もうあかんわ日記 の商品レビュー
車椅子の母、認知症の祖母、ダウン症の弟。 コロナ禍での37日間を綴った日記です。 当事者にとっては笑えないほど大変でしんどい日々のはずなのに、著者はそれを笑いやユーモアに昇華させており、重くならずに読めました。 優しさと強さが伝わる作品です。 中でも、鳩との死闘のエピソードが印象...
車椅子の母、認知症の祖母、ダウン症の弟。 コロナ禍での37日間を綴った日記です。 当事者にとっては笑えないほど大変でしんどい日々のはずなのに、著者はそれを笑いやユーモアに昇華させており、重くならずに読めました。 優しさと強さが伝わる作品です。 中でも、鳩との死闘のエピソードが印象的で、想像するだけでも怖かったです。
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あかんわ。 これは冗談抜きでほんとにもうあかんわ。 前にきょうだい児が大丈夫じゃないと言ったら生きるか死ぬかの瀬戸際だとレビューに書いたけど、そのレベルでのもうあかんわだわ。 岸田さん、よく堪えたなぁ。一人でよく抱えきったなぁ。 同情して欲しいわけじゃない、手伝ってほしいわけじゃ...
あかんわ。 これは冗談抜きでほんとにもうあかんわ。 前にきょうだい児が大丈夫じゃないと言ったら生きるか死ぬかの瀬戸際だとレビューに書いたけど、そのレベルでのもうあかんわだわ。 岸田さん、よく堪えたなぁ。一人でよく抱えきったなぁ。 同情して欲しいわけじゃない、手伝ってほしいわけじゃないというけれど、私も同じ立場になったら同じこと言うだろうなと思うけど、もしこの時のあなたが目の前にいたら私は助けるわよ。 手を振り払われても寄り添うわよ。 ここに書かれていたのは間違いなく私も通るであろう道だった。 いつか私は両親や姉を施設に入れる決断をしなければならないと思う。 葬儀の喪主だって務めなければならないと思う。 その時に相談できる人はいない。 最終的な決断は私が一人でしなければならないだろうと随分前から覚悟を決めている。 けど怖いなぁ。 もう1人きょうだいがいたらよかったのに。 一人っ子の人だって両親2人の今後を考えればいいのに、私は両親と姉の3人分。 逃げたいよね。 私の人生も人に笑ってもらえたら喜劇になるかしら? 全然笑えないけど最近あったきょうだい話をひとつ。 祖母の葬儀のお見送りの際、祭壇のお花のお土産を配っていた。 なにせ親戚の人数が多いもんで片っ端から配っていたんだけど、とあるおばさんが「私は姉ちゃんからもらいたいのっ!」と大声で。 これ本家の従姉妹だったら言わなかったよね。 私だと分かって言っていた。 健常のきょういなら傷つかないとでも? それとも障害者にも優しい私をアピールしたかったの? 傷つきますよ私だって。 未だにこんなところで披露してさしあげるくらいには傷つきましたよ。 後日両親にも話したら優しい人ねぇって顔でニコニコ聞いていましたとも。 きょうだい児ってそんなもんよ。 常に障害者に優しいきょうだいであることを幼い頃から強要されている。 おかしいよねぇ。 健常同士のきょうだいならどんなに仲が悪くてもそれなりの理解は得られるのに、障害者と健常者のきょうだいになると途端に人でなし呼ばわりされる。 あーやだやだ。 こんな風に書くことでどこかで誰かの新たな発見に繋がるかもしれない。 自分を顧みてくれる人がいるかもしれない。 きょうだい児だってただの人、むしろかなり繊細な人ばかり。 無自覚な優しさアピールで傷つく人間がいることを覚えていてくれたら嬉しい。 最後に。 この間TVで岸田さんが結婚されたと聞きました。 とても優しそうなお相手で羨ましく思いました。 どうか幸せになってください。 心からお祝い申し上げます。
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プリズン・ブレイク・ドッグという日記がすごすぎて笑ってしまった。 ワンコたちもおばあちゃんも亜空間と化したソファも強烈だった。 辛さをユーモアに変える力のある人。 たくさん笑わせてもらった。 何事も前例がないと皆不安になるものだが、岸田さんは前例をつくってくれる人。それってすご...
プリズン・ブレイク・ドッグという日記がすごすぎて笑ってしまった。 ワンコたちもおばあちゃんも亜空間と化したソファも強烈だった。 辛さをユーモアに変える力のある人。 たくさん笑わせてもらった。 何事も前例がないと皆不安になるものだが、岸田さんは前例をつくってくれる人。それってすごいことだ。 ちょろっと書かれていた、ユニバーサルデザインはだれにとっても便利で快適で安心なものではない。というのが目からウロコだった。そりゃそうだよね。だれかの快適はだれかの不便になり得る。岸田さん曰くユニバーサルデザインとは、「前向きなあきらめと、優しい妥協と、心からの敬意があるもの」、なるほどとなった。
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おもろかったです。絶対書いてる本人、笑ってる余裕ない思うねんけど、文章にすることで笑えたのかもって思うと終始泣き笑いしてました。
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あなたがふつうじゃないから、世界はこんなにすばらしい。 おわりに、で紹介されていた映画の言葉が心に残った。 せっかくの一度きりの命、人生は痛くとも味わって過ごさねばもったいない。 ついさっき、軍事政権に夫を奪われつらい思いをされた家族の映画を観たばかりなので複雑な気持ちもありつつ...
あなたがふつうじゃないから、世界はこんなにすばらしい。 おわりに、で紹介されていた映画の言葉が心に残った。 せっかくの一度きりの命、人生は痛くとも味わって過ごさねばもったいない。 ついさっき、軍事政権に夫を奪われつらい思いをされた家族の映画を観たばかりなので複雑な気持ちもありつつも、愛し愛される関係をどれだけ深く持てたかが大事だなと。 読めてよかった。
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悲劇は喜劇!? 同郷で自身の『もうあかんわ』な日常と重なり大変勇気づけられました! 辛いけどLife is beautiful
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父のいない一家で、母(ひろ実)は大手術で入院、弟(良太)はダウン症、祖父は他界、祖母は認知症でタイムスリップ、犬2匹(梅吉とクー)、そして世はコロナ禍。 そんな一家の壮絶な日々のドタバタな37日間を日記にして描いたエッセイ。 話の冒頭から、吹き出しそうになったり、クスッと笑えた...
父のいない一家で、母(ひろ実)は大手術で入院、弟(良太)はダウン症、祖父は他界、祖母は認知症でタイムスリップ、犬2匹(梅吉とクー)、そして世はコロナ禍。 そんな一家の壮絶な日々のドタバタな37日間を日記にして描いたエッセイ。 話の冒頭から、吹き出しそうになったり、クスッと笑えたり、ジワるエピソードが豊富過ぎる内容に心が和んだ♪︎♪︎ そして、作者である、岸田奈美さんのところどころに散りばめられたユーモアな文章も面白くて微笑ましかった! 鳩や、ばあちゃんが登場するあたりのエピソードは、なんか知らんけど、面白過ぎて特に笑えた! ばあちゃんにおいては、読み進めるにつれ、今度は何してくれんねやろ?と期待してしまう程、ページをめくるのにワクワクした♪︎♪︎ 一番大変なことって...もしかして、それは・・・ ばあちゃんを飼い慣らすこと...? え、ちゃう??...と、勝手に思てしまった。(笑) 我が家も先日、不意打ちなしに家族が入院したばかり。退院するまでの間、『もうあかんわ』と思える程のドタバタを経験したのはその時が初めて。そんなことがあったタイミングの直後にたまたま本書を読み始めたが、こう言う大変な時こそ岸田さんのように、『悲劇を喜劇にする』くらいの心の隙間的な余裕を持った気持ちって大切やなぁーって思った。ほんま心救われた。 エッセイって初めて読んだけど、こんなに笑えた本、初めてかもしれない。また読み返したい♡♡ そう感じた素敵な一冊♪︎♪︎
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この本を読んだタイミングで、家族も病気になり、介護が必要になりました。当たり前だった日常が急になくなり、音楽さえも流せない状況で、仕事と介護の不安と疲労の毎日でした。そんな時、偶然にも岸田奈美さんの本を読みはじめ、「もう、あかんわ」ってメンタルがやられていた時、救われた1冊でした...
この本を読んだタイミングで、家族も病気になり、介護が必要になりました。当たり前だった日常が急になくなり、音楽さえも流せない状況で、仕事と介護の不安と疲労の毎日でした。そんな時、偶然にも岸田奈美さんの本を読みはじめ、「もう、あかんわ」ってメンタルがやられていた時、救われた1冊でした。
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父のいない一家で、弟はダウン症、母は手術入院、祖母は認知症、祖父が他界、犬2匹、そしてコロナ禍。 あまりにも壮絶な日々なはずなのに、全く重たくないどころか文章がおもしろくて微笑ましいドタバタな日常にすら思えてくる。 エッセイとして読んでいたけど、37日間の連続した日々の日記らしく...
父のいない一家で、弟はダウン症、母は手術入院、祖母は認知症、祖父が他界、犬2匹、そしてコロナ禍。 あまりにも壮絶な日々なはずなのに、全く重たくないどころか文章がおもしろくて微笑ましいドタバタな日常にすら思えてくる。 エッセイとして読んでいたけど、37日間の連続した日々の日記らしく、まるで数年間のことをまとめたかのような内容の濃さに驚き。 「もうあかんわ」な息つく暇もなさそうな状況で、それを文字に残そうと思うのがさすが。 懐かしい昭和ネタがよく出てくる。 なかでも、聞いてアロエリーナのCMが話題に出てあまりの懐かしさにどうしてもどんなメロディーだったか思い出したくなり、YouTubeで聴けたので感激した。 鳩との死闘やピアノのループ話が特に笑えた。
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ところどころに散りばめられたユーモアが、読み進めると段々とキツくなってきた。無い方が、文章として纏まりがあるようにも感じたが、これは私自身の好みなのでね…。 いろいろ乗り越えられるパワーは、ものすごく感じた。
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