春はまた来る の商品レビュー
紗奈と順子、正反対なりにお互いを信頼して(っていうのとは違う繋がりな気がする)一言で表せないような関係性なのがリアルでよかった。
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地方国立大学出身の身としては、この作品の大学生活はあまりイメージが湧かないのだが、男性から女性、女性から男性、男同士、女同士、それぞれの思考過程は想像でき、おぞましさも感じる。自分自身がその立場になっていたら、どう行動できたのか。そんなことも考えさせる作品である。
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容姿は良いが頭の悪い紗奈と、理工系で頭脳明晰だがお洒落には興味のない順子。 ある日紗奈が、高学歴大学生の集まりでレイプ被害に合う。 そして順子に助けを求めて、友情が深まっていく内容。 実際にこういったレイプまがいのことはあると思うし、ほとんどの女子が泣き寝入りしていると思う。 実際、こんなことがあったら、順子に相談出来るかな。心身のダメージ、男性恐怖症や人間不信に陥り、鬱病やパニック障害やPTSDになったり、日に日に状態は悪くなっていくと思うし、普通の精神状態は保てないと思う。 そういうところが、なんか現実離れしているように感じてしまった。 春はまた来る、なんて、とても思えないと思う。
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なんだか一気に読んじゃいました。結局、みんなお互いをバカにしあっってるというか。そんな中でも、一時的にも味方になってくれる存在がいたら助かるよね。
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面白かった〜〜〜。 性被害にあっても泣き寝入りしてしまう人は、実際にも多いのではないかと思う。 辛くて悲しくても、誰にも相談できずにひとりで抱えてしまう人がいるのだろう。 「春はまた来る。生きていれば。」 事件が気持ちよく解決されたわけではないけど、 順子が言ってたこの言葉素敵...
面白かった〜〜〜。 性被害にあっても泣き寝入りしてしまう人は、実際にも多いのではないかと思う。 辛くて悲しくても、誰にも相談できずにひとりで抱えてしまう人がいるのだろう。 「春はまた来る。生きていれば。」 事件が気持ちよく解決されたわけではないけど、 順子が言ってたこの言葉素敵。 順子さん、メイクしてお洒落して恋愛して!!!!!т т
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名門大学の理工学部に通う地味な主人公の順子と、それとは対照的に、スクールカーストの上位にいておしゃれでもてるが勉強はあまりできない紗奈。同級生だった高校時代には交流がない2人だったが、大学で東京に出て再会し、友情を培う。そんな中、紗奈がインカレサークルの宅飲みで性被害に遭う。そう...
名門大学の理工学部に通う地味な主人公の順子と、それとは対照的に、スクールカーストの上位にいておしゃれでもてるが勉強はあまりできない紗奈。同級生だった高校時代には交流がない2人だったが、大学で東京に出て再会し、友情を培う。そんな中、紗奈がインカレサークルの宅飲みで性被害に遭う。そういう筋書きの中で、2人の友情と連帯を描く。 (本人たちはそんなつもりはなくとも)女性を「モノ」扱いする男たち、その結果としての性暴力、そして性被害に遭った側の自責、周囲からの無理解・非難、苦悩といったことが、とてもリアリティを持って描かれており、身につまされるものがあった。自分は男だが、男が女性を容姿で品評したり、本書で出てくるようなインカレサークルの仕組みなんかに違和感を持ちつつ、傍観してきたような身なので、自分が本書に出てくるその他男子学生の立場だったら、何ができたかな、宮田くんほどの動きもできただろうかと自問した。 ただ、本書から、女性=性善、男性=性悪のような図式が見え隠れするのは、ちょっと気になった。男性が女性を意図的に「分断」しているというのは実感に合わなく、分断というのなら、女性も含め、相乗的にいろんな線引きで行われているのではないだろうか。また、W大理工学部の男子学生が一斉に順子を無視するという場面があるが、そんなに男子学生というだけで一枚岩になるものなのかという疑問がある。宮田くんという自身の行為を反省して順子たちに協力する男性も描かれてはいるが、男性も決して一枚岩ではなく、多様性があるということにもう少し目を向けてほしいという気がした。
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Audibleにて。 こういうことは実際に起きてるんだろうなと思うことがあり、悲しい気持ちにもなりました
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破滅みたいな終わり方じゃなくてよかった。 先が気になって気になってしかたがなかった一気に読んだ。 最近読んだこの作者さんのかごいっぱいに詰め込んでのほのぼのした感じはまったくなかった、どちらも面白くて新しい作品が出るのが楽しみ!
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実際に起きた事件 東京大学誕生日研究会レイプ事件 をもとにしたのかな? でもきっと、あまりにも酷くて表に出たのが この事件なだけであって。 世の中の大学では、同じような被害はたくさん出ていると思う。 そして、本作でもあったように 被害者側が泣き寝入りすれば、事件は表沙汰にはならない。 それにしても 登場してくる人物が、みんなみんな気持ち悪い。 多田グループは勿論だけど、順子の周りの男子も いい年してあっさり集団無視を行ったり。 紗奈の大学の女の子も無視をしたり。 状況を聞いたにも関わらず、同じ女という立場であるにも関わらず ビッチ呼ばわりして、集団無視?うえーー、女ってこわいー。笑 全体的に胸糞悪い感じでした。 「春はまた来る」とは、比較的前向きに捉えられる言葉だと思うし 最後の方の紗奈は、明るく春を待っていたけれど。 中盤の"春"という言葉は、あまり明るい解釈はできませんでした。 春になれば、また新しいターゲットが入学してくる。 春になれば、また同じような飲み会が開催される。 「春がまた来る」 明るくも、重くも捉えられてしまう作品でした。
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ものすごく実話に近い。作者が早稲田大学卒のこともあるのかもしれないが、インカレサークルの実態がよく分かる。いわゆる飲みサーと言われるサークルの闇と性被害に遭った人が泣き寝入りしなければならない恐ろしさを強く感じた。終盤のシーンは少し無理があったような気がするが、とにかくサークルの...
ものすごく実話に近い。作者が早稲田大学卒のこともあるのかもしれないが、インカレサークルの実態がよく分かる。いわゆる飲みサーと言われるサークルの闇と性被害に遭った人が泣き寝入りしなければならない恐ろしさを強く感じた。終盤のシーンは少し無理があったような気がするが、とにかくサークルの話がリアルな話過ぎて怖かった。高学歴男子は女子大に対してこのような感情を抱いているのだろうか。本当なら怖いなと思った。
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