文化と帝国主義 改訳新版 の商品レビュー
ポストコロニアルの最重要著作。 読後、心の節々にまでサイードの熱量が染み渡り、洗浄され、生まれ変わったかのような心地を味わえた。本当にいい読書は、その後の世界の捉え方を変えてくれること、その快感を久しぶりに実感でき感無量。 他者について、その他者を尊ぶのではなくお互いの立つ地点...
ポストコロニアルの最重要著作。 読後、心の節々にまでサイードの熱量が染み渡り、洗浄され、生まれ変わったかのような心地を味わえた。本当にいい読書は、その後の世界の捉え方を変えてくれること、その快感を久しぶりに実感でき感無量。 他者について、その他者を尊ぶのではなくお互いの立つ地点、その場所と場所から相互に関連しあい、差異を見つめ、未来に繋げていくこと。 文学、絵画、音楽等の西洋が生み出した遺産に含まれる特権的な帝国主義、白人史上主義的な悪しき思想の痕跡をサイードは分析していく。 非植民地側のナショナリズムへと傾倒する短絡で循環的な帝国主義を解体するための新たな道の模索。フランツ・ファノンが自著の中でその萌芽を生み出した国同士のあり方について。 ナショナリズムは民族至上主義ではあってはならない。それは帝国主義へと、民主主義とは相反する一党独裁政治への道を歩むことになる。 イスラエルパレスチナ問題、アルジェリア等全ての人に対する実際的で前向きな思考の提案。 ファノンそろそろ読まないと。
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