本日は、お日柄もよく 初回限定特別装丁版 の商品レビュー
題材も作中のスピーチもすごくいいからこそ、色んな要素が詰め込まれ過ぎててもったいない感じがした。厚志の選挙活動あたりの展開は選挙の攻防戦をリアルタイム感覚で味わえて面白かったから、他の要素を削ってでももっと丁寧に書いてほしかったというのが正直な感想。議員だった亡父との関係性も詳し...
題材も作中のスピーチもすごくいいからこそ、色んな要素が詰め込まれ過ぎててもったいない感じがした。厚志の選挙活動あたりの展開は選挙の攻防戦をリアルタイム感覚で味わえて面白かったから、他の要素を削ってでももっと丁寧に書いてほしかったというのが正直な感想。議員だった亡父との関係性も詳しく書いてほしかったな。 主人公こと葉のワダカマへの思いとか恋愛模様は全然響かなかった。多分ワダカマの人物像を立体的に捉えられる描写が少なかったからだと思う。 ただ、スピーチライターの仕事があること、「世の中に届く声」がどう作られているか知れたことは良かった。
Posted by
言葉やスピーチへの情熱とか素晴らしさをもっと感じられるかと思ってた。 こういう少女漫画みたいなロマンス余計だなぁ スピード感あってとても読みやすいけど。一瞬で読める。
Posted by
自分の知識不足もあり政治パートがもっと楽しめたならよかった。 結婚式のスピーチする前に読みたかった 言葉の選び方が素敵な人間になりたい
Posted by
じわっと心に沁みる物語だった。 「スピーチライター」として人生を全うしていく主人公の紆余曲折に感情移入させられてしまった。 幼馴染の厚志くん、恩師の久美さん、盟友(?)のワダカマ等々、芯があって優しくて魅力的な人物ばかりだった。 ストーリーの展開がテンポ良く、そしてわかりやすく...
じわっと心に沁みる物語だった。 「スピーチライター」として人生を全うしていく主人公の紆余曲折に感情移入させられてしまった。 幼馴染の厚志くん、恩師の久美さん、盟友(?)のワダカマ等々、芯があって優しくて魅力的な人物ばかりだった。 ストーリーの展開がテンポ良く、そしてわかりやすくて一気に読んでしまった。強いて言うなら、政治の事に興味があれば、選挙のシーンなどもっとハラハラドキドキして読めたのではないかと思った。
Posted by
スピーチとは、一瞬のために紡がれる言葉だ。 けれどその一瞬は、誰かの人生を動かすほどの力を持つ。 それは通りすぎる風のように見えて、 実は心の奥に長く残る旋律のようでもある。 主人公・こと葉が出会ったのは、 「スピーチライター」という稀有な仕事だった。 そこには、原稿用紙の上で...
スピーチとは、一瞬のために紡がれる言葉だ。 けれどその一瞬は、誰かの人生を動かすほどの力を持つ。 それは通りすぎる風のように見えて、 実は心の奥に長く残る旋律のようでもある。 主人公・こと葉が出会ったのは、 「スピーチライター」という稀有な仕事だった。 そこには、原稿用紙の上で文字を並べる以上の何かがあった。 人の記憶を呼び起こし、 人の想いを束ね、 そして人の未来へ手渡す。 考えてみれば、人生そのものがスピーチに似ている。 限られた時間のなかで、 言葉を選び、思いを込め、 聴いてくれる誰かの心に届くように語りかける。 その一言一言が、自分という人間を形づくっていく。 こと葉の成長の物語は、 まるで自分自身の人生を 舞台の上から振り返るような不思議な感覚を与えてくれた。 失敗も迷いも、そのすべてが物語の一部であり、 どんな言葉も決して無駄にはならないのだと。 本を閉じたとき、 「今日、私はどんなスピーチをしているのだろう」 そんな問いが胸に残った。 日常の会話も、仕事のやりとりも、 誰かに贈る祝辞も、 すべては一つの大きなスピーチの断片なのだと思う。 言葉を選ぶことは、生き方を選ぶこと。 その事実に気づかせてくれる一冊だった。
Posted by
話し方が上手い人って、それだけで説得力あるし魅力的だよね。作文の書き出しとか、プレゼンの時とかどう言葉を紡いでいったらいいんだ…!って悩むことあるから、伝える力を持つ人には憧れる。結婚式でのスピーチはどれも自分たちがこんな風に言ってもらえたら泣いちゃうなってものばかりだった。 ...
話し方が上手い人って、それだけで説得力あるし魅力的だよね。作文の書き出しとか、プレゼンの時とかどう言葉を紡いでいったらいいんだ…!って悩むことあるから、伝える力を持つ人には憧れる。結婚式でのスピーチはどれも自分たちがこんな風に言ってもらえたら泣いちゃうなってものばかりだった。 話の内容はちょっと展開が見えすぎたというか、良いように進みすぎてそんなに感動はしなかった。笑 ザ・お仕事ドラマって感じの登場人物と初期設定だな〜、でも10話分の展開はないな〜と読みながら思ってたら4話でドラマ化されてたみたいね。納得。
Posted by
評判は既知でしたが、今になって読了。 どうしてもタイトルから女友達のほっこりする話しとばかり思っていたので、、 全然違った。笑 スピーチ(言霊)と選挙。こんなテーマの小説でほっこり系は他に読んだ記憶がない(忘れっぽい) 物語の中に自分も俯瞰して存在するあの感覚(良い...
評判は既知でしたが、今になって読了。 どうしてもタイトルから女友達のほっこりする話しとばかり思っていたので、、 全然違った。笑 スピーチ(言霊)と選挙。こんなテーマの小説でほっこり系は他に読んだ記憶がない(忘れっぽい) 物語の中に自分も俯瞰して存在するあの感覚(良い話の時に起こる没入感)になりっぱなしの一冊。 宇宙。
Posted by
大きな転換点もいくつかあったし、言葉の力を信じているマハさんらしい本。キャラクターも立っていて分かりやすい…エンディング上手く行きすぎている気もするけど、安心と幸福感に満たされる最良の一冊。
Posted by
自分は涙もろい方だと自覚してはいるけれど、まさか最初の30ページで感動して泣いてしまうとは思わなかった…!物語の中で何度も出てくるスピーチに度々心を打たれました。披露宴のスピーチ、弔辞、選挙の街頭演説などなど、聴く人の背景を想像し、寄り添い、時には鼓舞したり時には慰めたり…。言葉...
自分は涙もろい方だと自覚してはいるけれど、まさか最初の30ページで感動して泣いてしまうとは思わなかった…!物語の中で何度も出てくるスピーチに度々心を打たれました。披露宴のスピーチ、弔辞、選挙の街頭演説などなど、聴く人の背景を想像し、寄り添い、時には鼓舞したり時には慰めたり…。言葉の力ってすごい!言葉ってこんなに聴く人、読む人の心を動かすことができるんだ!と感じました。 私自身、人前で話す機会なんてそうそう無いけれど、この本を読んで「自分の言葉が誰かを癒したり励ましたりすることができたらいいなあ」と思うようになりました。そして、政治にももっと自分ごととして興味を持とうと思いました。 読んでよかった、出会えてよかった一作です。 ワダカマかっこよかったーー!!!!!!!!
Posted by
原田マハさんのあとがきでも仰っていたけど、 ささやかでいい、少し先に希望を置いておくと、それをモチベーションに生きる目的にできる。 そんな希望のある物語を書きたい、と。 言葉とは不思議で、全く知らない人の言葉が自分を動かしたりする。 SNSが主軸の今の時代、相手の顔も見えない...
原田マハさんのあとがきでも仰っていたけど、 ささやかでいい、少し先に希望を置いておくと、それをモチベーションに生きる目的にできる。 そんな希望のある物語を書きたい、と。 言葉とは不思議で、全く知らない人の言葉が自分を動かしたりする。 SNSが主軸の今の時代、相手の顔も見えない赤の他人の言葉が自分や自分の大切な人を傷つけることがある。そして、反対だってありえる。 その数多に広がる無差別な言葉の渦の中で、自分に響く、相手に響く言葉を投げかけれる人は一体どれほどいるんだろうと思う。 せっかく言葉を使うなら、誰かを励まし、自分を鼓舞したい。 せっかく言葉を使うなら、自分の気持ちをきちんと表現してみたい。 そんな事を考えて読んでいました。 政治の演説にも興味がそそられる小説だったなーと思いました。
Posted by
