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アルパートンの天使たち の商品レビュー

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24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2026/03/14

 18年前にロンドン北西部で起きたカルト教団『アルパートンの天使』信者達の集団自殺事件に隠された不都合の真相を一人の女性犯罪ノンフィクション作家が捜査する全編書簡とメールで構成された風変わりな作品で、彼女の取材記録やメールのやり取りで発覚する新事実や虚偽の情報が交錯するなかで訪れ...

 18年前にロンドン北西部で起きたカルト教団『アルパートンの天使』信者達の集団自殺事件に隠された不都合の真相を一人の女性犯罪ノンフィクション作家が捜査する全編書簡とメールで構成された風変わりな作品で、彼女の取材記録やメールのやり取りで発覚する新事実や虚偽の情報が交錯するなかで訪れた結末は恐ろしく生々しいものだった。

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2026/02/18

評価: ⭐︎⭐︎⭐︎(1回読んで満足) ストーリーや登場人物は魅力的でした。ただ、取材記録を通じて物語が展開するため、必要以上に複雑だと感じました。ドラマのような映像の方がこの作品には合っていそうです。

Posted byブクログ

2026/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほぼメール、書簡形式で綴られ、地の文が一切ない奇作『ポピーのためにできること』が記憶に新しいジャニス・ハレット第二弾。 今回は前回よりもだいぶ読みやすい。 相変わらず地の文はないが、メールや書簡のような一方向的な語りの占める割合は低く、メッセージングアプリでのやりとりやインタビューの文字起こしの体をとった双方向の会話が主体なので、戯曲を読んだばかりの自分的には現代風戯曲のように感じた。 ジョセフ・ノックスの『トゥルー・クライム・ストーリー』に寄った感じ。 18年前に発生したカルト信者達が起こした集団自殺事件。 当時、危うく被害を免れた赤ちゃんが成年になるタイミングの今をきっかけに、新たな切り口で事件を追った犯罪ノンフィクションを手掛けようとする主人公のアマンダ。 知人友人、そのつてを辿った関係者たち、連絡先のわかる参考になりそうな人々、手当たり次第に接触し、インタビューを行い赤ちゃんの行方を追うが。。。 食い違う証言、ことごとく表面的な発言としてしかわからないアマンダの心情、断続的場面転換の連続。 行間を読み想像を膨らませていくのが読みどころか。 アマンダの強引さ、したたかさと執着っぷりにやや反感を感じ、本来だったら主人公に共感できないということで没入感を損なう弊害になりそうなところ、形式上少し遠い存在であることがそれを和らげている気がする。 次第に公表されている内容とは異なる真実がありそうな予感を携えつつ、迎える転換点は中々。 ちょっと腑に落ちない点はあるにせよ、うまく違う解を混ぜ込ませたなという力作。 このミス2026年版海外編第8位。

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2026/02/09

全てがメールやDMや記事や小説の提示でなりたっている。 よくできていると思うし、時代を表しているとも言えるが、普通の形態にしたほうが売れたのではないだろうか。 同じ内容をアンソニー・ホロヴィッツやダン・ブラウンが書いたら、ベストセラーになったと思うな。 組み立てや展開次第で物語は...

全てがメールやDMや記事や小説の提示でなりたっている。 よくできていると思うし、時代を表しているとも言えるが、普通の形態にしたほうが売れたのではないだろうか。 同じ内容をアンソニー・ホロヴィッツやダン・ブラウンが書いたら、ベストセラーになったと思うな。 組み立てや展開次第で物語はかなり変わるものだと実感した。

Posted byブクログ

2025/06/26

CL 2025.6.22-2025.6.26 前作同様地の文が一切なく、メール、チャット、音声ファイルの文字起こし、小説や脚本の引用で構成されている。 登場人物が多く混乱するところもあり、700頁超えで読みにくいところもありだけど、カルト教団集団自殺の事件がこんな結末になるとは。

Posted byブクログ

2025/04/08

書店で手に取った時、分厚さにおののいてしまった。 登場人物は多いものの、みんなキャラが立ってて、サクサク読めた。地の文がないので、誰もかれもにフラグが立って付箋だらけに。最後は悲しさもあり、感情盛沢山な読後感。

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2025/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 メールやチャット、音声の書き起こし、小説や脚本の一部がまとめられている形式。 その分、どれが情報として大事なのかわかりにくかったが、最後まで読めば全部必要だったなと感じる。 途中からほんとにオカルトありきなのか?と疑うようになったので、最後の種明かしが面白かった。しかし、毎朝の電話はもうちょっと伏線欲しかったな。説明が唐突に感じたけど、前フリあったけ?読み落としでるかも。 真相については、なぜ赤ん坊が必要だったのか?を考えるとしっくりくる。しかし、ストーリーとしてはそこらへんがぼかされていてうまかった。なぜ?よりも赤ん坊は誰?どこへ行ったのか?をアマンダが追っているので、読者もそっちに気をとられる。うまい。 真相を守るための死人が多い。ガブリエルより悪質では?そこらへんの断罪は感じなかったけど。エリーも結局は口をつぐむことにして、記録だけ残した結論。 委ねられてもなあって感じ。

Posted byブクログ

2025/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・あらすじ ロンドンが舞台。 2003年に起こったカルト教団〈アルパートンの天使〉信者による集団自殺事件。 そこで生き残ったのは17歳の少年少女、教団の指導者、乳児の4人だった。 それから18年後、逮捕された指導者以外の3人の行方は杳として知れないままだった。 ノンフィクション作家であるアマンダベイリーは未だ謎の多いこの事件に関しての本を書くために当時の関係者たちへのインタビューや、現地調査を開始する。 そこから浮かび上がる事件の真相とは? ・感想 この手の地の文がなく資料とか会話、記録のみで展開する作品好き。 前作のポピー〜も楽しめたから本作も期待してたけど期待通り面白かった! からくり、真相や結末もたのしめた。 登場人物がとても多いので「これは一体誰だったっけ?」ってなるのは仕方ない…。 意図的に誤魔化して隠蔽している情報と思い込みで修正された記憶が混在し、序盤は混沌としてるけどその暗中模索な感じも楽しい。 でも、真相のネタバレがいろんな情報を組み上げて判明するという感じじゃなかったのは惜しかった気もする。 結局シナリオだけ読めば判明した訳だし…。 最後に読者への呼びかけもあったけど、この真相なら私だったら見なかったことにして隠蔽する!

Posted byブクログ

2025/03/26

2025年3月読了。  『ポピーのためにできること』の作者ジャニス・ハレットの2作目。2000年代初頭に世間を騒がせたカルトによる集団自殺と幼児殺害未遂が起きたアルパートンの天使事件の謎を追う。  本作の魅力は徹底したノンフィクション風の文体だ。前作の『ポピーのためにできること...

2025年3月読了。  『ポピーのためにできること』の作者ジャニス・ハレットの2作目。2000年代初頭に世間を騒がせたカルトによる集団自殺と幼児殺害未遂が起きたアルパートンの天使事件の謎を追う。  本作の魅力は徹底したノンフィクション風の文体だ。前作の『ポピーのためにできること』もそうだが、地の文や会話文を用いず、SNSでのやり取りや新聞の切り抜きなどの情報を時系列に繋いで物語を進行させるという独特な手法を使っているのだ。この文体により、本物の事件をリアルタイムで追っているようなライブ感が得られた。さらにこの文体だからできる仕掛けも用意されていて、本格推理としての面白さも備えている。ノンフィクション作家の作者ならではの技巧だ。

Posted byブクログ

2025/03/24

犯罪ノンフィクション作家のアマンダが過去に起きたカルト教団集団自殺「アルパートンの天使事件」の謎を追う。 地文はなく、アマンダが集めた証拠や証言、チャットでの会話記録、SNSやニュースの記事など様々な資料をもとに事件を追っていく。 読んでいて自分もアマンダと共に事件を追体験してい...

犯罪ノンフィクション作家のアマンダが過去に起きたカルト教団集団自殺「アルパートンの天使事件」の謎を追う。 地文はなく、アマンダが集めた証拠や証言、チャットでの会話記録、SNSやニュースの記事など様々な資料をもとに事件を追っていく。 読んでいて自分もアマンダと共に事件を追体験しているような気分になるのが面白い。 証言者の食い違いや一緒に事件を追っていた同じく作家のオリヴァーの変貌、次々起こる事件の真相に関わる者の死など目が離せない展開が続く。 伏線回収は見事!スッキリしたーと思ったら衝撃のラストが待ってました

Posted byブクログ