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秋葉断層 の商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

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2025/02/02

読み終わった後思わず悲鳴をあげた。うっそ、こんな終わり方があるんだ、ちょっと酷い。 コールドケースの地層シリーズ第3段、水戸部さんが主人公で、今回は神田の27年前の轢き逃げ事件を再捜査。相変わらず読ませる文章は流石。読者に投げかける終わり方はちょっと頂けない。

Posted byブクログ

2025/01/23

特命捜査対策室シリーズ第3弾。 27年前秋葉原で起きた轢き逃げ事案に殺人事件の可能性が浮上し、万世橋署の交通課警官と合同捜査をすることになった警視庁特命捜査対策室の水戸部刑事。 古い轢き逃げ事故を殺人として立件する証拠を上げることができるのか……。 どことなくチグハグなバディ...

特命捜査対策室シリーズ第3弾。 27年前秋葉原で起きた轢き逃げ事案に殺人事件の可能性が浮上し、万世橋署の交通課警官と合同捜査をすることになった警視庁特命捜査対策室の水戸部刑事。 古い轢き逃げ事故を殺人として立件する証拠を上げることができるのか……。 どことなくチグハグなバディ。やる気があるのかないのかよくわからない柿本と特命のエース水戸部。このページ数でどう決着をつける?と思ったらまさかの……。 まあ、無理やり決着をつけるよりは現実的なのかもしれないけど、警察小説としてはモヤっとするかな〜。最後に水戸部がつかんだ真実とそれに対する処し方はなかなかにハードボイルドで佐々木譲らしくはあったけどね。

Posted byブクログ

2025/01/21

97年の未解決ひき逃げ事件… 秋葉原の文化や歴史、関わる人々と交流しながら事件を紐解く #秋葉断層 ■あらすじ 秋葉原の万世橋署に、97年におこった未解決のひき逃げ事件の情報が入る。当時の被害者は秋葉原電気店の経営者であった。捜査一課特命捜査対策室の水戸部は、所轄交通課の柿本と...

97年の未解決ひき逃げ事件… 秋葉原の文化や歴史、関わる人々と交流しながら事件を紐解く #秋葉断層 ■あらすじ 秋葉原の万世橋署に、97年におこった未解決のひき逃げ事件の情報が入る。当時の被害者は秋葉原電気店の経営者であった。捜査一課特命捜査対策室の水戸部は、所轄交通課の柿本と共にコールドケースの解明に着手する。果たして彼らは30年近くも前の事件を解決できるのか… ■きっと読みたくなるレビュー 秋葉原は良く行くんですよ。先週もブックオフ秋葉原店に行って、その後で美味しいカレーを食べました^^ もうかつての電気街ではありませんよね。今やアニメ、ゲーム、エンタメなどオタク文化の象徴のような街で、外国人の皆さんが楽しめる観光地でもあります。 本作はそんな秋葉原を舞台にした警察小説。街の文化や歴史、街に関わる人々とも交流しながら、30年近く前の未解決事件を少しずつ紐解いていくのです。 やはりイチ推しポイントは、秋葉原をテーマにしているところでしょう。よく知る人は親近感があるでしょうし、馴染みのない人であればどんな場所か想像して楽しむことができる。 また呑み屋が少なく酔っ払いが少ないとか、商売人の感度が鋭いとか、勉強になる情報も多くて面白いんすよ。今度秋葉原に行くときは、目的地ばっかりじゃなくて、街並みも楽しみたいと思いました。 さて物語は未解決事件の捜査がメインなんですが、これぞリアルな警察捜査。手がかりひとつひとつを当たっていく、可能性を確実につぶしていくという、なんとも地味な作業。聞き込みも派手な尋問じゃなくて、淡々と会話が繰り広げられるんですよね。 しかしその地味な作業の中にプロの警察官としてワザが光るんです。む…怪しいっ と眼光鋭くなる瞬間がカッコイイんすよね~、しびれました。 また登場人物の水戸部と柿本がいいコンビなんすよ。捜査一課キャリアでバリバリの水戸部と、所轄交通課のまったり公務員の柿本。序盤は互いに距離感を調整しながらの共同捜査なんですが、捜査が進むにあたって関係性に深みが増してくる。特に柿本のやる気の伸び具合が良すぎなのよ、成長って人との出会いがきっかけになるんだよなぁ。 そして終盤の切れ味ですよ、もはや日本刀よりも鋭かったです。ですよねって展開にはなっていくのですが、しっかりと幕引きをしてもらって読後感もいい。優秀な人はちゃんと覚悟を決めれるんですよ。 さて特命捜査対策室シリーズ、初めて拝読しました。これまでの作品も気になっちゃうよ! 前作は新宿・荒木町、代官山ですかー。時間見つけて読んでみたいと思いますっ ■ぜっさん推しポイント 刑事は嘘を見抜くプロってことは知ってるんですが、こういった警察小説の会話を見ていると、やたら現実感があるんすよね。ほんの少しの言葉尻を捕えて疑ったり、話題を避けたことから真相を導いていったり、さすが刑事って感じでちょっと怖い。独断の派手な捜査やドンパチなんかなくても、読み応えたっぷり最高でした!

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2025/01/17

真相が謎のまま残りページ数が少なくなってきてイヤな予感はしたが、的中してしまった。こういう小説は読者に余韻や謎を残すよりもどんでん返しなどで結論づける方が読後感がよいはず。

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2025/01/12

未解決事件を専門に捜査する特命捜査対策室シリーズ11年ぶりの三作。27年前に秋葉原で起きた轢き逃げ事件を水戸部と所轄のやる気のない年上部下柿本コンビが追う。証拠や記憶が風化する中、粘り強い操作の過程で明らかになったのは同族企業を営む被害者家族の複雑な関係だった…。ラストがスッキリ...

未解決事件を専門に捜査する特命捜査対策室シリーズ11年ぶりの三作。27年前に秋葉原で起きた轢き逃げ事件を水戸部と所轄のやる気のない年上部下柿本コンビが追う。証拠や記憶が風化する中、粘り強い操作の過程で明らかになったのは同族企業を営む被害者家族の複雑な関係だった…。ラストがスッキリ解決ならずでモヤモヤ。

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2025/01/11

27年前、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ死亡事故。被害者は秋葉原で老舗の電器店の常務だった。彼の腕時計が質屋から見つかったことにより殺しの可能性が浮上する。地道な捜査で一つ一つ真相に近づいていく特命捜査対策室の水戸部と、万世橋署の柿本。電気街の歴史も面白くて最初は一気に読んだ...

27年前、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ死亡事故。被害者は秋葉原で老舗の電器店の常務だった。彼の腕時計が質屋から見つかったことにより殺しの可能性が浮上する。地道な捜査で一つ一つ真相に近づいていく特命捜査対策室の水戸部と、万世橋署の柿本。電気街の歴史も面白くて最初は一気に読んだ。結末は拍子抜けだったけれど、まあ警察としても難しいところだったのかも。

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2025/01/07

27年前の交通事故は事故では無かった? 事故現場から消えていた腕時計が出てきたことをキッカケに、事件が動きだす。 動きだすのは良かったのですが、当時の捜査がダメだったのはともかく、やはり短時間にアレコレ出てきて、そこまで簡単に情報収集出来るのか?というのが、読んでいての違和感...

27年前の交通事故は事故では無かった? 事故現場から消えていた腕時計が出てきたことをキッカケに、事件が動きだす。 動きだすのは良かったのですが、当時の捜査がダメだったのはともかく、やはり短時間にアレコレ出てきて、そこまで簡単に情報収集出来るのか?というのが、読んでいての違和感。 面白いんだけど、強引な感じがしました。あとは相棒になった交通課の刑事。最後、良い仕事をしたので少し見直しましたが、嫌な感じですね。 終わり方は、そういう形にするのかとびっくり。

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2024/12/29

〈特命捜査対策室〉シリーズ3作目?らしい。警察小説アンソロジー佐々木譲作品が面白かったので手にとってみた。未解決事件を捜査し直す警視庁特命捜査対策室。今作では27年前(1997年)に神田明神近くの路地で発生した轢き逃げ事件について。質屋に持ち込まれた名入りの腕時計から、当時の轢き...

〈特命捜査対策室〉シリーズ3作目?らしい。警察小説アンソロジー佐々木譲作品が面白かったので手にとってみた。未解決事件を捜査し直す警視庁特命捜査対策室。今作では27年前(1997年)に神田明神近くの路地で発生した轢き逃げ事件について。質屋に持ち込まれた名入りの腕時計から、当時の轢き逃げが強盗だったのではないかと遺族から所轄警察署に相談が持ち込まれる。27年前って相当前の事だがどのようにして水戸部刑事が真相に迫っていくのか興味深く読んだ。真犯人に迫る終盤がワクワクする。これは1作目から読んでみたいシリーズだ。

Posted byブクログ

2024/12/28

二十七年前に起こった未解決轢き逃げ事件の被害者の遺品が見つかったことで、遺族は何かの手掛かりが得られるのではと警察に相談する。捜査一課特命捜査対策室の水戸部と万世橋署交通課の柿本は捜査に乗り出すが、真相は明らかになるのか。堅実な警察小説です。 二十七年も前の轢き逃げ事件ともなると...

二十七年前に起こった未解決轢き逃げ事件の被害者の遺品が見つかったことで、遺族は何かの手掛かりが得られるのではと警察に相談する。捜査一課特命捜査対策室の水戸部と万世橋署交通課の柿本は捜査に乗り出すが、真相は明らかになるのか。堅実な警察小説です。 二十七年も前の轢き逃げ事件ともなると物証が見つかることもないだろうし、証言もあやふやになっていそうで、新たな手がかりなど見つかるのか、と思ってしまいますが。もちろん見つからないはずがないですね。劇的な展開はなく、ひたすら地道に淡々と、だけれど。捜査の頼もしさを感じました。柿本が捜査に対する姿勢が変わっていくのも好感をおぼえます。 そしてこの結末……真相を口にしない選択は、正しいと思います。

Posted byブクログ

2024/12/17

27年前の轢き逃げ事件2人の刑事の追求とその幕引きまでの調査とその結末までだが証拠も無い事件ではたとえ犯人が解っても出来ない!さてどうするのかなと思っていたが---。

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