水道水の味を説明する の商品レビュー

鈴木ジェロニモ(著者)

2025/02/03

「水道水の味を説明する」本を説明する。

新しい
見たことがない
理解できなかった
まだ理解できていないのかもしれない
狂気じみている
早く読める
一瞬で終わる
早く読めるように作られている
クセになる
読み進めていくうちにリズムが掴める
また読みたいと思う
人に勧めたいとは思わない
自分だけがハマる

2025/01/10

本の帯に惹かれた。
谷川俊太郎さんの「定義」は好きだけど「説明」は好きじゃない。だから、帯は書けません。という帯が面白い。
この本のタイトルを否定しつつも、帯にすることを了承してくれたというエピソードは谷川俊太郎さんの懐の深さを感じた。
たぶん、自分はこの帯が無かったら、この本を手に取ることもなく、読むこともなかったかと思う。
著者の鈴木ジェロニモさんは芸人で、YouTubeで公開しているネタを書籍化したものだそう。
本を見てから、動画を見たが、自分的には活字で読む方が味わいがあるように感じた。

内容は一種の連想ゲームみたいなもので、水道水の説明の中で「他の飲み物はこれを目指している」が印象に残った。究極ところ、飲むなら水道水で事足りるよねと思わされ、あぁこんな風に楽しむ本なのだと気付いた。
あるあるネタのようだが、著者の感覚に共鳴することが出来れば、深く刺さる内容かもしれない。