鹽津城 の商品レビュー
6編からなる短編集。「鎭子」は飛浩隆を象徴する作品とも言える「海の指」のディテールが引用されつつ、現代的に再構成されている。 タイトル作品である「鹽津城」も同じく「海の指」のディテールをベースにしつつ、突如海から分離した塩=鹵=鹽が覆う世界がメタバースに展開していき、後半になるに...
6編からなる短編集。「鎭子」は飛浩隆を象徴する作品とも言える「海の指」のディテールが引用されつつ、現代的に再構成されている。 タイトル作品である「鹽津城」も同じく「海の指」のディテールをベースにしつつ、突如海から分離した塩=鹵=鹽が覆う世界がメタバースに展開していき、後半になるにつれでどんどん盛り上がっていく。その読書感はたまらない唯一無二の体験だ。 ちなみに「このSFが読みたい 2026」の国内作品第一位になっていたが、確かにさもありなんと思わされた。
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果たして 世界はひとつだけではなく こっちとつながり合うように あっちやそっちの世界もあるのではないだろうか。 絵空事が今現在となり いつかあり得るかもしれないと思っていた未来が すでに過去になっている。 時間や空間を越え 現実と並行するようにして存在する別の世界もまた 現実なの...
果たして 世界はひとつだけではなく こっちとつながり合うように あっちやそっちの世界もあるのではないだろうか。 絵空事が今現在となり いつかあり得るかもしれないと思っていた未来が すでに過去になっている。 時間や空間を越え 現実と並行するようにして存在する別の世界もまた 現実なのだろうか。 …なんて、そんな答えのわからない 難しいことを考えさせられてしまった。
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ハヤカワの2025国内SF1位とのことでチャレンジ。純文学みを感じた。SF作品に触れると、なんだか自分の想像力を試されてる気がして鍛えられてる感がありますね
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かなり久々の飛浩隆は日常不条理SFというか作中人物の脳内妄想世界というかあり得る生活のちょっとしたバグみたいな感じでおもしろかった 現実にずっと居ると思ってたら実は信用できない世界で、他者理解なんてこんなものかもしれないな
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お初の作家さんでした。中短編集。この作家さん、今までなんで知らなかったんだろう。どのお話も、この後どうなっちゃうの〜!と気になって仕方がない。壮大なザ・SFではなくて、日常にいつの間にか入り込んでた非日常みたいな。その入り込み方がちょっぴり生々しいというか、ぬるり、とした薄気味悪...
お初の作家さんでした。中短編集。この作家さん、今までなんで知らなかったんだろう。どのお話も、この後どうなっちゃうの〜!と気になって仕方がない。壮大なザ・SFではなくて、日常にいつの間にか入り込んでた非日常みたいな。その入り込み方がちょっぴり生々しいというか、ぬるり、とした薄気味悪さを伴う雰囲気があるのだけど、それがかえってクセになる感じ。別の作品も読みます!
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最初の未の木のみ読んだ。これは「君の名は」だな、と感じた。映画よりもっとなまなましいけど。 面白い。評価はその作品のみですが一応。
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物語を俯瞰してみることができるのは読者にあらかじめ用意された特権だから当たり前体操なんだけど、やっぱり並行世界がある瞬間に交差したり、それを示唆するシーンってグッときちゃう。おもしろかった!
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飛浩隆は初読なのだけれど、世界観にやられた。お気に入りは、大災害と40年間政権を握る男の「流下の日」 。1番気になった「ジュヴナイル」は前作『自生の夢』と関係があるらしいのでそっちも読まなきゃ。
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『自生の夢』以来の短編集。 その間に長編では『零號琴』や、初期作品と評論を収めた『ポリフォニック・イリュージョン』なども出ている。寡作な作家ということもあって久々に作品に触れた気がした。 本作には5つの短編と1つの中編が収められているが、どれも高水準というか、とてつもない作品た...
『自生の夢』以来の短編集。 その間に長編では『零號琴』や、初期作品と評論を収めた『ポリフォニック・イリュージョン』なども出ている。寡作な作家ということもあって久々に作品に触れた気がした。 本作には5つの短編と1つの中編が収められているが、どれも高水準というか、とてつもない作品たちで、一気に読むのが勿体なく感じるほどだった。 プロットの奇抜さ、面白さは勿論だが、その世界を表現する文章の精度というか純度の高さからか読後クラクラと目眩がするような感覚に陥る。 本当にどれも高いクオリティで、印象的な作品たちなのだが、表題作の『鹽津城』が個人的には物語の深さも射程も、より広くて好き。 次作は『廃園の天使』シリーズの続編ということで、めちゃくちゃ楽しみ。
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SFだと思って読んだら、いい意味で裏切られます。SFではありますが、文章の与える印象が純文学だと思いました。表現が簡潔なのに緻密で美しい、情景がありありと想像できる文章です。
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