さくらとゆき の商品レビュー

よしむらめぐ(著者)

2025/05/01

ソワソワしながら読み続ける。
そうだね。
桜が咲くと、突然寒波がやってくる。
お花見している方々には申し訳ないけど、
雪が降ってくれてよかった。

2025/04/28

奇跡の再来を願い続けたさくらとゆきのお話。
春のある日、桜の精霊サクラちゃんと、雪の精霊ユキちゃんは、季節の壁を超えて偶然出会う。仲良くなったふたりは、再会を約束し、来る年も来る年も願い続ける。
そんなふたりの、会いたいという一途な想いに、胸がキュッとする。どうか、ふたりがまた会えますように。そして、小鳥や木たちの見守るなか、再び奇跡が起きて…
さくらもゆきも儚くて、ふたりが一緒に過ごせる時間はわずかだけど、それでも、想いが通じた瞬間、ほんとうによかったと思った。あったかい気持ちになれる素敵な絵本。

2025/03/29

4月。
まだ雪が残る小さな町に、遠くから桜の精霊サクラちゃんがやってきました。
サクラちゃんは、桜の木の下に残っていた雪の精霊ユキちゃんに出会いました。
お友達になった二人。でもユキちゃんは次第にとけていきます。
「またユキちゃんが降る頃に咲くからね！」
そう言って二人はお別れしました。それから…

桜が咲いている時期に急に寒が戻り雪が降る。そんな時に思い出せる優しいお話でした。

2025/03/09

雪が残るやまのなかの小さな町のお話。

町から運ばれてきた桜の精霊サクラちゃんが、雪の精霊のユキちゃんと出会う。
おともだちになりたいけれどユキちゃんは、だんだんとけて小さくなって、サクラちゃんも木の下でぺたんと倒れるけれど、必ずこの木に咲くからと言いう。
それを見ていたことりとねこが、サクラちゃんとユキちゃんが再会までを見届ける。

満開に咲いた桜のピンクとふわふわの白の色彩はとても美しい。
そこでの出会いも最高の場面。
ねこの表情もいい。