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貧困と脳 の商品レビュー

3.8

91件のお客様レビュー

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2026/04/08

 アウトロー、底辺の世界の取材をしてきた著者は、その世界の人々に寄り添いながらも、彼らの行動に違和感があった。だが病気により脳が上手く動かなくなったことから、彼らがどのような世界で生きてきたことがわかり、理解する。この状況に言葉が見つからない。神の試練などの言葉で紡ぎたくない。 ...

 アウトロー、底辺の世界の取材をしてきた著者は、その世界の人々に寄り添いながらも、彼らの行動に違和感があった。だが病気により脳が上手く動かなくなったことから、彼らがどのような世界で生きてきたことがわかり、理解する。この状況に言葉が見つからない。神の試練などの言葉で紡ぎたくない。  教育関連に関わっていた時、こんなにも脳が違うことで伝わらないことがあるのかと打ちのめされた経験がある。我々はマジョリティであり、我々は様々ない視点を持たなければならない。

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2026/04/06

ななめ読みしか出来てない。 当事者の経験からの提言、周辺者や支援者にお願いしたお支援ポイント、は相談される立場の人は目を通した方がいいと思った。 読み物としては、もう少し医学的見地からの説明があった方がよかった。

Posted byブクログ

2026/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「働かない」と「働けない」の大きな差の話。 歩かない人と歩けない人という言葉の差にはない、「働く」という言葉の中には呪いのような部分があるのかも。 読みやすいし、他者への理解の一助という意味では本当に読んで良かった。 ただ、敢えて言うなら繰り返しが多いのが気になった。 p. 245 見えない努力をし続ける者の努力を無にする理不尽、そしてそれによって起きる孤立こそが、貧困の本態なのだ。

Posted byブクログ

2026/03/27

貧困になる人が自堕落で自己責任ではと思っていたが、本書を読んで改めねばと感じた。 貧困になる要因に、脳に不具合発生→働けなくなる→貧困という流れもあり、誰にでも起こりうると認識した。 見えないからこそ、脳の不具合は怠惰に見られやすいため、自分でも気をつけるようにしたい。

Posted byブクログ

2026/03/22

脳性疲労→軽度の脳梗塞の後も同じような症状 母が軽いラクナ梗塞から無気力、運動機能低下、認知機能低下、急に理解困難になったり、スマホの操作を何度教えても理解できなかったり、健常者が分かりやすいと思っているものも理解しにくいので、当人が「何を困っていて、何が分かんないのか」が分から...

脳性疲労→軽度の脳梗塞の後も同じような症状 母が軽いラクナ梗塞から無気力、運動機能低下、認知機能低下、急に理解困難になったり、スマホの操作を何度教えても理解できなかったり、健常者が分かりやすいと思っているものも理解しにくいので、当人が「何を困っていて、何が分かんないのか」が分からずただ怠けているだけのように思え、お互い苦しかった。この本で当てはまることも多く、そういうことか!と当てはめながら読み進んだ。 探すことの困難(物がたくさんあると互いが溶け合ってしまい、特定のものを見つけるのが難しい) 探している間に時間が溶ける(注意障害・気を失ってる?) 脳が疲れると呂律が回らなくなる・手が震える・急に頭が回らなくなる・頭が白くなる・今まで分かっていたのに書いてある文字が読めなくなる・日本語なのはわかる。4単語の意味もわかるが、それが辛なった文章としての「意味」が全く頭に入ってこない。 臨機応変・咄嗟の対応力の喪失 現状の把握力・判断力・自己決定力の喪失 (記憶機能の低下) 論理的コミニケーション力の喪失 駅で駅名の看板が分からない、路線図は字の塊、目を離したら瞬時に今見たばかりのメモの内容を忘れる、 目を離した瞬間に記憶が飛ぶ、タッチパネルの必要なボタンがどこにあるか見つけられない。 とっさに言葉が出ず、せっかく思い浮かんだ言葉がすぐ頭の中から消える。今これだと思った。単語や言い回しも口に出す前に擦った。頭から失われてしまう言葉を探しているうちに、今自分が何を探してるのかがわからなくなることも多い。 【高次脳機能障害】 車の運転中に、一瞬で「自分がどこにいるのかわからなくなる」夜間、雨天の走行などで、じわじわと脳の認知資源(思考のためのエネルギー)が削られている状況で、対抗者のハイビームが目に入った瞬間「自分が今どこを出発して、どの道を通ってきてどこにいるのか」がわからなくなることがある。最悪の場合、自分がどこに何をしに行こうとしていたかすらわからなくなる。毎日のように通り慣れた近所の道にもかかわらずだ。 【どうしたらいいのか?】 2つの自己理解を立ち上げる 1つ目の自己理解は、自分が陥っている意味不明の不自由に対して、それが脳の認知機能が低下しているため、起きていることに気づくこと。 そしてその不自由を軽減させるライフハックもたくさんあると知り実践すること。あくまで症状であり、様々な工夫によって対策がある程度可能だと認識すること。 例えば、記憶そのものを回復するための脳トレ的なアプローチを早々に諦め、忘れてしまう事は全て書き留めながら「読み切る」「最終的に理解する」を優先する。 2つ目は、不自由を元にした不安の心理を除去すること。要は今の状況が原因不明なのでなくて、症状のせいだなと、理解することが不安軽減に役立つ。 「できないこと」よりも「まだできること」を探す。 信頼できる他者に適度に頼る。 不安を軽減することで情報処理リソースが爆上がりする。 あらゆることが困難になってしまっても、当事者が周辺者に理解してもらうための努力を諦める事は、生存の放棄にも等しいと思う。

Posted byブクログ

2026/03/11

これは読むべき本だと思います。社会の縮図というか私たちの問題であることを再確認した。あとがきの終わり方が切なかった。

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2026/03/09

「努力不足」と「機能不足」。はたから見るとすべて努力不足にしか見えない外形を持ってしまう。当事者として問題に直面しないと見えてこないものがある。これを自分はずっと認識していて、だからこそ何かについて語るとき、他人事の域を超えることはないし、だからこそその問題について語ることのおこ...

「努力不足」と「機能不足」。はたから見るとすべて努力不足にしか見えない外形を持ってしまう。当事者として問題に直面しないと見えてこないものがある。これを自分はずっと認識していて、だからこそ何かについて語るとき、他人事の域を超えることはないし、だからこそその問題について語ることのおこがましさをずっと感じて、それで自分を正当化している。正直、この本が救いたい人たちはこの本にたどりつくことはないと思う。ただ、この本を読んだ身として、運よく「健常者」として生きている間は、救われるべき人への接し方を考え続けたい。

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2026/03/08

難しくてなんとか読み終えましたがいまいち分からなかったです。疲れあやすさや疲れのそもそもの違いがあったり、脳機能の低下で働けないのも私も当事者としては共感する部分もあった。最後には不良少年少女について言及していましたが、東横キッズのような子が福祉につながれて幸せになれたらいいのに...

難しくてなんとか読み終えましたがいまいち分からなかったです。疲れあやすさや疲れのそもそもの違いがあったり、脳機能の低下で働けないのも私も当事者としては共感する部分もあった。最後には不良少年少女について言及していましたが、東横キッズのような子が福祉につながれて幸せになれたらいいのにと感じました。

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2026/02/28

脳の機能について、健常脳にできないことを述べ、それが理解されず、そしてなぜそれが貧困につながっているのかを具体的事例を含めながら解説している。 個人的にはなんとなくわかっていたことではあるので特に目新しいものはなかったが、昨今の自己責任論や甘えだろみたいな風潮があるので、多くの人...

脳の機能について、健常脳にできないことを述べ、それが理解されず、そしてなぜそれが貧困につながっているのかを具体的事例を含めながら解説している。 個人的にはなんとなくわかっていたことではあるので特に目新しいものはなかったが、昨今の自己責任論や甘えだろみたいな風潮があるので、多くの人が「働けない」ということを理解して優しい世の中になればいいと思う。 ただ一方で、SNSで見える表面だけが厳しいだけで優しい人も多いのかもしれない。 多くの人からはわからない、目に見えない悩みで苦しんでいる人達の解像度を上げるためにも、当該書籍の内容は大事であると考える。

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2026/02/25

ビジュアルシンカーの話題が少し盛り上がった時にも感じたことではあるけれど、現代はとにかく文字情報として、強い伝達力を持った思考、思想が広く知れ渡る。 言葉にならない、伝わる手段を持たない思考は、ないものと等しい。 そういう意味で、不幸な出来事の上に成り立っているとはいえ、ほんとう...

ビジュアルシンカーの話題が少し盛り上がった時にも感じたことではあるけれど、現代はとにかく文字情報として、強い伝達力を持った思考、思想が広く知れ渡る。 言葉にならない、伝わる手段を持たない思考は、ないものと等しい。 そういう意味で、不幸な出来事の上に成り立っているとはいえ、ほんとうに稀有な著者が生まれたことに感謝したい。 情報として、たとえばトム・クルーズにディスレクシア(失読症)があることは知っていても、逆に彼の活躍をその副作用かのように思いこんだりしていなかったか。 身体表現の方法を持てず苦しんだ方の声を拾うこと。 特に行政機関のあり方は、現在とはまったく違う方法を用いて支援先を選別する必要があると考えるには十分な説得力を持っていたと思う。

Posted byブクログ