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入門 シュンペーター の商品レビュー

4.3

15件のお客様レビュー

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2026/01/02

全体的に同じような事を言葉を変えて何度も書いてるのが気になるのと、時々シュンペーターやラゾニックの言葉と著者の主張が混ざって書かれているので誰が事実なのか感想なのかが分からなくなることがあった。ページ数の割に内容が乏しい気がする。 また、著者の度重なる断定がとても気になった。も...

全体的に同じような事を言葉を変えて何度も書いてるのが気になるのと、時々シュンペーターやラゾニックの言葉と著者の主張が混ざって書かれているので誰が事実なのか感想なのかが分からなくなることがあった。ページ数の割に内容が乏しい気がする。 また、著者の度重なる断定がとても気になった。もちろん一部正しい部分や見えてなかった所は学びになった。 ただ、失われた30年を逆説的にシュンペーターの主張に合致させて間違いを指摘している点は社会背景や具体的な改善政策の提案無しに断定すべきではないかと もちろん政府が特定の産業や技術に投資すべきということは賛同で高市政権はその路線を歩んでるようなので、いわゆる株主主義の加速が進むかなという気もするが

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2025/12/20

シュンペーターが正しく理解されていないこと、日本の政策決定者が適当にしか物事を考えていないことだけはよくわかった。 高度成長期以降の日本人がいかに考えない、いい加減な人間だったのかと思わずにはいられなかった。 反面教師として、せめて正しく知る努力はしたいと思う。

Posted byブクログ

2025/11/08

哲学や社会学ではなく、経済の人なので、少し難しい+多忙が続き集中出来ず、間も空いた。最後の現代の資本主義は酸素吸入器を付きと言うのは、延命治療的かと思った。

Posted byブクログ

2025/09/02

TPP亡国論で有名な中野剛志氏によるシュンペーター解説。イノベーションを主軸に経済を解釈するアイデアや貨幣及び銀行家の役割に関する考察などシュンペーターの理論自体は非常に独創的かつ説得力があり、そのシュンペーターを解説してくれるのは嬉しいのだが、筆者の思想(反ネオリベ、反小泉竹中...

TPP亡国論で有名な中野剛志氏によるシュンペーター解説。イノベーションを主軸に経済を解釈するアイデアや貨幣及び銀行家の役割に関する考察などシュンペーターの理論自体は非常に独創的かつ説得力があり、そのシュンペーターを解説してくれるのは嬉しいのだが、筆者の思想(反ネオリベ、反小泉竹中安倍)が若干うるさく感じる。 解説自体は非常にわかりやすい。合理的経済人(シュンペーターからすれば快楽主義的な人間)をモデルに置く主流派経済学では経済発展やイノベーションを十分に説明できず、精力的な企業者による非快楽主義的な行動により新結合(新しい財貨、新しい生産方法、新しい販路や市場、原料の新しい供給源、新しい組織や独占の形成と打破)が生まれることで主流経済学が散々研究している"均衡"が崩れ、経済発展がもたらされる。均衡が実現している状況において貨幣の剰余は存在せず、従ってイノベーションを生む非快楽主義的な行動にも制限がかかるが、これを解決するのが銀行による信用創造(貸付)であると。また、こうして均衡が崩れた際には信用インフレが起き、その後実際に生産が始まり貸付が消失するに伴い信用デフレが起きる。 2章で大方ここまでを説明し終えて何が始まるかと思ったら貨幣循環論(これ自体はシュンペーターの話ではない)、そこから不況時の財政・金融政策の話になり、シュンペーターは異常な不況を区別しその際は積極的に財政出動しようと述べていた旨、中小企業と大企業の役割(後期シュンペータは寡占できるような大企業の方が実はイノベーションを起こしやすいと述べていた等)、企業の成長戦略や革新的企業発生の条件(これも主にシュンペーターの話ではない、大企業と中小企業では戦略や役割が違うよ、主流経済学の考えを体現した経営者資本主義から株主資本主義への移行が革新的企業を破壊した、など)、国家や政府こそイノベーションの担い手となれるポテンシャルがあるしなるべきでもある(これもシュンペーターの主張ではない、ここでMMTを援用している)、資本主義に内在する合理主義精神が企業者や政治家、ひいては家族への情愛すらも排除していくことで資本主義は自壊していく、というような組み立て。 シュンペーターを通して筆者が経済構造の最適解だと主張したいのは「終身雇用で経営、専門職、現場作業員が一体となっているような日本的経営」と「必要に応じて躊躇なく財政支出を行える大きな政府」なのだろう。 以下私の雑感 ・たしかに合理的に考えれば当たる可能性の低いヤマを張るのは馬鹿かキチガイのすることで、「ただ好きで楽しいから」というようなコストや利益を度外視した変人の情熱がなければ主流経済学派の考えるように戦争や気候変動などの外部要因からしか均衡は崩れない。当たる可能性の高いヤマ(期待値が正である状態)があれば合理的経済人は当然すでに張ってるのでね、これも均衡に既に含まれてるはずなんですよ。まあ馬鹿かキチガイは主流派経済学にとっては外部要因そのものなのかも笑 ・政府を超大企業と見做すならばイノベーションの担い手として大いに期待できるはずなのは分かるのだが、ハズレの政策ばかり目に付くからなのか、役人に大企業と同等の遂行能力ないしは優秀な銀行家としての判断能力があるとは到底思えない。なにより民間勤めと比較して彼らの「家族動機」が強いようには全く見えない。 ・MMTとリフレは似ているように見えるが、考えてみればMMTにとって信用創造を通して通貨流通量を増やすことは公共事業を始めとした生産のための手段であるのに対し、リフレ派にとって通貨流通量というのはインフレをコントロールすることで失業率を安定させるための手段ともいえるから、まあ似て非なるものなのか。どちらの派閥からも怒られそうな雑な説明だが

Posted byブクログ

2025/08/01

今年読んだ中では一番かもしれない。これほど短く要点をついてシュンペーターをまとめてある本はないのではないか。イノベーションに関する研究者の1人として学ばされることの多すぎる本であり、シュンペーターについてきちんと勉強して来なかった自分を恥じた。

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2025/07/30

シュンペーターの思想を解説した入門書。 解説が分かりやすいだけでなく、フレッド・ブロックやウィアリアム・ラゾニック、マリアナ・マッツカートなど現代の思想家への影響力を示すことで、「古い=役に立たない」という偏見を否定するなど、構成も考え抜かれている。 資本主義の自壊的な死を予言し...

シュンペーターの思想を解説した入門書。 解説が分かりやすいだけでなく、フレッド・ブロックやウィアリアム・ラゾニック、マリアナ・マッツカートなど現代の思想家への影響力を示すことで、「古い=役に立たない」という偏見を否定するなど、構成も考え抜かれている。 資本主義の自壊的な死を予言したシュンペーターは間違いなく天才だが、その思想を平易な言葉で解説する中野氏の能力も驚嘆に値する。 日本の衰退を招いた主流派の経済学者たちではなく、中野氏のような人物に所得倍増計画を主導した下村治氏の役割を担ってもらうことはできないのだろうか・・・。

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2025/06/28

確たる解答が存在するのかは於いておくとしても、現行の資本主義経済の是非に疑問を持ち、なんとはなく非主流派経済学の議論などを読み漁っている身からすると興味の尽きない議論が続く。 ひとまず理解を深めるべく、本著の再読やシュンペーターの著作をあたりたいところだが、一般的な理解とシュンペ...

確たる解答が存在するのかは於いておくとしても、現行の資本主義経済の是非に疑問を持ち、なんとはなく非主流派経済学の議論などを読み漁っている身からすると興味の尽きない議論が続く。 ひとまず理解を深めるべく、本著の再読やシュンペーターの著作をあたりたいところだが、一般的な理解とシュンペーター理論との乖離という点では、骨太の方針における創造的破壊の誤用問題などは最たる例か。著者の解釈を一方的に信奉するつもりはないが、思考を練り上げるという過程で考える題材として非常に面白いと思う。

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2025/06/23

日本論として読めました。少し俗っぽく断言しているのも、キャッチーにポジションを取っていると解釈され、特定のカラーを押し付けているとまでは言えないという感じに、洗脳されると思います。ごちそうさまでした。

Posted byブクログ

2025/06/06

資本主義が発展し、人々に合理主義的な精神が蔓延すると、短期的な視点で物事を考えてしまう傾向になり、資本主義が発展していくために必要な長期的視点での投資が難しくなる。資本主義は成功するが、成功するが故に崩壊するだろうという言説が興味深く感じた。

Posted byブクログ

2025/04/09

やー、エキサイティングで面白い。 読後、脳が活性化して清々しい。 まあしかし、そうも言ってられない世の中…。 もう革命を起こすっきゃねえな。

Posted byブクログ