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教養としてのお金の使い方 の商品レビュー

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2025/11/22

人生を豊かにするために大事な、お金を持っておくことがなぜ大事なのか、持った後どうすればよいのかを学べる本です。 お金は大事です。でも、持っていればいいというものではなく、何に使って、何を得るかが重要となります。 この本は、お金をどう増やすかという方法より、どう投資すべきかを教えて...

人生を豊かにするために大事な、お金を持っておくことがなぜ大事なのか、持った後どうすればよいのかを学べる本です。 お金は大事です。でも、持っていればいいというものではなく、何に使って、何を得るかが重要となります。 この本は、お金をどう増やすかという方法より、どう投資すべきかを教えてくれるものです。 人生を豊かにするお金の使い方を学び、投資が必要なことと、そのために何をすべきかを教えてくれています。 ビジネスに限らず、人生全般でお金との付き合い方は知っておきたいので、多くの方に何らかの学びを与えてくれる1冊ではないでしょうか。 【特に「学びになった」と感じた内容の覚え書き】 (お金を使って人生を豊かにする) 「お金を使わない生活は、いまの自分の生活圏の外側へ踏み出さないということ。狭い自分の世界の中だけでこじんまり生きるのは安心で心地いいかもしれないが、見たことのない世界を体験しないとか、持っていない発想や価値観に触れないという生活は、自分が進化しないことを意味する。」 (お金が逃げていく「行動パターン」) 「『教養としてのお金の使い方』とは、想像力を働かせることで、物事を構造化して考えること、因果関係を予測することが大事。あらゆることに対し先を読むことはできないが、自分が能動的に関わる世界はある程度予測可能なはず。予測する意志こそが、自分の未来を積極的につくっていく。」 (お金に働いてもらう) 「アルファベットの頭文字を使ったキーワードが出てくるときは要注意で、必ずそれを商売にしようとする人・企業が出てくる。導入すればあらゆる問題が解決する魔法の道具のような響きがあり、そういうキーワードを使うとなんとなく最新で賢そうなイメージがあり、中身を考えず口にしがち。」 【もう少し詳しい内容の覚え書き】 (お金を「万能の道具」にする方法) ・自分の考えと違う考えに触れたとき、「自分の考えが間違っているかもしれない」と立ち止まるのは、どこか負けたように感じ、プライドも許さないので、普通の人には相当困難。立ち止まれるのは高度な知的耐性を保有している証左で、それだけでおそらく人類トップ10%に入る知性の持ち主。 ・自己投資では、「ものの見方、考え方を変える」「自分にはなかったものの見方、考え方を身につける」こと、「思考パターンとその構造」を変えることが重要。思考の構造が変われば、より有利な判断ができる。思考の壁を取り除かないと、目の前にある課題を改善・改革する発想が出てこない。 (お金を使って人生を豊かにする) ・成功するためには発想の幅、ひいては人間としての幅を広げる必要があり、それには多様性という環境の中に身を置くことが近道。田舎や地方がダメだということではなく、価値観が大きく変わる大都市で暮らしてみるのは、必ずプラスの経験になる。 (お金が逃げていく「行動パターン」) ・家計簿をつけるのは、見える化としての効果はあるものの、欲求をコントロールする力(出費が必要か判断できるか)、収支を俯瞰・把握する力、タイムマネジメント力(使えるお金は増えないので、パフォーマンスの最も高い時間の使い方が大事)、の3つが欠けていると、お金は貯まらない。 (情報を精査してからお金を使う) ・専門家が常に正しいとは限らない。世の中にはよい専門家とそうでない専門家がいることを前提に、発信される情報を見極めようとする姿勢が大事。「情報を活用する」とは、情報をヒントに自分で調べ、ウラを取り、自分の頭で考え、自己責任で判断するということ。 ・自分が知らないことを知っているか、自分の理論(主義主張)の限界や弱点を知っているか、すべての人・状況に当てはまるわけではないことを知っているか、グレーという状況に耐えられるか、自分の考えを押し付けていないか、の要素が、情報見極めの判断基準。 ・賢い人は買う前に、どこで買えば安いかだけでなく、「その商品がいいとする根拠は何か」などを調べる。なくても困らない商品、効果がとくにわかっていない商品、どうでもいい商品を割高で買わされることはなくなり、本当に納得できる買い物につながり、お金のない状態から脱却できる。 (お金に働いてもらう) ・FIREには、「人間としての性能が向上しない」リスクが懸念としてある。ただの引退だと、自分から積極的に動かない限り、その後に交流する人間関係のレイヤーは基本的に上がることがないので、知的活動が減少し、(現状維持では周りの変化に追いつけず)知的能力が劣化する恐れがある。

Posted byブクログ

2025/03/23

“書籍に書かれた情報はあくまでも参考。それをヒントに自分で調べ、ウラを取り、自分の頭で考え自己責任で判断する。それこそが「情報を活用する」ということです。” 午堂さんが伝えたいことがこの一節でまとめられている。 今の世の中はネットでキーワードを入力すれば自分が知りたいことが...

“書籍に書かれた情報はあくまでも参考。それをヒントに自分で調べ、ウラを取り、自分の頭で考え自己責任で判断する。それこそが「情報を活用する」ということです。” 午堂さんが伝えたいことがこの一節でまとめられている。 今の世の中はネットでキーワードを入力すれば自分が知りたいことがたくさん出てくる。 でも、果たしてそれはすべてなのか…? 他人に惑わされず自ら新たな考えや世界を切り開いていく。 本書はお金の使い方で例えているが人生においても本書の考え方は大切だと思った。

Posted byブクログ