1,800円以上の注文で送料無料

小泉八雲先生の「怪談」蒐集記 の商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/12/26

「ヘルン先生、人食い鬼を見に行く ー 「食人鬼」より」 噂の林の中では。 人が寄り付かないようにするには妙案かもしれないが、相手まで怖気付いて来なかったらという可能性は考えなかったのか。 「亡霊がくれた才能 ー 「耳なし芳一」より」 疲労が溜まる訳。 どれだけ楽しい時間を過ごせ...

「ヘルン先生、人食い鬼を見に行く ー 「食人鬼」より」 噂の林の中では。 人が寄り付かないようにするには妙案かもしれないが、相手まで怖気付いて来なかったらという可能性は考えなかったのか。 「亡霊がくれた才能 ー 「耳なし芳一」より」 疲労が溜まる訳。 どれだけ楽しい時間を過ごせていたとしても、身体に負担がかかりすぎていたら美しい演奏を奏でるより前に倒れるだろう。 「妖怪易者の秘密 ー 「果心居士の話」より」 何もかも当たる。 少しでも会話をした後でなら納得できる部分もあるだろうが、何一つ話していないのにスラスラと語られたら驚くだろう。 「幻の少年 ー 「茶碗の中」より」 見知らぬはずが。 幻として現れる者が女性であれば話は変わっていただろうが、それが同性だったからこそ認められず苦しんだのだろうな。 「人と人でないものの間に ー 「ゆきおんな」より」 好いた相手とは。 普段の姿だけを見て惚れたのであればやめたほうがいいが、全てを知ったうえでも想いが募るのならば受け入れたいだろ。 「八雲が遺すもの ー 「むじな」より」 物語として書く。 人によって捉え方は違うからこそ、執筆した際に少し変わってしまうことはあるだろうが新たな情報を入れるのも面白いな。

Posted byブクログ

2025/09/15

小泉八雲の怪談を下敷きにした小説、というところにひかれて読みましたが、八雲先生と周りの人物たち、それに人物らしき者たちが、とても活き活きしていて、楽しかったです。 怪談の話が元の話からどんなふうに改変されているかも、「怪談」を読んでいながら、存じませんでしたので、そのあたりの簡潔...

小泉八雲の怪談を下敷きにした小説、というところにひかれて読みましたが、八雲先生と周りの人物たち、それに人物らしき者たちが、とても活き活きしていて、楽しかったです。 怪談の話が元の話からどんなふうに改変されているかも、「怪談」を読んでいながら、存じませんでしたので、そのあたりの簡潔な解説も興味深く読みました。 なんだか、この小説を読んで小泉八雲への親しみが増したような気がします。

Posted byブクログ

2025/06/26

時代が江戸から明治へ移り、人の心の中から怪異が消えていく中、その残滓を拾う…みたいな設定は好きなのですが、ちょっと思っていた雰囲気と違ってました。 角川というよりメディアワークスっぽいかもしれません。 ターゲット層と違ったかもしれないので★3

Posted byブクログ

2025/03/11

 小学生、たぶんまだ三年生から四年生あたり。角川文庫の『怪談』に魅せられた。小泉八雲を主人公にしたこの小説、飛びついた、そして感動した。ありがとう。

Posted byブクログ

2025/02/08

小泉八雲の『怪談』をモチーフに、八雲とお人好しの書生、訳あり女中が怪事件を調査(というかほぼ八雲が看破してますが)、それぞれの持ち味を見せつつ『怪談』に落とし込んでいく手腕が見事でした。八雲の作品に関するコラムも掲載されていて、原作に興味も持てるお得な1冊かと。

Posted byブクログ

2025/01/13

森の食人鬼、音楽家を招く亡霊、妖怪を使う易者、幻の少年、雪女やのっぺらぼうらの関わる不可解な事件や出来事に遭遇した小泉八雲が女中の少女・好乃や書生の己之吉とともにそれらの謎を解き「怪談」として記していく。怪異が実在する世界であるのに起こる事件は現実的なものというのが個人的にはすご...

森の食人鬼、音楽家を招く亡霊、妖怪を使う易者、幻の少年、雪女やのっぺらぼうらの関わる不可解な事件や出来事に遭遇した小泉八雲が女中の少女・好乃や書生の己之吉とともにそれらの謎を解き「怪談」として記していく。怪異が実在する世界であるのに起こる事件は現実的なものというのが個人的にはすごく面白かった。

Posted byブクログ

2025/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

峰守先生の作品でついに小泉八雲先生のお話を読めるとは!と興奮しながらの読書。 『怪談』の元ネタとなった出来事を八雲先生や登場人物たちが経験する話であり、八雲先生が優れた「耳」や「鼻」でその出来事の謎を解くミステリでもある贅沢なお話。 各話最後のコラムもまた興味深くて楽しかったです。 どの作品でもこのコラムが楽しみで楽しみで。 八雲先生のカタコトな日本語が何とも可愛らしい。 それでいて、先生の言う「ゴースト」の話になると割と流暢に説明し出すのもまたいい。 八雲ご夫妻が「パパさん」「ママさん」と呼び合ってるのもまた微笑ましくていい。 オリジナルの登場人物も『怪談』を知っているとニヤリとする「音」のキャラがいて、ちゃんとラストにそれが伏線になっているのもよかった。 女中の好乃の正体は少し想定外だったけれども。 苗字から何となく想像してたら違ったというね……途中しっかり匂わせあったけれども、元ネタ知らないとスルーしてしまうかと。 気付いた方はマニアだわ…… ある目的で八雲の家に転がり込んだ好乃、その目的は達成できるのか。 様々な経験をして気づきを得たあるキャラが一念発起して告げたこととは。 そして、八雲先生は一体どんな思いで『怪談』を書き上げたのか。 もちろんフィクションではありますが、八雲先生の足跡を学びつつ、こういうこともあったかもしれないなと想像(妄想)できる物語だったと思います。 本当に不思議な経験をしたからこそ、日本の怪談に惹かれたのかもしれないと、そう思わせる力があったので。

Posted byブクログ

2025/01/08

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の作品になぞらえてたミステリーです。八雲先生の言うゴースト、妖怪や要請などが実在する世界となっていて、本作中にも妖怪が登場します。日本が近代化していく途上で、怪談や怪異がまだ日本人の心にかろうじて残っている。そんな時代を描いています。

Posted byブクログ