身近な草の生き方観察12か月 の商品レビュー
著者は植物生態写真家。 タイトル通り、美しい写真とともに身近な草の観察ポイントを教えてくれる。 梅雨入り前のこの季節、草花たちは今がチャンスとばかりにぐんぐんと成長している。 雑草呼ばわりされてしまう道草が好きな私も、この時期は学校や畑の草刈りで鎌を振るって闘う。 心の中では...
著者は植物生態写真家。 タイトル通り、美しい写真とともに身近な草の観察ポイントを教えてくれる。 梅雨入り前のこの季節、草花たちは今がチャンスとばかりにぐんぐんと成長している。 雑草呼ばわりされてしまう道草が好きな私も、この時期は学校や畑の草刈りで鎌を振るって闘う。 心の中ではこんなに大きくなったんだね〜と思いながら躊躇せずバサバサと切り込んでいくわけだが、名前も知らない草花に出会うとじっと観察してしまう。 グーグルレンズで調べると、簡単に花の名前がわかるようになってきたけれど、検索候補がいくつも挙がって結局わからないということも多い。 そんなちょっと似ている雑草達もよ〜く観ると違う所はたくさんあるよ!と本書は詳しく教えてくれる。 図鑑を観ても今ひとつ違いがわからなくて、調べるのをやめてしまいがちだけれど、この本は写真も装丁も美しく、フォントも私好みでスルスルと頭に入ってくる感覚。気持ちいい。 (フォントの本を読んだだけに、フォントで読みやすさが変わることをまたまた実感) この本は「植物の生き方」を知ることがテーマ。 「自分とはちがう生き方を知ることには驚きがあり、もっと知りたいと思うことで身の回りの景色が輝いて見えるようになり、生きているだけでうれしくなってくる…」 今の私には共感しきりなのであるけれど、なかなかこんなふうに思える子どもはいないかもな〜 図書館でお借りした本だけど、こんな素敵な本を教材にしたら、子ども達の興味関心も引き出せるのでは…と思う。 ルビも多く、かつ知識は中学生レベル。小学校低学年から中学まで行けます! 教員の皆さん、オススメです。
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