私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか の商品レビュー
B級映画、そして低予算のインディペンデント映画の王であるロジャー・コーマンの伝説的自伝。 その中身は内容はタイトルが示している通り。 映画はエンターテイメントでありアートでもあるが、当然ビジネスでもある。莫大なお金が動くため、1回の失敗で映画製作会社が潰れることもままある。そんな...
B級映画、そして低予算のインディペンデント映画の王であるロジャー・コーマンの伝説的自伝。 その中身は内容はタイトルが示している通り。 映画はエンターテイメントでありアートでもあるが、当然ビジネスでもある。莫大なお金が動くため、1回の失敗で映画製作会社が潰れることもままある。そんな映画の世界でロジャー・コーマンは100本以上の作品を作り上げ、そして10セントも損をしなかった。それは驚くべきことである。 低予算が故にキャストやスタッフに最低限のギャランティ。しかし、情熱とやる気がある人間にはチャンスを与える。 ジャック・ニコルソン、ピーター・ボグダノヴィッチ、ジョー・ダンテ、フランシス・フォード・コッポラ、ジョナサン・デミ、マーティン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロン、ブルース・ダーンやピーター・フォンダ、シルヴェスター・スタローンなど錚々たるメンツがロジャー・コーマンの映画に関わってきている。 箱を開けてみたら何だそんなことかと思うかもしれないが、儲けが出るようになってもそのスタンスを崩さず大量の映画を作り上げ続けた。 何なら儲けが出てからは、外国映画の配給にも精力的に手を出していくなど、その功績は計り知れない。 本作はそんなロジャー・コーマンの驚くべき、そしてめちゃくちゃな人生が語られていく。 600ページもある本にも関わらず、語られていく出来事が面白すぎてあっという間に読んでしまった。 ロジャー・コーマンは2024年に98歳でその生涯の幕を閉じた。その生涯で作られた作品数は監督作は50本以上、製作、製作総指揮は500本に及ぶのだとか。 恐るべき数だ。恐らくこんな映画製作者は今後出てくることはないだろう。
Posted by
- 1
