戻れないけど、生きるのだ の商品レビュー
ややまわり道の多い文章で始めはめんどくさい、と思っていたが、読んでいるうちに不思議とすんなりと読めるようになっていた。自分がマジョリティ側にいること、それに気付かなかった愚かな自分と慢心しないように細心注意を払う著者の丁寧な人となりが文章の中に現れていたからだと思う。マジョリティ...
ややまわり道の多い文章で始めはめんどくさい、と思っていたが、読んでいるうちに不思議とすんなりと読めるようになっていた。自分がマジョリティ側にいること、それに気付かなかった愚かな自分と慢心しないように細心注意を払う著者の丁寧な人となりが文章の中に現れていたからだと思う。マジョリティ男性から多々傷つけられ、憤りを覚えていたが、そういう男性にも抱えるものや傷ついてきた故の、プライドや責任があるのだとよく分かった。(だからと言って許せるものではないが)男性同士の関係性がbeingではなくdoingなことや男のファンタジー消費はとても納得。清田さんたち、桃山商事さんのことを、もっと知りたくてポッドキャストお気に入り登録しました。
Posted by
静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=6QRD3nhGdNC9vkb2XhIUdw%3D%3D
Posted by
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11598028
Posted by
清田さんのコラムはいくつか読んだことがあって、いつかちゃんと本も読みたいと思っていました。コラムをまとめた本だったから、読みごたえは少なめだったかもしれないけど、清田さんの真摯なお人柄がよく伝わってきました。同世代の東京出身の男性がこんなふうに解像度を上げるんだと感心しながら読み...
清田さんのコラムはいくつか読んだことがあって、いつかちゃんと本も読みたいと思っていました。コラムをまとめた本だったから、読みごたえは少なめだったかもしれないけど、清田さんの真摯なお人柄がよく伝わってきました。同世代の東京出身の男性がこんなふうに解像度を上げるんだと感心しながら読みました。 数年前の本だけど、よかれと思って~も読みたいと思いました。元夫がよく言っていた言葉だからです。
Posted by
男性としてフェミニズムをどう考えるかを、真剣に考えられていて好感を持ちました。 紹介されている本はどれも読みたくなります。
Posted by
自らを挙げて「男性性の顛末は代償として孤独で傷ついてます」みたいな内省はジェンダー周りの女性へのポーズでしかなくて嘘くさくてしょうがない。こんな感じが許されるのってせいぜい社会人3年目くらいじゃないの。「お茶できるだろうか?」って、こういう立場でこういう仕事してるんだから筆者自身...
自らを挙げて「男性性の顛末は代償として孤独で傷ついてます」みたいな内省はジェンダー周りの女性へのポーズでしかなくて嘘くさくてしょうがない。こんな感じが許されるのってせいぜい社会人3年目くらいじゃないの。「お茶できるだろうか?」って、こういう立場でこういう仕事してるんだから筆者自身はそっち方面に「連帯」してるじゃん。この人はこれが仕事だからだけど、リアルでカネが絡まない所でこういうこと言ってるおっさんは女性にすり寄るためのナンパの口実です。 これが俺の痛みみたいなエピソードも同世代の男からすると全般的に薄寒いというか嘘くさい。サブカル畑出身で扶桑社で仕事してるなら渋谷直角の漫画みたいなサブカル性加害ネタ、早稲田の文壇周辺のセクハラ話も沢山知ってるだろうに、「もう出たもの」を耳触りよく論評するのみな態度なこと、水ダウや女芸人のレッテル批判の前置きにふだんはテレビを見てないとか前置きするなど、いい歳こいたおっさんがいちいち言い訳してセコさを感じるからだと思われる。何で文中で出てくる敬愛する骨太なライターや学生時代に憧れて模倣した町田康みたくなれなかったのかの理由はそのあたり。 その上で、朝井リョウや山崎ナオコーラ「父乳の夢」みたいな表層の小説をそりゃ評価するよなってのと、朝井リョウ作品の延長で少しだけ触れてる「正欲」ってこの人みたいな人種の欺瞞に突っ込んでる作品のはず。 ライターの先輩に女の子の前でパワハラされたっていう恨み節のクソダサいエピソード出てくるけど、それは先輩のデリカシーが少し足りないだけで正しい説教だったんじゃないのって思ってしまう。「本当のこと」ならね。
Posted by
不思議な感じのする文章だ。常に自己を省みながら、周囲に目を配りながら書かれる文章はミソジニーや家父長制の感触とは無縁。断定的ではなく、叩くとやんわりと跳ね返って来るような…従来の男性的・女性的の二元論的には捉えきれない不思議な感覚がある。 「感動」や「ときめき」がこの本のテーマ...
不思議な感じのする文章だ。常に自己を省みながら、周囲に目を配りながら書かれる文章はミソジニーや家父長制の感触とは無縁。断定的ではなく、叩くとやんわりと跳ね返って来るような…従来の男性的・女性的の二元論的には捉えきれない不思議な感覚がある。 「感動」や「ときめき」がこの本のテーマ。 過去に流れ去ってしまう『その一瞬』。感じ続けることの出来ない『その熱い想い』。 そういったことを繰り返し経験し、それでも過去に囚われることなく考え続ける。 そんな些細なことを大切にしている人なのだと思う。 著者は自分のことをフェミニストと呼ばない。 (若しかしたら間違ってるかも) それは、口で何と言っても自分が男性であり、今の社会では男性性から抜け出すことが不可能な存在であることへの形容し難い居ずらさ、生きづらさに依るものではないか、この本を読んでいるとそう思う。 《…家父長制をぼろ糞に言い、ホモソーシャルな温室で暮らす馬鹿どもをけなし、ミソジニーなオッサン共を遺物と切り捨てる…》 そんなことは実は男性自身にはなかなか出来ない相談だ。言えば「あんたもその1人」と自分の首を絞めるだけ。 そんな中で奮闘する著者を応援するフェミニストが相当数いるのは心強い限り。 恥ずかしながら、著者のような勇気はとても持ち合わせては居ないが応援したいと思う。
Posted by
桃山商事という集団のことも作者の清田隆之さんのことも全く知らない。 むしろ上坂あゆ美さんとの対談を見て「苦手かも」って思ってた。だけど対談前に本を買ってしまってたから、半ば「仕方ない」気持ちで読んでみたら面白かった。 フェミニズムとかジェンダーとか、今までいろいろ感情を揺さぶられ...
桃山商事という集団のことも作者の清田隆之さんのことも全く知らない。 むしろ上坂あゆ美さんとの対談を見て「苦手かも」って思ってた。だけど対談前に本を買ってしまってたから、半ば「仕方ない」気持ちで読んでみたら面白かった。 フェミニズムとかジェンダーとか、今までいろいろ感情を揺さぶられてきた話題だけど、かといって自らが強い思いで語りたいとも思わないし遠ざけてた。でもこの本では清田さん自身も悩み、迷い、決めかねていることを言語化してあって、とても読みやすかった。エッセイの中に出てくる本を全部読みたくなるような魅力的な言葉で紹介してくれるところも好き。
Posted by
弱さを認める。開示する。連帯する。生きるとは、感動すること。感動するために生きる。終盤にかけての感情の昂ぶりが文字を通して感じられて、静かな熱に最後は泣いてしまった。 自分の周りの男性達にもぜひ読んでもらいたい、何を感じるか知りたい。
Posted by
ここまで開陳していいんだという本。清田さんの中で1番大切にしていることの一つに弱さを認める、さらけ出すということがあると思うけど、そのことが前面に出ている。読んだ本や作品が多く紹介されていたのも個人的には理解しやすかった。 一方、恋愛において、始まり方や終わり方の分析が他に比べ...
ここまで開陳していいんだという本。清田さんの中で1番大切にしていることの一つに弱さを認める、さらけ出すということがあると思うけど、そのことが前面に出ている。読んだ本や作品が多く紹介されていたのも個人的には理解しやすかった。 一方、恋愛において、始まり方や終わり方の分析が他に比べておざなりになっているのでは?と思うところもあった。もちろん、あまり詳細に分析しないことのメリットもあるとは思うのだけれど、もう少しそこは突っ込んで欲しかった。始め方終わり方にも、ジェンダーの問題は多く関わっているのではと思うので とは言いつつ、最後の「もう恋愛をすることはないと思うけれど」はすごくよかった。恋愛だけじゃなくて、「特別な感情体験」として、経験していくこと、それによって恋愛に依存する必要はないのではという提言はすごく納得感のあるものだった。
Posted by
- 1
- 2
