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地球と書いて<ほし>って読むな の商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

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2025/02/10

大好き。 タイトルからして絶対に面白い人だと思い図書館で借りる。 歌集より先にエッセイ集を読んでしまったけれど、歌集のタイトルもすごく気になる。 自分ちはこれが普通なのだから(普通かどうかの意識もない)外に出て腹を割って話すまでは人の家との違いを全く気にもしなかったのに 普通の家...

大好き。 タイトルからして絶対に面白い人だと思い図書館で借りる。 歌集より先にエッセイ集を読んでしまったけれど、歌集のタイトルもすごく気になる。 自分ちはこれが普通なのだから(普通かどうかの意識もない)外に出て腹を割って話すまでは人の家との違いを全く気にもしなかったのに 普通の家なんてどこにもないのかもと思う。 まれに理想的な家族がいて、その人を見ると曲がったところがなくてびっくりすることがあるけれど。 側に置いて時々読み返したい。 私の側置き本『株式会社家族』と共にお気に入りになりました。

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2025/02/04

僕が思っても言わないことを、この人は言ってるしやってる 本当は思ってもみないことの方が多いんだけど、そう思わせるパワーがある もう一回歌集読みたくなった

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2025/02/03

図書館にリクエストしたら、希望が叶ってすぐに納品され、読むことが出来ました。(買えって?) めちゃくちゃ面白くて、2、3日で読み終えました。 みんなも借りて欲しいな。

Posted byブクログ

2025/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

装丁がとても凝っていて手元に置きたくなる。人生まるごとぶつけられている重みがあって、装丁のチャーミングさからは想像できないほどの読み応え。またエッセイ→短歌という流れは新鮮で楽しい。値段は1980円と高かったけどしっかりお値段以上の読後感。 ・人生はこんなもんだよ 眉毛すら自由に剃れない星でぼくらは ・約束しなくても毎日会えて、くだらないことで盛り上がって、美味しいものを一緒に食べて、二人で世界の新発見をし続ける。これが私の思う、二者間の最高で理想の関係である。三十を超えた今でも、本当はああいうことをしていたい。もしかしてこういう日々を永遠にするのが結婚という制度なのかもしれないし(だったら同性婚もできて然るべきだ)、意外とこういうことが、恋から性欲を抜いたときに残るものなのかもしれない。 ・剥き出しの言葉を人に投げつけることが、いかなるときも正しいわけではな全くない。本意ではない形で傷つけることの方が多いのだろう。だけど心から大切な人が私の剥き出しの言葉を受け止めてくれ、理解してくれたとき、地球には言葉があって本当に良かったと思った。彼女が私の母ではなくて、その辺の飲み屋で会った人だとしても、私は彼女のことがきっと好きだ。

Posted byブクログ

2025/01/26

リアルなエッセイ 生々しくて、しっかり人の内側やストーリーが出ていて、 本当に楽しくヒリヒリしながら読めた。 上坂あゆ美さんの本はこれからも読んでいきたい。

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2025/01/25

4.5 ここまでサクサク読めるエッセイは初めてだった 独特のテンポと語り口調が上坂さんと会話しているみたいで楽しかった 過去のことや家族のことそのほか様々なことについて確かにと思ったり、そうなのかとか思ったりした 1つ1つの章の構成が好きで、最後にきちんとオチがあってすごいと思っ...

4.5 ここまでサクサク読めるエッセイは初めてだった 独特のテンポと語り口調が上坂さんと会話しているみたいで楽しかった 過去のことや家族のことそのほか様々なことについて確かにと思ったり、そうなのかとか思ったりした 1つ1つの章の構成が好きで、最後にきちんとオチがあってすごいと思った

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2025/01/23

紙の上で研ぎ澄まされた想いだけが黒く結晶し踊る27時 そんな話じゃないのに中盤以降は笑いながら気づくと涙腺が決壊しているヤバい本

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2025/01/14

「私は自分にかかった呪いと向き合おうとした。自分が自分らしくいれる状態を目指さそうと決めた。」 「約束しなくても毎日会えて、くだらないことで盛り上がって、美味しいものを一緒に食べて、二人で世界の新発見をし続ける。」 言葉のエネルギーを凄く感じた!クスッと笑えるところも多くて楽し...

「私は自分にかかった呪いと向き合おうとした。自分が自分らしくいれる状態を目指さそうと決めた。」 「約束しなくても毎日会えて、くだらないことで盛り上がって、美味しいものを一緒に食べて、二人で世界の新発見をし続ける。」 言葉のエネルギーを凄く感じた!クスッと笑えるところも多くて楽しく読めるエッセイでした。好きなフルーツからその人の人間性を考える章が面白かったです。世界をドライに捉えてそうで情熱のある感じも素敵!

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2025/01/13

『老人ホームで死ぬほどモテたい』(9784863855069)を読んでから早3年くらい。 上坂あゆ美先生自身によるセルフ副音声解説のような、作品群への理解と興味を今一度、そしてより一層呼び起こさせる公式攻略本のような一冊。 オビで佐久間宣行さんは「爆弾」と表現していますが私はもっ...

『老人ホームで死ぬほどモテたい』(9784863855069)を読んでから早3年くらい。 上坂あゆ美先生自身によるセルフ副音声解説のような、作品群への理解と興味を今一度、そしてより一層呼び起こさせる公式攻略本のような一冊。 オビで佐久間宣行さんは「爆弾」と表現していますが私はもっとこう、情緒があって驚きと痛みがあとからやって来るタイプの武器、なんだろう、鎖鉄球や棍棒みたいな本だったなと感じました。 表紙の女の子が取っ組み合いをしている図は『老人ホームで〜』の表紙とのセルフオマージュですよね。さすがに上坂先生ご本人の写真ではなさそうに見えますがそれはわかりません。 その下に大量のタバコがクッションのように敷き詰められ、四隅にモザイクがかったパチンコ玉があしらわれているデザインは本書を読了した今ならわかりますが、上坂先生そして上坂家というものを実によく表したイカしたデザインだなあと感じます。 それにしても上坂先生の遍歴というか、色々なことがなかなかに強烈。そしてエピソードひとつひとつの解像度が非常に高くて、これらひとつひとつの出来事に対してどのくらいの時間をかけて向き合って、作品が誕生するのだろうか。中には忘れてしまいたいようなことや、思い返すだけで苦しいこともあるんじゃあないだろうか。 全編通して感銘の連続だったんだけども特に良かったのは 《ロシア産鮭とアメリカ産イクラでも丼さえあれば親子になれる》…これは『老人ホームで〜』でも良かった歌のひとつに挙げていたけど、付随エピソードが本当に面白かった。ある日突然家に居ついた母の友達の男〈ティマくん〉。明らかにカタギではなさそう。そんなティマくんがくれた携帯電話が後日、ある殺人事件の証拠品として警察に押収されていった話の締め「電池パックの裏に女子高生のプリクラが貼ってある携帯は、警察の捜査をさぞや混乱させたことと思う。」(p78)という一節がすごい好き。 だがしかし、ティマくんが何者かとかそんなのは瑣末な事。ティマくんは確かに家族に対する愛を振る舞ってくれていたし、家族も違和感なく受け容れていたのであれば、血が繋がってなくてもそれは確かな愛のかたち。 仮に言葉が通じなくたって、名字が違くたって、同じ屋根の下で暮らすうえで互いがいかに思いやり寄り添うかどうかが、肝要だと思う。 《クズも死後神になれると知ってから餃子のタレが輝いている》…宗派によって違いがあるのかもしれないが、生前どんな悪行を働いた人物でも神式で葬儀を行うことで神として奉られる、らしい。 上坂先生の父親は本書中でも度々触れられるが、申し訳ないけどクズ男と呼んで差支えない人物。どうして「餃子のタレが輝いている」ように見えるのかについてはなんだろう。あの父親のようなダメ男でも死後は神になるのか、というおかしみか。仮に自分もクズな生き方をしても神になれちゃうということへの安堵か。 けど、多少人生を間違えたとしても自分も神になれるよ、というバッファがあるくらいの生き方が良いのかもしれないな、なんて餃子をつつきながら考える夜があったっていいな。「生きてるだけでえらい」(p169)って心持ちはほんとに大事。 ここにはとてもとても書ききれないくらいに大切な言葉が詰まった一冊。もしかしたら、誰かを救う力を持っている本かもしれない。誰かの武器になり得るであろう本かもしれない。 上坂さんの作品に俄然関心が高まりました。 1刷 2025.1.13

Posted byブクログ

2025/01/11

なかなか波乱含みの世界の見方をしてる…。「私だけ別の競技をしていることがわかった」!ほむほむ鋭いな。

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