チ。 ―地球の運動について―(豪華版) の商品レビュー
ユーモアは少ないし、規格外のパワーといったフィクションもなく、 リアルに近いであろうが故に苦しいけど、伝わるメッセージも具体的。 主人公がすぐ変わることで彼らは長い歴史の一部に過ぎないことが強調され、 かくいう私たちも所詮21世紀の人であり、怪獣であると感じられて虚しいけど で...
ユーモアは少ないし、規格外のパワーといったフィクションもなく、 リアルに近いであろうが故に苦しいけど、伝わるメッセージも具体的。 主人公がすぐ変わることで彼らは長い歴史の一部に過ぎないことが強調され、 かくいう私たちも所詮21世紀の人であり、怪獣であると感じられて虚しいけど でも思想や知りたいという気持ちがいわば主人公として受け継がれるので、希望をたやさずにみていられる。 文化や思想の歴史を知るときその歴史を知ったら楽しいだろうと思ったし その歴史の手前に名もなきたくさんの人生があったことを想像してにっこりしたいです。ね。 作者、得意な天文を漫画に落とし込んでみた、とかかと思ったら、 それ以前から漫画で評価されてたんだね、そりゃそうか〜すごいね〜 あとオクジーさんが好き
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後は怒涛だった。 あれほど、一つの事象は見方によって変わると学んだのに、まだ無意識に信じていたものがあったと、ゾワゾワした。 でも、複雑ながら後半の台詞はとても共感できた。 役立てる為だけでなく、知る為に知りたいんだと。 本を読む方はそういう考えを持っている方も多いのかな?と思いました。 まだまだ、心が動いたシーンや考えは無数にあった。 自分も、命をかけて貫き通したいものが見つかるだろうか。。 読み終わったあとにもう一度読むと、また変わると思う。 8巻と思えない充実感。間違いなく名作。 とても考えさせられるし、読みやすく感情に訴える力が強いので、多くの人に「?」という概念が届くと思う。 また読んできます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす」 感動、違和感、言葉にならない「何か」をできるだけ言語化しても尚、心に残る「何か」がある。それは言語化せず「型」にはめず、このままにしておくことにする。 それを大切にしたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
我が子があまりにも勧めてくるので、ついつい購入してしまった。 表紙を開いて、画風に抵抗感を持つも、あっという間に引き込まれた。 天動説だろうが、地動説だろうが、どうでもいいやん、 というのが、読む前からの私のある意味、どうしょうもない冷めた目線だったが、 あまりに登場人物の激しい生きざまに、ページをめくる手が止まらない。 ・「原典」は絶対的に正しい、だけど受取側が誤って理解してしまうことがある。 と、天動説に拘りすぎるがために、研究が進められなくなる学者が、その人の物語が終わっても、最後までインパクトを残し続けた。 我が子は読んだので、次は妻に勧めよう。 漫画であろうと、家族全員が読んだ本は、そうなかなか無い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校時代の友人に薦められて読んだ。 天動説が宗教的にも正しいとされた中世ヨーロッパを舞台に、地動説が広まるまでの人々の思いや葛藤を描いた話。 考えさせられる部分は多かったかな。いい台詞もあった。自由の定義とは何か?そう問えることだ。という言葉があったが、これ深いなあとおもった。なぜなら自由というのはそもそも原罪を負うキリスト教ではありえない。生まれた時に罪を負っていて天国に行けば解放される。そういう考え方。自由なんてものは市民が考えてはいけないものだった。貧民階級が知識をつけるのも悪とされた。何をしでかすかわからない。これは、いわゆる統治者のルール。自由なんて考えさせない方がコントロールしやすいのだ。 自由というものについて考えてみると、現代でも自由でいたいという人がいるが、それは何を指しているんだろうか、もう自由じゃん?と思ったりもする。宗教的な制約もないし、お上から理不尽にしょっ引かれることもなければ、徴兵されることもない。階級制度もないから誰もがやりたいことができる。これを可能にしたのは情報であり、知、である。活版印刷技術によって、本が広く行き渡るようになった。インターネットの、普及でいつでもどこでも検索できるようになった。AIが出てきて博士のようなパートナーを誰もが持つことができるようになった。 人工と自然というのもいいテーマだ。人工物とはつまり科学技術のこと。自然以上のものを人間が作るのはは神への冒涜とも言えるのかもしれないが、技術が発展することでより豊かな社会ができるというのも頷ける。自由を体現すると、それが具現化しまものが人工なのかもしれないな。 現代社会において、なぜ自由が必要なのか?今の時代は政治や宗教に縛られているようなケースは少ない。あるとしたら経済的な制約ぐらいではないか。これは資本主義社会である以上仕方がない。そして、その経済的な制約は以前のように階級などで固定化したものではなく、誰しもが経済的な自由へのアクセスがある状態になっている。それは情報が入手しやすく、無料に近い状態になったからだ。資本主義からの解放は労働者からの解放を意味する。 お金を生むのは金そのものではなく生産だ、といって布を集めて村を大きくした少女がいた。活版印刷技術を、通じて儲けようという発想になった。現代において、そうしたお金になる技術、というのは何だろうか? あと、人間は矛盾を抱えているもの。告解のシーン。あそこもよかった。
Posted by
何度読んでも、毎話くらってしまう。 めちゃくちゃ面白くて有名な作品だからこそ、 この感動を自分でひとりじめできない悔しさ、というか 「結局は学問や研究をする人向けの物語で、私の物語ではないじゃん」という拗ねた気持ちがある。 でもそれでは勿体無いし、素直に受け止めたいので、 こ...
何度読んでも、毎話くらってしまう。 めちゃくちゃ面白くて有名な作品だからこそ、 この感動を自分でひとりじめできない悔しさ、というか 「結局は学問や研究をする人向けの物語で、私の物語ではないじゃん」という拗ねた気持ちがある。 でもそれでは勿体無いし、素直に受け止めたいので、 これからも折に触れて読んでいきたい。
Posted by
チ。 2025.09.05 研究室の准教授に勧められたので挑戦。そういえば自分も小学生の頃、星や宇宙の神秘やミステリーに惹かれた時期があったなぁと思い返す。壮大な世界に想いを馳せ、ぼうっとしたものだ。 たっくさんの人の情熱と命を年月をかけて受け継がれた一つの説に、今までにない...
チ。 2025.09.05 研究室の准教授に勧められたので挑戦。そういえば自分も小学生の頃、星や宇宙の神秘やミステリーに惹かれた時期があったなぁと思い返す。壮大な世界に想いを馳せ、ぼうっとしたものだ。 たっくさんの人の情熱と命を年月をかけて受け継がれた一つの説に、今までにないほどの感嘆と尊敬の意を表したいと思わさせた。簡単に命をかけることはできないような、現在では気にかけないくらいに当たり前になっている些細なことが、過去の人々の手によって守り継承された結果なのだと思うとぼーっと生きてはいられないなと感じる。これが罪悪感というものなのだろうか。 神が沈黙するから考えられる。 ?を生かす。 自分も愛することを追求して生きたいと思う。 追記2025.10.16 一言で言うと人類の可能性を訴える物語かも
Posted by
一回じゃ咀嚼しきれなかったけど、この素晴らしい物語を理解したいと言う思いで何回も読んでしまう。善と悪の定義、人間の知的好奇心、神とは何か、などたくさんの問いをこの本が投げかけて来て終始飽きなかった。
Posted by
「思い込みの解除」を二重に仕掛けてある構成が秀逸。 ただねぇ…拷問シーンが苦手。 あと、作画がお粗末。『進撃の巨人』でも思ったけど、せっかく物語がよく出来てるんだから、もっと頑張って腕を磨いてほしい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アニメも最終回を迎えたので書く。 漫画も2回読み返した。 「神は沈黙する。そのおかげで私たちは考え続けることができて幸福である」という趣旨の最終回の台詞が刺さった。最終週の展開にも「?」を感じつつ、考察の答えをインターネットで求めることができてしまうその前に、自分なりにこうではないか?と仮説を考えた上で、そうした情報に接していく。考える前に答え(?)を調べることができてしまう世の中だからこそ大切にしたいと思えた。 「疑いながら進んで 信じながら戻って」「迷いの中に倫理がある」と、たくさん考えて迷っていきたい。たぶん昨今、知りたいことがすぐに目に入ってしまって、新しいことを知る感動の価値が薄れてきて、さらに迷って考える時間が少なくなってしまったモヤモヤがあるからこそ、これらの台詞が響いてきている気がする。 美しいものや景色を見たり、おいしいものを食べたり、新しい発見を求めるといった色々な感動や驚きを大事にし直したいと強く思わされた。幼少期に知らないものに接する驚き、高校や大学時代の旅行でのワクワク感を忘れないように、感動しながら生活したい。 ========== 読み返したい名言もこれ以外にも多すぎる。 「不正解は無意味を意味しません」 「多分感動は寿命の長さより大切なものだと思う」 「ずっと同じ空を見ているのに、少し前からまるで違く見える」 「きっと、それが何かを知るということだ」 「やっぱり文字は奇跡ですね」
Posted by
- 1
- 2
