世にもふしぎな法律図鑑 の商品レビュー

中村真(著者)

2025/06/09

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10284701

2025/04/05

「筆者描きおろしのゆるいイラスト」の画力とネタのレベルが高い。内容も分かりやすかった。判例などでどうしても元号を使うのだろうが、西暦併記があればなお良かった。

2025/03/14

イラストとカットが割といいネタを放り込んでるのだがそのイラストレーターの記名が共著にないのはどうんだろうか

2025/03/07

気持ちはわからないでもないが、弁護士なら類推解釈の禁止により「らくだ」は飲酒運転に該当しないとして欲しかった。

2025/02/28

中途半端やな。

ちょとありえんような珍しい法律の紹介をしてくれるのかと思ったら、メジャーな法律が大半。要は、法を勉強したことがない一般の方々の感覚では、ちょっと変な感じでしょう、というのかな。

中途半端。

どっちつかず。半端にウケを狙ってるような文章も痛い。
各章の1ページを飾ってるイラストが、下手な上に気持ち悪い。これ、味じゃないと思うよ。
ところどころ、SNSで話題になってることも取り上げてるんだが、これも薄っぺらくて、やるんならそこに特化した方が良かったんじゃないか。先生というより、おそらく企画段階での練り込み不足ではないか。

話題の、女性へのAED使用。
触らぬ神に祟りなしのように、AEDの使用に積極的でないという意見が見られるのが悲しく残念らしい。躊躇すべきでないそうだが。

その次の、自分の買った指定席に、他人が座ってどかないケースで、理屈の通用しないバカとは触れ合いを持たない方が豊かな人生を送れる、と書いている。

だから、AEDについても法的にどうではなく、助けてもらった人がどうではなく、それを写真や動画でアップして社会的に抹殺しにくるような方々と関わらずに豊かな人生を送りたいだけなのだが、分かりませんかね。

人を殺すのは、法律ではなく、そういう人々なんですよ。

2025/02/21

1. 飲酒運転の厳禁と法律的規制
- 飲酒運転の禁止: 道路交通法第65条1項により、「酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と明記されており、違反者には厳しい罰則が科される。
- 罰則の厳格化: 酒気帯び運転の場合、初犯でも公判請求がされることが増えており、場合によっては執行猶予付きの懲役刑が言い渡されることもある。
- 飲酒運転の危険性: 飲酒による運転は、軽率な行為であり、その危険性と結果の重大性から法律が厳しい態度を取るのは当然である。

2. 車両の定義と運転手段
- 車両の範囲: 車両等の定義には、自動車、原付バイク、路面電車などが含まれ、飲酒して運転した場合の法律適用に関する詳細が述べられている。
- 安全な移動手段の利用: 飲酒後の移動手段として、公共交通機関や代行運転を利用することが推奨されている。

3. 酒税法の規定と意義
- 酒税法の内容: 酒税法第43条は、酒に他のアルコールを混ぜたり、割ったりする行為が「新たに酒類を製造した」とみなされることを定めており、無免許での酒類製造のリスクがある。
- 国の税収としての重要性: 酒類消費は税収の一部を支えており、適度な飲酒が推奨されている。

4. ふるさと納税制度の問題点
- 制度の目的と実態: ふるさと納税制度は、寄附を通じて地域振興を図るものであるが、実際には特定の自治体に税収が集中する問題が生じている。
- 法改正の動き: 返礼品の割合を制限するための法改正が行われ、特定の自治体に対する不当な優遇措置を防ぐ努力がなされている。

5. 美容医療における法律的懸念
- 医師の注意義務: 美容医療において、医師は患者の期待に応えるために注意を払うべきであり、適切な施術を行う義務がある。
- 施術の合意: 美容医療の施術は医療契約として扱われ、医師の義務違反があれば損害賠償が請求できる可能性がある。

6. 失火責任法とその適用
- 法律の概要: 失火責任法により、失火者に「重過失」がない限り、損害賠償請求ができないことが定められている。
- 法的な課題: 現在の住宅事情や消防能力の向上に伴い、この法律の適用範囲や合理性についての見直しが求められている。

7. フリーランスと労働者の権利
- 労働者の定義: 労働組合法と労働基準法での「労働者」の定義が異なり、それぞれの法律における適用範囲が異なることが強調されている。
- フリーランスの保護: フリーランスの働き方の重要性が認識されており、適切な環境の整備が必要とされている。

2025/02/20

各トピックから軽妙に法律の解説をしており、イラストも良い。気楽に読める法律本。

【目次】
はじめに

ふしぎなのは、法律か。それとも私たちか。

Chapter01　暮らしにひそむふしぎな法律

ラクダ、そり、ベビーカー。この中で飲酒運転になるのは？
ザリガニやヒキガエルを逃がしたら罰金300万円!?
部長!　あなたの水割りは作れません!？
誕生日を暗証番号にしてはいけない本当の理由
解読できる？　法律用語ってもはや異言語
スピード違反の取り締まり。10キロオーバーはスルー、30キロオーバーは違反？
まるで「ステルス改正」？　電動キックボードの謎
大麻の所持は違法だけど「使用」は罰せられないって本当!?
「はじめてのおつかい」で肉じゃがの材料はそろわない!

Chapter02　町中で出会うふしぎな法律

お風呂代、スーパー銭湯は高いのに近所の銭湯はなぜ格安？
なぜ京都のコンビニはシックなカラーなのか？
トンチを駆使して24時間営業！　ネットカフェのカラクリ
ライブハウスは実質、居酒屋
推しの現場で迷惑なオタ芸。訴えられる？
宅配便に入れたそのお手紙、違法です
AEDで誰かを助けても訴えられる可能性があるって本当？
「そこ、私の席ですけど（怒）」を防ぐための法律がある
カッターナイフの持ち歩きでも銃刀法違反になる？
4月1日に生まれた人はお兄さんお姉さんの学年に！
もしかして違法営業!?　今も煙草が吸えるお店の謎

Chapter03　家族と冠婚葬祭にまつわるふしぎな法律

富めるときも貧しきときも支払おう、著作権使用料
合法キラキラネーム、違法キラキラネーム
「 亡くなったあの人との子を産みたいのです。」
お坊さんの説教に茶々を入れたら罰金10万円
婚約破棄したら結納は倍返し？
不貞はお咎めなしなのに、重婚は懲役刑？
家事労働の値段はいくら？
戸籍と住民票。似たもの同士、その正体は？
小さな怪獣25人、一人で相手にできますか？

Chapter04　おカネと税のふしぎな法律

１円玉をつぶしたら有罪、1万円札を破いても無罪
ふるさとは遠きにありて払うもの
「この中に、祖父母と養子縁組している方はいませんか？」
「この中に、4年落ちの中古車をローンで買った方はいませんか？」
賄賂をもらっちゃダメなのは公務員だけ？
大ケガの「賠償金」。さすがに税務署も見逃して？
借金を返しても税金が減らないわけ。
年末に何を調整しているの？
契約書にペタッと貼る謎の紙は何？
「税金は勝手にとられる」って思ってません？

Chapter05　ビジネスと社会のふしぎな法律

訴状が届いてなくてもコメントしろよ！
選挙で、みかんは配れるけどチョコレートは配れない？
悲しい立法者あるある「思ってたんと違う」
なぜ火事を出した人の責任は軽減される？
労働事件で会社がほぼほぼ負けるワケ
結局、第三者委員会って信頼できるの？
ギグワーカーは「労働者」だけど「労働者」じゃない？
超人気ゲーム会社同士が合併！　ワクワクしない人は誰？
転売ヤーはなんで野放しなの？
正社員だけ社食ランチを安く食べられるのは違法？
法律家が美容整形を絶対おススメできない理由