いい音がする文章 の商品レビュー
チャットモンチーのドラムの人の本だ!と手に取った。文章術の本かと思ったら音楽と文章にまつわるエッセイでした。(図書館の文章術コーナーにあった) 私は音楽にまったく明るくないので、詞や曲(編曲)がこんなに理論的に作られているって知りませんでした。センスと理論が合わさって音楽ができ...
チャットモンチーのドラムの人の本だ!と手に取った。文章術の本かと思ったら音楽と文章にまつわるエッセイでした。(図書館の文章術コーナーにあった) 私は音楽にまったく明るくないので、詞や曲(編曲)がこんなに理論的に作られているって知りませんでした。センスと理論が合わさって音楽ができている、ということが、音楽が分からない私にも分かりやすい文章で書かれていて、面白いなぁと読みました。チャットモンチーすごく聴いてたし、ほかの曲も世代だから、よけいに分かりやすかったのかも。 音楽も文章もリズムだよという話、とても面白いです。文章にはリズムが大切だから声に出して読んでみよう!とか、リズムを意識しよう!って主張はよく見かけますが、高橋さんはそこにかなりがっつり音楽の要素を混ぜ込んでいて、そこが新鮮だなぁと思いました。 曲を聴いて感情が動かされる時、それは詞と曲両方の力。ただ詞を朗読しても、曲のアレンジが変わっても、別物になってしまう。面白い。
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音楽も読書も好きな人にはおすすめしたい良書。文章の感覚的な良いところを、音の視点から見てみたり、私たちが古来から持っていた歌と言葉の関係だったりをまとめていて面白かった。詩と文章の違いも面白かったし、知っている曲がいっぱいでてきたのも嬉しかった。
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他のアーティストの素晴らしいところに目をたくさん向けている。本書を通読して、高橋さんは優しい人だと感じだ。
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音楽経験をもとに音の響きを綴った本 【内容メモ】 ・斜め読みができないのは文字を音で読むタイプの人。 ・バズを狙うと自分の音が出せなくなる。 ・いろんな人の音楽を聴くことで、自分の音が出せるようになる。経験が音を作るので、決して二番煎じにはならない。 ・予測変換で音が死ぬ。見える...
音楽経験をもとに音の響きを綴った本 【内容メモ】 ・斜め読みができないのは文字を音で読むタイプの人。 ・バズを狙うと自分の音が出せなくなる。 ・いろんな人の音楽を聴くことで、自分の音が出せるようになる。経験が音を作るので、決して二番煎じにはならない。 ・予測変換で音が死ぬ。見える言葉で印象が異なってくる。 (例:さすが、流石など) ・「音楽の力」は歌の意味の解釈の押し付けのようなもの。人ぞれぞれの感じ方がある。 ・自分の音が出せるのは、日記がオススメ。 【所感】 ・音楽を聴きながら文章が読めなかったりするのは、自分も文字を音で読むタイプの人なのだと感じた。これは新発見。音楽を流しながらでの読書はやめる。 ・予測変換で何気なく、自分では使わないような漢字などを使うが、印象が異なるものだと気付かされた。 ・音楽への興味がなく、この本はあまり刺さらなかったが、自分は言葉の響き、それに加えて単語の意味のあいまいさという難しさが好きなのだと読みながら感じた。
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ミュージシャンとしても文筆家としてもプロの筆者の言葉は、なるほどなぁと思うことばかり。 経験によって会得した実感によるものと読書や研究などから得られた知見が、ちょうどよい塩梅で読者に提供されている。音楽をセーターやお料理に例える表現もさすがで素晴らしいなぁと思った。
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本のデザインに惹かれて買ってみた!国語の授業で暗唱して、今も覚えているものってリズム感がある。算数の九九もそうなのでは!! 本に出てきた曲や詩を、声に出して読みたいなー
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この本、目の付け所がいい。 確かに、いい文章、というか、読みやすい文章、というのは、 リズム感がある。作者の声が聞こえ、テンポよく読める。 何より楽しい。 読みにくい文章はどんよりする。 納得。 ただ著者はそのせいで本を読むのが遅いという。 音を聴きながらでも早く読める気がする...
この本、目の付け所がいい。 確かに、いい文章、というか、読みやすい文章、というのは、 リズム感がある。作者の声が聞こえ、テンポよく読める。 何より楽しい。 読みにくい文章はどんよりする。 納得。 ただ著者はそのせいで本を読むのが遅いという。 音を聴きながらでも早く読める気がするんだけどなあ、、 むしろテンポよく。 まあそれはそれとして。 作家、作詞家、ドラマーだけに視点が音から入るんだろう。 歌の作詞は半分は曲。 オノマトペの楽しさ。 谷川俊太郎のかっぱかっぱらった(ことばあそびうた)に久々触れた。 引用の多い本。 極め付きは 松本隆作詞で太田裕美が歌う「木綿のハンカチーフ」 吉田旺作詞でちあきなおみが歌う「喝采」。 短い言葉に曲がついて、世界を作る。 文章は大事にしたいな。 はじめに いい文章は「いい音」がする 第1章 ことばは「音」でできている 本を「音」で読む人 「絵文字」で何が伝わるか 文字のない民族は「音」で感情を伝え合う 突然ですが、ちょっと方言で書きますね 声は世界にひとつだけの楽器 文字はなかなか伝わらないけど音は一気にぜんぶ伝わる 赤ちゃんは「アンパンマン」がなぜ好きか ニックネームは「呼びたくなる音」 テレビCMは音の戦略 なぜ「よいしょ」と言ってしまうのか 匿名の140字が生むリズム 「バズ」を狙うと自分の音が消えていく column1 私の好きな「いい音がする文章」① 文豪の音 第2章 文のリズム・日本人のリズム 11歳からの「文のリズムの作り方」 国語は音読から始まる 誰もみな「音」から言葉を好きになる 「いい音がする文章」こそが時代を越える 日本古来のリズムはプログレ 洋楽に慣らされた日本人が忘れているリズム 雅楽の音と「日本人の気質」 演歌はなぜみな同じ曲に聞こえるか 米津玄師の曲が「懐かしい」のはどうしてか 金子みすゞと中原中也と「7・5調」 「音のおもしろさ」と「意味のおもしろさ」 人間関係はリズムでできている column2 私の好きな「いい音がする文章」② エッセイストの音 第3章 自分の音を鳴らすということ 国語教育のちょっと怖いところ なぜ「自分のリズム」を見失ってしまうのか? 「文を書く」は「音を作る」と同じだった みんな知ってる言葉を組み合わせて誰も知らないリズムを作るスピッツ ドラマー同士「音」で会話していた 音の生産地 リズムは自分の「性格」をもつくる 友達ではなく雲の上の詩人に共感した 「日記」で自分の音を鳴らそう 感情表現のツールは言葉だけじゃない 自分の音を取り戻す column3 私の好きな「いい音がする文章」③ 方言の音 第4章 なぜ自分の音を出しにくいのか? 『上を向いて歩こう』はなぜ人の胸を打つのか 「歌詞」は音楽の一部にすぎない 「音楽の力」を嫌った坂本龍一の言葉 「お世話になります」はセッション前のチューニング 「あなたの音」をもらったら「わたしの音」を返してみる 生身の自分は「複数のアカウント」を使い分けて音を出している 「チョベリバ」は短命で「ヤバい」が長生きなのはなぜ 「予測変換」で音が死ぬ罠 文字は狭く閉ざされて音は広く開かれている 「自分の音を鳴らしまくった文章」がひしめくすごい場所がある 読む文章を「音」で選べる時代 「自分の音」を見つけるトレーニング column4 私の好きな「いい音がする文章」④ 新聞記事とルポルタージュの音 作詞講座で伝えている基本的な「書き方」 「いつ・どこで・誰が」を明確に/説明だとわからないように説明する/でっかい言葉入れすぎない/「あの」「この」を入れすぎない/違和感を残す/書きすぎない/上手に書こうとしない/日記のようなリアルを書く/逆説やタブーを入れてみる/他の言葉に置き換わらない言葉/自己満足で終わらない/しかし、意味よりも音/晴れやかな音・くぐもった音 第5章 「音楽」にとって言葉とはなにか 私がチャットモンチーだったころ 「踊れないやつは人を踊らせられない」 「いい音楽」と「上手い音楽」は違う 音は年齢も国境も越える「言語」である 自分の独り言が知らない誰かのものになっていく 歌詞は歌われて完成する 私が憧れた「音としての言葉」の使い手 歌詞は「音」と「言葉」の間にある 「詞先」と「曲先」で変わる言葉の役割 文を音で推敲する 形容が多いと想像力が削られる 自分の音をコントロールして出せるように column5 私の好きな「いい音がする文章」⑤ 絵本の音 エピローグ 生き方が音をつくる あとがき 参考文献
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【自分の書く文章を見直すきっかけをくれる本】 元チャットモンチーのドラムの高橋久美子さん著。 ドラムを叩くようなリズムが文章にはある。 バズる文章が正解ではない。AIで産むことができるようになる。共感を呼ぶことが目標なのではなく、自分の音を鳴らすこと。簡単に人に見せない選択...
【自分の書く文章を見直すきっかけをくれる本】 元チャットモンチーのドラムの高橋久美子さん著。 ドラムを叩くようなリズムが文章にはある。 バズる文章が正解ではない。AIで産むことができるようになる。共感を呼ぶことが目標なのではなく、自分の音を鳴らすこと。簡単に人に見せない選択をする。 日記を書くときに、日常での違和感や発見や感動を加えてみる。心に残った違和感や感情を書き留める。 坂本龍一は音楽の力という言葉が嫌いだった。好きにやってるだけ、感動は受け取り手の問題。副産物でよいと考える。 説明しすぎ、書きすぎは幼く感じさせる。感情的になるときほど描写を。 ------ 民謡や絵本を例にとり、何が心に残る文章なのか、作者視点で伝えている。 あまりに引用が多すぎて、何が言いたいことなのかわからない。 いい音がする文章というタイトルだが、自分でその音を出しているわけではないのが残念だった。 読み進めていくうちに引用が増えたり、エッセイ濃度が増したり、読み飛ばすページが増えていった。 こういう文章を書けるように、こういう努力やインプットをした、という体験が語られていれば、また違った評価になっていたと思う。
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私自身、文章は音で脳内再生して読むタイプなので言葉と音の関係性をこう捉えることもできるのか!と面白かった。詞と詩の違いは筆者のミュージシャンと作詞家経験からの分析に目からウロコ。フォントや紙などブックデザインのこだわりも素敵な一冊。 先日読んだ国語教育の本とリンクする部分もあり...
私自身、文章は音で脳内再生して読むタイプなので言葉と音の関係性をこう捉えることもできるのか!と面白かった。詞と詩の違いは筆者のミュージシャンと作詞家経験からの分析に目からウロコ。フォントや紙などブックデザインのこだわりも素敵な一冊。 先日読んだ国語教育の本とリンクする部分もあり、論理的であることが重視されすぎて各人固有の感動を文字化するときに自分の色を見失っているかもと気付かされた。 言葉も音楽も本当に大好きなので両面からの考察を感じられる文章で読み応えがあったし、私もいい音がする私なりの言葉を紡いでいきたいなと思う次第。
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時間なくて流し読みだけどおもろ〜〜話し言葉(発話)と書き言葉について書いた本はあっても、ミュージシャン兼作家の視点から音と文章について書いた本は珍しいのでは!と思った。どちらの良さも解説してくれるのがとてもいい。 ・本の世界は閉ざされていてその分出会いの価値を高める、音楽はひら...
時間なくて流し読みだけどおもろ〜〜話し言葉(発話)と書き言葉について書いた本はあっても、ミュージシャン兼作家の視点から音と文章について書いた本は珍しいのでは!と思った。どちらの良さも解説してくれるのがとてもいい。 ・本の世界は閉ざされていてその分出会いの価値を高める、音楽はひらかれていて大勢の人に届く ・教官が基準なら、それ以上に飛び抜けたものが生まれないのではないか p.154 ・自分の文章のリズムを取り戻すには、自分のルーツになった場所の音を確かめに行く p.159 ・形容が多いと想像力は削られる
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