感応グラン=ギニョル の商品レビュー
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初めて読む作者だが、まずは作家名、そしてタイトルと、カバーイラストと、ちょっと説明を読んだだけで好みだとわかったので、ほぼジャケ買いだった。 実際全編大好きな世界観だった。 というか全編濃密。 おそらく作者が好んでいる大正時代は、1912~1926年。ほぼ100年前。 谷崎や川端や乱歩やが多感だった頃で、むしろ乱歩なんかは中年になって郷愁で振り返っていた「あのころ」を、100年後、こういう形でSFとドッキングすればよかったのか……! と、作者の発見に、一読者として瞠目しきり。 しかも作品が目指すのは、損なわれた尊厳の奪取。 そのために虐げられた少女が設定されて、痛みを感じて、でも果敢に、取り返さんと。 百合的にもSF的にもアナクロニスト時代錯誤者にも、アア、美味しかった。 ピグマリオニスト人形愛好者は必読。 ■感応グラン=ギニョル ■地獄を縫い取る ■メタモルフォシスの龍 ■徒花物語 ■Rampo Sicks 解説=橋本輝幸
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SF短編集。 表題の『感応グラン=ギニョル』だけ読みました。 あとも読んでみたけど、全くよくわからない。 自分はSF作品が苦手なのかもしれない。 グラン・ギニョルという言葉を知れただけ良かった。フランスの巴里からきているのか。 日本でいう見世物小屋を舞台化したもの。 文字だか...
SF短編集。 表題の『感応グラン=ギニョル』だけ読みました。 あとも読んでみたけど、全くよくわからない。 自分はSF作品が苦手なのかもしれない。 グラン・ギニョルという言葉を知れただけ良かった。フランスの巴里からきているのか。 日本でいう見世物小屋を舞台化したもの。 文字だからグロさは感じなかったけど、映像では見たくないなー。鼻がないのも普通に怖い。
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文庫版を読了。 あまり耽美や百合といったジャンルは触れてきていなかったが、それを除いてもSFやミステリとして面白い作品が多かった。メタモルフォシスの龍の設定などはこの短編だけでなくもっと別の切り口も見てみたかった。 もちろん少女らのやり取りも素晴らしく、特に徒花物語は少女故のいじ...
文庫版を読了。 あまり耽美や百合といったジャンルは触れてきていなかったが、それを除いてもSFやミステリとして面白い作品が多かった。メタモルフォシスの龍の設定などはこの短編だけでなくもっと別の切り口も見てみたかった。 もちろん少女らのやり取りも素晴らしく、特に徒花物語は少女故のいじらしさと可愛さが背景設定によって強調されており、収録作品の中では最も好きな作品になった。 別のアンソロジーに名前が有り、予習の為手に取った作者の作品だが良い出会いだった。
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文庫にて購入 めちゃくちゃ自分が望んでいた内容の本だった 耽美・不思議な世界観・残酷 こんなに想像しやすいのに詩的な文章表現ができるものなのかと圧巻 感傷ファンタスマゴリィの文庫化を切に願います
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異形コレクション「メロディアス」に収録されていた「h〇le(s)」がとても良かったので直近で文庫化されていた著者の単著を買ってみた。 どの作品も身体性と痛みを強く感じさせる内容で、江戸川乱歩的な耽美さや幻想文学的なアプローチでありながらもしっかりとSFになっている。 一貫してまま...
異形コレクション「メロディアス」に収録されていた「h〇le(s)」がとても良かったので直近で文庫化されていた著者の単著を買ってみた。 どの作品も身体性と痛みを強く感じさせる内容で、江戸川乱歩的な耽美さや幻想文学的なアプローチでありながらもしっかりとSFになっている。 一貫してままならなさの絶望とある種の呪縛からの解放が描かれているというのもよかった。
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概念に切り込むSFだった。 特に「美醜」「生死」の2点は本作のキーワードだと感じた。 短編を読んでいるときは熱がこもっているような、のぼせた気持ちになる。 けれど、最後にはそれをふわっと解き放って涼しくしてくれる。 熱せられた気持ちほど、冷める感覚を感じやすいのかもしれない。 ...
概念に切り込むSFだった。 特に「美醜」「生死」の2点は本作のキーワードだと感じた。 短編を読んでいるときは熱がこもっているような、のぼせた気持ちになる。 けれど、最後にはそれをふわっと解き放って涼しくしてくれる。 熱せられた気持ちほど、冷める感覚を感じやすいのかもしれない。 あらゆる事象の二面性をテーマに多彩な世界観のテクスチャで読者を魅了してくれる作品だった。
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