ピクニック部 の商品レビュー
2025年12月8日読了。図書館で借りた。 まず装丁がいい。チェックが可愛い。棚に飾っておきたい。借りた本だから、ほんの束の間しかできないけど。 自分は野ばらさんに近い年齢のためか、3つの作品のうち、「こんにちはアルルカン」に感情移入。 「ピクニック部」の大吉山、いつか行く...
2025年12月8日読了。図書館で借りた。 まず装丁がいい。チェックが可愛い。棚に飾っておきたい。借りた本だから、ほんの束の間しかできないけど。 自分は野ばらさんに近い年齢のためか、3つの作品のうち、「こんにちはアルルカン」に感情移入。 「ピクニック部」の大吉山、いつか行くことになりそう。ピクニックというほのぼのしたイメージだけではない物語。
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「可愛い」を馬鹿にするな、「可愛い」は全てにおいて尊厳をもち勇気や元気を司るもの。それは歳をとろうが性別がなにであろうが、「可愛い」はかわいいそのまんまでいい。まず赤いタータンチェックの表紙がとんでもなく可愛くて、秋のピクニックにタータンチェックのシートとサンペレグリノの瓶、アン...
「可愛い」を馬鹿にするな、「可愛い」は全てにおいて尊厳をもち勇気や元気を司るもの。それは歳をとろうが性別がなにであろうが、「可愛い」はかわいいそのまんまでいい。まず赤いタータンチェックの表紙がとんでもなく可愛くて、秋のピクニックにタータンチェックのシートとサンペレグリノの瓶、アンティークのようなガラスのゴブレットと木陰の下で読む本は何がいいかと思って手に取った本。 初めての嶽本野ばらさん、読んでロリータのお店はわからないがロリータファッション洋服を見ていないのに細部まで可愛くて、更に上品である事に誇りをもっている洋服だと言う事。それを洋服はもちろんそれを愛でる人も同様だという事。 ブサとジュジュの始まりから「ぶさマルコという名前が嫌、自分で自分をブスという女子が嫌、謙遜ですら。」こんにちはアルルカンから「可愛い服を姑息に孫のプレゼントと偽り買った自分は非道い人間で、自分自身に詫びる。」タイトルのピクニック部では「貴方を“可愛い”という男子を嫌悪する、彼等はその言葉を性的な意味で、唆るという欲望で同義語として使用する。ならば“可愛い”とは、言うな!」など 可愛いに対してどこまでも真摯に向き合い崇め奉る、なるほど、理解る。可愛いは何に置いても正義であるとよく耳にするけれど上っ面ではない覚悟のこもった一文なのだなと。 すべての話も素敵だけど、時代にアップデートされた、否、嶽本野ばらさんのような考えがやっと世間が追いつき誰の心にもあった事を認められる世界になりつつある。と思った。多様性やジェンダーを当たり前にしようとする令和のあり方、特にこんにちはアルルカンは昭和の時代錯誤だと確定認識だとおもう「あんな歳にもなってそんな格好」というのを打破すべき未来の予告文のようなお話。かといって可愛いは女子の特権ではなく男子でも勿論持ってていいというのもタイトルのピクニック部。これはその後の話もすべて含めてとても良かった。 レースやパニエやフリルは可愛いけど私の趣味ではなく私はブラックやシルバーやシンプルでカッコイイが好き。でも確かにロリータ服は可愛くて赤いタータンチェックも籐のバスケットも可愛い、それでいて可愛いはこの世で沢山の可愛いがある。女子は揃って可愛いー!を連呼するが、それは可愛いのだから可愛いと言ってるだけ、ただその可愛いは全て尊敬の意味を込められ、尊敬イコール上品である、ようは礼儀をもっている事を「可愛い」と言っていい。 その礼節をわきまえないとこの本ではこき下ろされる。でも女子は狡さを生まれながらに持っているとも書かれており、男子は狡くない身体を改造してもこの狡さを持ち合わせていないから女子にはなれないと書かれており言葉にできない理解ると同時に可愛いと女子である事についての「認められた」と思える感覚になった。 可愛いにこんなに熱意をもって書かれるのは、冒頭にある「可愛い」って馬鹿にされてる部分もあるのが本当に許せない著者である。可愛いといえば子どもぽいや馬鹿っぽいと揶揄される事に腹を立てていて、それを世界に向かって叫んでいる。可愛いは可愛いである事になんら間違いでもなくそのままの可愛いである。世界のKawaiiも可愛いも、ロリータもギャルも犬も猫もリボンもハートもオムライスも、はたまた私がシルバーの装飾を可愛いということもすべては尊い意味の可愛いならば、それは可愛いく世界の真実である。
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「こんにちはアルルカン」は60歳になった女性が可愛いお洋服を本当は自分のために買いたいのだけど、孫娘のだと言って買いに行く。 わかるような気もするけど、幾つになっても自分の好きな格好すればいいじゃん、って私は思う。 人がどう見ようが、自分のポリシーを貫くことって凄くカッコいいと思...
「こんにちはアルルカン」は60歳になった女性が可愛いお洋服を本当は自分のために買いたいのだけど、孫娘のだと言って買いに行く。 わかるような気もするけど、幾つになっても自分の好きな格好すればいいじゃん、って私は思う。 人がどう見ようが、自分のポリシーを貫くことって凄くカッコいいと思う。だから最後の行動には大拍手。 「ピクニック部」の源治善悟郎くんはカッコいい。 里美先輩の手紙が一番読み応えがあった。 大吉山が気になって調べてみた。すぐに登れそうだった。ちょっと行ってみたくなった。
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ーブサとジェジェー 一番面白かった ブサのようにフリマアプリで特定の出品者さんから2.3度購入した事があるので感情移入しやすかった OLIVE des OLIVE に靡かないブサのシーンが特に面白かった 短編なのが残念でこの物語の長編を読みたいと思った ーこんにちはアルルカンー...
ーブサとジェジェー 一番面白かった ブサのようにフリマアプリで特定の出品者さんから2.3度購入した事があるので感情移入しやすかった OLIVE des OLIVE に靡かないブサのシーンが特に面白かった 短編なのが残念でこの物語の長編を読みたいと思った ーこんにちはアルルカンー 主人公、60歳じゃなく80歳くらいで振り切って欲しかった 60歳って元気でアグレッシブなイメージでお婆ちゃんってイメージではないのでちょっと違和感 ーピクニック部ー 源治善五郎=ほぼ嶽本野ばら で読んでしまった 唐突に里見先輩と善五郎が別れた時に 「嗚呼、これだったこれだった嶽本野ばらってこれだった」と思い出し、パンクですもの幸せに安住する訳がなかった、うっかりしてたとなった 憧れのお洋服屋さんに入る時のドキドキ、夢のようなお買い物時間からの、ショッパーを手にして帰る時の無敵っぷり をこんなに具に書いてくれる作家は嶽本野ばら以外にいないだろう 嶽本野ばらはこれでいい、とゆう想いを確認するような読書時間だった
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「ブサとジェジェ」OLIVEdesOLIVEとかラフォーレ原宿とかが出てきて、AnkRougeとかLIZLISAが大好きで原宿に行くことが何よりも楽しみだった中学・高校時代を思い出してワクワクした。可愛いお洋服を愛する気持ちって最高だよなぁと思った。 「こんにちはアルルカン」これ...
「ブサとジェジェ」OLIVEdesOLIVEとかラフォーレ原宿とかが出てきて、AnkRougeとかLIZLISAが大好きで原宿に行くことが何よりも楽しみだった中学・高校時代を思い出してワクワクした。可愛いお洋服を愛する気持ちって最高だよなぁと思った。 「こんにちはアルルカン」これもロリータ服を愛するお話。高校時代の友達に語りかけるような文体で新鮮だった。今まで孫に買うテイを装ってロリータ服屋さんを巡っていたけど、最後にゴスロリのお洋服屋さんで試着をして涙が出てくるところは素敵だったし、自分の好きを大切にしたいと思えた。 「ピクニック部」可愛いに一直線な華奢な男の子が気になる存在だった。もし近くにいたら私も惹かれちゃうかもと思った。義足で歩き方が可愛いとは何?と少し思ったけど言われてる本人は満更でもなさそうだった。登場人物の台詞が少し堅苦しいというか高尚な感じで面白かった。
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初めての嶽本野ばら。次々と出てくるロリータ系ブランドの名などはほとんど知らないのだが、何も知らない人を置いていかない、独りよがりに陥ることのない筆力に脱帽。対象は人それぞれ違えども、愛するもの大切にするものを全力で守りたいという普遍的な気持ちに共感できるからだろう。1作目の「ブサ...
初めての嶽本野ばら。次々と出てくるロリータ系ブランドの名などはほとんど知らないのだが、何も知らない人を置いていかない、独りよがりに陥ることのない筆力に脱帽。対象は人それぞれ違えども、愛するもの大切にするものを全力で守りたいという普遍的な気持ちに共感できるからだろう。1作目の「ブサとジェジェ」は想像だにしない切ないラスト、じわっと押し寄せる余韻。鮮やかな筆致に驚く。「ピクニック部」も最後の手紙がもう圧巻。「私は嬉しいのだ。源治君がずっとそのまま伸び続けていることが。成長してはいるけど、成長していないことが。源治善悟郎は源治善悟郎でしかなく、この先も源治善悟郎であり続けるしかないであろうことが。好きという気持ちを偽ろうとせず、取り繕おうとせず、それに真っ直ぐに礼を尽くす源治君の強さ、真摯さ、愛することへの率直さが」。
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涙はでない、でも261頁で息がとまり、262頁からずっと胸がつまって苦しかった、苦しかったけど、ありがとう!
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「ブサとジェジェ」「こんにちはアルルカン」「ピクニック部」どれもテイストの違いはあるけれどキュンキュン(死語?)してしまう。 表題作 「ピクニック部」の後半、里見先輩が春野さん春崎さんへというメッセージの形をとった源治くんとの関係の独白はそれはそれは美しいものでした。 野ばら先生...
「ブサとジェジェ」「こんにちはアルルカン」「ピクニック部」どれもテイストの違いはあるけれどキュンキュン(死語?)してしまう。 表題作 「ピクニック部」の後半、里見先輩が春野さん春崎さんへというメッセージの形をとった源治くんとの関係の独白はそれはそれは美しいものでした。 野ばら先生の本、「ミシン」「下妻物語」からずっと時間が経ってしまったけれど女の子の可愛いもの好きと同時にしたたかさも一種のズルさとかもキチンと描き出してもらっている事は健在でした。 素敵なファッションブランドの名称、全ては分からないけれどイメージは脳内で綺麗に色づいてます。
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若かりし頃、ロリヰタファッション小説と言えば「嶽本野ばら」だった。令和の世でも変わらぬ野ばら節。全くブレないところが清々しく、潔い。そして小説として面白い。懐かしいメゾン(VIVA YOU,MILK,NICE CLAUP)や本の名前が次々に出てきて、「嗚呼、我が青春の日々よ…」(...
若かりし頃、ロリヰタファッション小説と言えば「嶽本野ばら」だった。令和の世でも変わらぬ野ばら節。全くブレないところが清々しく、潔い。そして小説として面白い。懐かしいメゾン(VIVA YOU,MILK,NICE CLAUP)や本の名前が次々に出てきて、「嗚呼、我が青春の日々よ…」(といっても自分自身はロリヰタファッションに身を包んだことはないのだけれど)打ち震えた。でも敬愛する大森伃佑子さんのスタイリングやOliveは今でも私の中に確実に生きています!そして、まさかコバルト文庫や氷室冴子の名を再び目にするとは!未だ「クララ白書」「なぎさボーイ」を所有している私。野ばら先生の乙女心の揺るがなさをひしひしと感じました。 女子とは、何か…野に咲く花を観ると、髪飾りにしたくなる人… それ以外にあり得ましょうか、いいえあり得ません!女子の心をいつまでも忘れないでいたいものです。
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いきなりこのタータンチェックの表紙に???読むほどに???久々にどこで断念しようかととつおいつ。でも、なにかしら文体が気に入ったりして読了がやれたのでした。ま、ブランド名はほとんど発音敵わず、むにゃむにゃとテキトーに発音して進みます。残念ながら?ロリコンには縁遠いけれど、シスター...
いきなりこのタータンチェックの表紙に???読むほどに???久々にどこで断念しようかととつおいつ。でも、なにかしら文体が気に入ったりして読了がやれたのでした。ま、ブランド名はほとんど発音敵わず、むにゃむにゃとテキトーに発音して進みます。残念ながら?ロリコンには縁遠いけれど、シスターボーイには…ガッコ時代にM君とかそれっぽいこがおり、おそらく好意を寄せられてた気がして、そんなんを思い返してました。ここでの源治君は、初めと終わりとでは人が違ったようです。里美さんの手紙は、漱石の『こころ』の遺書みたいに長いです。
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