの本だが エピローグが無ければ最高級の作品 日本映画にありがちな読者を信じてほしい作品 様々な視座に飛んだ作品なので人生の勉強にもなる 晴人が首都高を周回し 友彦にボルトの話をしてい...
ブレイクショットと聞いて ビリヤードの話なのかとのノリで読み始めたが・・・ 辞書レベルの厚さの本だが エピローグが無ければ最高級の作品 日本映画にありがちな読者を信じてほしい作品 様々な視座に飛んだ作品なので人生の勉強にもなる 晴人が首都高を周回し 友彦にボルトの話をしていたシーンでは 満員電車で「えー」大声を発してしまい 周りがざわつく有様に恥ずかしさのあまり途中下車 この作品の没入度合いが半端ない 1番好きなページ 聖書に登場する喩え話というのは、 全体で一つなんだ。 神と言って分かりにくければ 親でも自然でも世の中でもいいけど、 自分が生まれる前に獲得するものは 人によって差はあるし、 分かりやすいプラスじゃないかもしれない。 でも、それを自覚し、自分のためだけに使うのでも 放置するのでもなく、他者のためにそれを育てながら夢を叶えて生きて、力を持たない人を 助けてゆくことが大切だし、そのために、 自分にあるものとは何かを探すことが必要だ
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