ハイパーたいくつ の商品レビュー
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限界社会人がうなされながら見る悪夢みたいな、限界の末の妄想みたいな小説。ドブにポリデントを放り込んだようなユーモアがあるものの、ドブの恐怖の方が大きい。逆にラストの展開やら非現実的な描写から、鬱屈しとした現実が単なる悪夢であるとして救われるハッピーエンドのようにも捉えられて不思議な感覚に陥る。 町田康のような、独特の感性でもった心理描写や情景描写がグルーヴになってラップのキラーバースが何度も続くような文章になっていて、一人の人間の頭の中で繰り広げられる妄想や葛藤の序破急を明文化したような松田節が炸裂している。 最初、限界社会人の主人公の女性が関わってはいけない類の人かと思ったら職場にいる人もそれを凌ぐ狂人という世界観。というよりこの小説の世界がおかしい。 人生は近くで見れば悲劇だが遠くで見れば喜劇である、みたいな物語で、口語体で語る主人公視点で物語が進んでいくものの、読み手的にはそれさえ俯瞰して見ているような感覚に陥る。というより主人公視点で世界に入り込んで喜劇に見せかけた全員狂人のアウトレイジに身を置いた体で読み進めるのが恐怖。 退屈とは屈して退くということである。改めて辞書で調べるも釈然としない。主人公は何らかの精神疾患に陥ってる可能性がある。誰もがペンペンになり得る可能性があるから恐ろしい。 著者が町田康や中原昌也が好きとインタビューで語っていて納得。
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このミステリーはすごいや本屋大賞等は読んだことがあったのですが、文藝賞受賞作は読んだことなかったので読みました。 内容は、すごく例え表現が多く(通常の3倍くらい)、文字も詰めて書かれており、100ページほどの本ですが、非常に疲れました。 登場人物の名前も無くて、誰が話している...
このミステリーはすごいや本屋大賞等は読んだことがあったのですが、文藝賞受賞作は読んだことなかったので読みました。 内容は、すごく例え表現が多く(通常の3倍くらい)、文字も詰めて書かれており、100ページほどの本ですが、非常に疲れました。 登場人物の名前も無くて、誰が話しているのかイメージするのも大変でした。
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なんで自分がこの本を読んでいるんやろうと読みながら思う私だった。一様最後まで目を通したが、結局何だったんだ・・・
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ぶっ飛びすぎてて途中、読むの3年早かったかなって思った。読み終わったら3年どころじゃなく、一生理解できないかもと思った。
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なるほどね どういう人が読んだらいいか 教えましょう お笑いの地下ライブとか ランジャタイのネタが好きな人 独特の世界観に抵抗がない人 こういう方は ぜひ、おためしで読んでみてください 常識的な人は読んではいけません 私ですか? 私はストーリー重視の常識人ですから ...
なるほどね どういう人が読んだらいいか 教えましょう お笑いの地下ライブとか ランジャタイのネタが好きな人 独特の世界観に抵抗がない人 こういう方は ぜひ、おためしで読んでみてください 常識的な人は読んではいけません 私ですか? 私はストーリー重視の常識人ですから クソつまらなくて アルティメットたいくつでした
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インフルエンザの時に見る夢! 主人公が、自分がおかしいことに気が付かないで周りがまるでおかしいとでも言うように振る舞い、話が進んでいくのかと思ったのが読み始め。 中盤あたり。周りにも怪しさが見え隠れし始める。 終盤は例えるなら…パプリカ? いや、ミステリー・オーバードーズかもしれないがそこまでの描写はないし… ただこの当たりが好きな方は刺さるかもしれない 狂ってるこの本の読む手は、何故か止まらなかった。 読み終わった感想は、おかしいと思う私がおかしいのか? です。
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主人公の語りが目を滑っていき、「今なんていった?」と読み返すことがしばしば。ハマる文章は面白い。 チームリーダーの狂気が怖すぎました。トイレの上からこちらを見下ろしてる光景、ヒャアッ…ってなった。誰がヤバイ奴なのか判別できなくなっていく。みんな違ってみんなヤバイ。 財務係、各々...
主人公の語りが目を滑っていき、「今なんていった?」と読み返すことがしばしば。ハマる文章は面白い。 チームリーダーの狂気が怖すぎました。トイレの上からこちらを見下ろしてる光景、ヒャアッ…ってなった。誰がヤバイ奴なのか判別できなくなっていく。みんな違ってみんなヤバイ。 財務係、各々が多種多様なストレスでパンパンに膨れあがってそう。これ、もういじめですやん!と息苦しくなり、でも実際にペンペンが職場にいたら少しは溺れてしまえと苛々して願ってしまうかもしれないし、或いは自分こそペンペンかもしれない。人間やめたい。 最後はもう、妄想なのかなんなのか、ジェットコースターのようにじりじり上がってきて、急降下。「退屈」ってどんな意味だったっけ。現実逃避のために努力してぼーーーっとし続けるよりは、最後に純粋な欲求(雨舐めたい)が生まれて良かったんじゃないか。もはや野生かもしれないが。 正直よく分からなかったが、楽しめた。深く考えずに不条理ギャグとして読めばよかったのかな。 次はどんな作品になるのだろうと期待。
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一言で言うなら、ぶっ飛んでいた。序盤から1000倍の支払いミスをする社員、社員のジャケットを着てはしゃぎ救急車で運ばれることになった上司、これだけでも、え?という感じなのに、話が進むにつれ、更にはちゃめちゃになってゆく。読む側が、一旦落ち着こうかと言いたくなる。 何が現実?と...
一言で言うなら、ぶっ飛んでいた。序盤から1000倍の支払いミスをする社員、社員のジャケットを着てはしゃぎ救急車で運ばれることになった上司、これだけでも、え?という感じなのに、話が進むにつれ、更にはちゃめちゃになってゆく。読む側が、一旦落ち着こうかと言いたくなる。 何が現実?と思ったものの、ま、いっか?とこの世界に浸りながら楽しんでしまった。
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なんというか、コミュ症対人恐怖症の主人公の妄想が暴走。退屈とは屈して退く、ハイパーに屈して退く毎日を表現。ラップ調な文体は、ハマるとウザい紙一重である。チームリーダー、長髪、占い老人、そしてペンギン。わけわからんが日常は退屈のようで退屈でない。物語の連続だ。
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今まで色んな本を読んできましたが、正直何が伝えたいのかが最後まで分からず少し読みにくい本でした。 どんなジャンルに値するのかも理解できなかったので、私の読書不足かもしれませんがやや難易が高かったです。
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