クラスで浮いてる宇良々川さん の商品レビュー
1冊完結。 コミカルな前半、難解な後半。宇良々川りんごというキャラクターが強く心に残る。 鳥人間コンテストで飛ぶ、熱い青春小説であるのはもちろんだけど、本質は純愛物語だと思う。「わたしのこと好きなの」なんて言ってるし……言われたい…… 後半のリボンのシーン、意味深。好き。 この作...
1冊完結。 コミカルな前半、難解な後半。宇良々川りんごというキャラクターが強く心に残る。 鳥人間コンテストで飛ぶ、熱い青春小説であるのはもちろんだけど、本質は純愛物語だと思う。「わたしのこと好きなの」なんて言ってるし……言われたい…… 後半のリボンのシーン、意味深。好き。 この作者の作品は3冊目。共通して「彼女の母親」が怖い。恨みでもあるのか。
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これまでと比べると学術的な難しさがあったかも…?という感じ。ファンタジーとそういった幾何学的な世界観が上手い具合にマッチしていて不思議と楽しかった。これまで四季さんの作品には散々泣かされてきたけど今回は泣かずに読めた! 前向きな終わり方だったのは勿論あるけれどすごく前へ前へ進む青春小説な感じがあったからだと思う。夢のきっかけを思い出したり不思議な世界できちんとお別れをできたり、登場人物すべてに意味がある気がした。もるちゃんのうさぎがとても可愛い。あとアインシュタインの「ぢゃ」とりんごさんの「ぎょえ」が好き。あと空に落ちていくって、怖いはずなのにすごく惹かれた。毎度毎度福島(というか郡山)を出してくれて結構分かる場所なので楽しくなったり自分には無い青春を羨ましがったりしてる。ラーメン屋は今もまだ残っているのだろうか…残ってたら行きたいな……
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ヒロインの宇良々川りんごが「物理的に浮いている」ことと冒頭のノリから「少しふしぎ」系のコメディかと思いましたが、彼女と主人公であるハカセこと菊地一成の二人、"孤独感と無力感"を抱いた少年少女が、葛藤しながら足掻いて前に進み成長していく青春物語であり、その表現系として幻想小説の手法がとられる見事な作品でした。すなわち、現実世界と幻想世界を行き来しながら、思春期を生きる二人の内面に迫り、彼らの絡まった葛藤を解きほぐしていく展開が非常に心を動かされました。映像化したらすごく美しい作品になるだろうな。これは傑作。
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物理の知識が出てきて ただの恋愛ではなくて 面白いけど、もうちょっと浮いてることが プラスになったストーリーが あればもっと 面白かったし 登場人物のキャラが強いから 続きもできたのにな〜
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あらすじを読んだ感じでは鳥人間コンテストを題材にした情熱的なヒューマンドラマかと思っていたが(実際にも部分的にその通りではあったが)、思ったよりも重たい内容で、鳥人間コンテストよりも登場人物の過去や現在の葛藤について描かれるシーンの方が圧倒的に多かった。 読後の感想としては、正...
あらすじを読んだ感じでは鳥人間コンテストを題材にした情熱的なヒューマンドラマかと思っていたが(実際にも部分的にその通りではあったが)、思ったよりも重たい内容で、鳥人間コンテストよりも登場人物の過去や現在の葛藤について描かれるシーンの方が圧倒的に多かった。 読後の感想としては、正直、非常に読みにくかった。ハカセ(主人公)の心の中の描写と夢の中の描写、そして現実がどんどん境目を曖昧にしていき、中盤以降は何がどうなってるのかついていけなかった。またなんらかのメッセージ性はありそうなのに、色んな要素が浮き沈みしすぎてて結局何がテーマだったのかも読み取れなかった。 全体的に、読者の理解力と想像力が試されているような感じがした。 作中ではアインシュタイン博士が登場し量子力学について解説するシーンが度々描かれるが、おそらく作者自身も量子力学に詳しくないのか、抽象的な単語による説明が多く、素人にもわかりやすく噛み砕いて説明するという感じではなかった(一度読んだだけでは頭に入ってこなかったので、2回以上は読み返した)。 ただ、クライマックスの鳥人間コンテスト本番のシーンは感動的だった。読後感も悪くないので、買って損したというほどでもない。ある程度の時間が経ってから、暇な時に読み返したら今度は違った読み方ができるかなと期待。
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鳥人間コンテストに出場する飛行機部。飛行機のパイロットだった主人公菊池一成(あだ名はハカセ)はコンテスを控えたある日ひき逃げに遭い、足を怪我してしまう。 けがの回復がコンテストに間に合わなくコンテスト出場が危ぶまれる状況になってしまった飛行機部。 そんな主人公のハカセは...
鳥人間コンテストに出場する飛行機部。飛行機のパイロットだった主人公菊池一成(あだ名はハカセ)はコンテスを控えたある日ひき逃げに遭い、足を怪我してしまう。 けがの回復がコンテストに間に合わなくコンテスト出場が危ぶまれる状況になってしまった飛行機部。 そんな主人公のハカセはひき逃げに遭った直後の体で教室の机で寝ているヒロイン宇良々川さんが物理的に浮いているのを発見し、パイロットに勧誘する。 彼女はなぜ物理的に浮いているのか。 鳥人間コンテストに向けて頑張る飛行機部とヒロインが浮いてしまう謎にせまる青春小説。 本作品は、いろいろとバラバラなものがちりばめられています。一つは、飛行機部として鳥人間コンテストに出場するために頑張っていくというパート。そして、1つはヒロインが文字通り無重力で浮いてしまう謎に迫ること。 一見、飛行機部を描いた青春モノでありつつも、夢の中という非現実的なファンタジーやヒロインが浮いてしまうことにミステリーも若干ちりばめられており、ただの青春モノではない。 そして、アインシュタイン先生が出てくるので、E=MC²など多少知識や興味がないと説明読むのがしんどいなということがあります。 とはいえ、文系の私でもそこまで難しいなと感じない程度には読みやすいように配慮されているとは思いますが。 本作品で描かれている現実と非現実の融合や、光と影という表現で書かれている部分は特に印象的で、見えている部分や見えていないあるいは見せていない部分というのが非常に大切な役割を果たしていると思われます。 そして、その見えない部分を読んでいて思うのは、私にも見せないものもあるし、私以外の人も当然見せていない部分というのがあります。 その他人の見えない部分というのは想像で補うわけですが、本作でも書かれているように、月の裏側にはウサギがいて餅をついているかもしれないという楽しい想像もあれば、相手に嫌われているとかネガティブな感情も想像してしまうこともあります。 例えば「正義」という言葉を見た時にそこから割って出てくる中身とはなんでしょうか。 ある時は戦隊モノや仮面ライダーみたいに悪い敵からみんなを守るかっこよいもの かもしれないし ある時は、正しさを武器に人殺しを肯定してしまう戦争や特定の人に対する差別やいじめ かもしれない。 見えないものに時には希望をもつ(もしかすると本作の鳥人間コンテストはこれを指しているかもしれない)し時には絶望もするという。 見えないものに惑わされないためにはどうするか? それは、本作で示されることが答えになるかもしれない。 そんなことを読後に感じた作品です。
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"すこしふしぎ" とアツい青春に甘酸っぱ~い関係性とたっぷりの科学のお話とそのた諸々てんこ盛り! やりすぎですって! と突っ込みたくなるセット。しかもその全てが混ざり合うから物語の転がりは予測不可! それを含めての不思議なお話だった。ギャグシーンはテンポも良...
"すこしふしぎ" とアツい青春に甘酸っぱ~い関係性とたっぷりの科学のお話とそのた諸々てんこ盛り! やりすぎですって! と突っ込みたくなるセット。しかもその全てが混ざり合うから物語の転がりは予測不可! それを含めての不思議なお話だった。ギャグシーンはテンポも良く科学周辺は高度な部分を合わせながらも分かりやすかった。特に序盤のキャラ紹介を兼ねたシーンは印象的。ガッツリとした解説多いから難しめかなと序盤に感じたけど会話の進行に工夫が多かったから読み進めやすかった。
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