憧れ写楽 の商品レビュー
大河ドラマ『べらぼう』ロスのため、写楽の謎を追う小説を読みました。 耕書堂ではなく仙鶴堂の鶴屋さんが主人公で写楽が一体誰なのか、調べ回るミステリーです。斎藤十郎兵衛も存在していて、斎藤様が自分のものではない作品が何枚かあるというところからの話。 べらぼうを引きずりながら、べらぼ...
大河ドラマ『べらぼう』ロスのため、写楽の謎を追う小説を読みました。 耕書堂ではなく仙鶴堂の鶴屋さんが主人公で写楽が一体誰なのか、調べ回るミステリーです。斎藤十郎兵衛も存在していて、斎藤様が自分のものではない作品が何枚かあるというところからの話。 べらぼうを引きずりながら、べらぼうキャストを脳内で再生しつつ読みました。 が、細かく人物描写されてて、 斎藤十郎兵衛は生田斗真には合わないし、 鶴屋さんももうちょい若い設定らしい。 歌麿は染谷さんのままいけるな。 読んでるうちに違う世界線でのストーリーを受け入れてちょっとずつロス解消できたかも! そうか、そうきたか!という種明かしもあり。 楽しめました。 べらぼう観たからこそ、今、読んで良かった〜
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2025.8.7市立図書館 楽しみに見ている大河ドラマ「べらぼう」、いずれ出てくるだろうということで写楽関連本を少し読んでおこうと思って、少し前に予約を入れていいタイミングで順番が回ってきた。 去年の秋に書き下ろしで出たばかりの、写楽の正体をさぐるミステリー仕立ての時代小説。とき...
2025.8.7市立図書館 楽しみに見ている大河ドラマ「べらぼう」、いずれ出てくるだろうということで写楽関連本を少し読んでおこうと思って、少し前に予約を入れていいタイミングで順番が回ってきた。 去年の秋に書き下ろしで出たばかりの、写楽の正体をさぐるミステリー仕立ての時代小説。ときは寛政八年、狂歌や黄表紙の栄華も今は昔、松平定信公の厳しい取り締まりで本の世界も芝居の世界も手痛い打撃を受け、萎縮したような不景気な微妙な空気のただよう時期、蔦屋としのぎを削った版元鶴屋の喜右衛門(二代目)の視点で語られる。写楽=猿楽師斎藤十郎兵衛説にのりつつ、そこに残された謎に迫っていく手並みは見事。 べらぼうのお陰で人物関係だいたい頭に入っていてすいすい読めるし、版元と絵師、それにモデルとなった役者たちの暮らしぶりや心にせまっていて、とてもおもしろい謎解きだった。「そうきたか!」とわくわくした。 写楽の謎は大河「べらぼう」最後の山場になるはずだけど、どういう展開になるのかなあ⋯
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東洲斎写楽モノといえば正体を巡る歴史ミステリだが、その正体は能楽師・斎藤十郎兵衛で決着しジャンルとしては廃れるのかと思っていた。だが本書の谷津矢車氏は、東洲斎写楽の活動期間が10カ月という短い期間にもかかわらず、作風や絵の質が最初期とそれ以降で全く違うという点に着目し、実は別の写...
東洲斎写楽モノといえば正体を巡る歴史ミステリだが、その正体は能楽師・斎藤十郎兵衛で決着しジャンルとしては廃れるのかと思っていた。だが本書の谷津矢車氏は、東洲斎写楽の活動期間が10カ月という短い期間にもかかわらず、作風や絵の質が最初期とそれ以降で全く違うという点に着目し、実は別の写楽がいたのではないか?というテーマで抜群に面白い歴史ミステリを作り上げている。 本書は、地本版元の主 鶴屋喜右衛門が、斎藤十郎兵衛のもとを訪ね写楽の「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」を依頼するところから始まる。だが斎藤十郎兵衛はかの有名なこの絵を含む6作の役者絵は別の写楽のものであり、無理だと仄めかす。かくして鶴屋喜右衛門は、ひょんなことから相棒となる喜多川歌麿と共に写楽の正体を探ることになる。 本作の魅力は、やはり東洲斎写楽に縁のある蔦谷重三郎や、山東京伝、大田南畝、十返舎一九ら、また歌舞伎役者達とのかかわりあいであり、その生活の姿である。特に蔦谷重三郎は、写楽の正体を守るため立ちはだかり、写楽のことを「憧れ(あくがれ)」と評する。 写楽の正体は、納得感がありつつ成程と思えるものであった。この作品で面白いのは、本作の寛政年間をまるで現在の写像のようにして書いている点である。これは先代の喜右衛門が活躍した天明年間までを高度成長期からバブル期のように描いている点で対比している。主人公である当代の喜右衛門は、そんな先代の時代に「憧れ」を抱いている姿が特徴的であった。まるで版元、作家、職人の仕事の仕方が、一昔前と今との対比のように書かれている。 学術的には正体が明らかになってしまった写楽だが、まだまだ歴史ミステリの題材としての面白さを感じれる仕事であった。蔦屋の言う「憧れ(あくがれ)」が何なのかはご自身で確認してほしい。
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写楽の正体とは、なんて魅力的なのだろう。 有力説も腑に落ちて良いが、こちらもロマンチックで最高の説でした。
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知らない事も多く、スマホ片手に調べながら読みました 現在、最も有力な説とは異なる話で非常に興味深い内容でした
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活動期間10ヶ月で消えた謎の絵師東洲斎写楽の正体を巡る歴史ミステリー。 写楽を出版した蔦屋重三郎のライバル仙鶴堂の主人鶴屋喜右衛門が探偵役。 寛政の改革直後、奢侈を忌避する風潮に戯作本や錦絵が売れず、忸怩たる思いを持ちながら教養本である物の本の商売に比重を移す喜右衛門。 狂...
活動期間10ヶ月で消えた謎の絵師東洲斎写楽の正体を巡る歴史ミステリー。 写楽を出版した蔦屋重三郎のライバル仙鶴堂の主人鶴屋喜右衛門が探偵役。 寛政の改革直後、奢侈を忌避する風潮に戯作本や錦絵が売れず、忸怩たる思いを持ちながら教養本である物の本の商売に比重を移す喜右衛門。 狂歌師唐衣橘洲の「斎藤十郎兵衛ではない本物の写楽を探せ」との依頼を受け、写楽の秘密を探り始める。 版元、役者、戯作者、絵師、摺師にあたり、歌麿の助けも借りて細い筋を辿り続ける喜右衛門を続いて襲う障害。 終盤の謎解きは数々の伏線をきちんと回収、史実とどこまで合っているかは知らないが、喜右衛門の版元としての成長、覚悟、蔦重の悔恨、役者、絵師の意地などが絡み合い、読後感は快い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新たな視点・解釈(写楽は二人いて6枚は恋川春町のもの)の写楽本というだけでなく、寛政期の濃密さが漂ってくる極上の時代小説。登場人物(みんな有名人で楽しくなる)の描き方が抜群で、史実を確りベースにしたミステリー小説として大変面白く最後まで読める。写楽を巡る物語なのに、装丁にポロックを持ってくるところも斬新で良い。
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主人公は老舗版元の主ニ代目鶴屋喜右衛門。大首絵から2年後、狂歌師の唐衣橘洲に写楽の肉筆画が欲しい、と頼まれた喜右衛門は写楽とされる斎藤十郎兵衛を訪ねるが⋯ この方の「蔦屋」もよかったですが、蔦屋が敵役?のこっちも面白い!写楽の大首絵をじっと眺めたくなります。ことの真偽はともかく...
主人公は老舗版元の主ニ代目鶴屋喜右衛門。大首絵から2年後、狂歌師の唐衣橘洲に写楽の肉筆画が欲しい、と頼まれた喜右衛門は写楽とされる斎藤十郎兵衛を訪ねるが⋯ この方の「蔦屋」もよかったですが、蔦屋が敵役?のこっちも面白い!写楽の大首絵をじっと眺めたくなります。ことの真偽はともかく、よくこんな筋書き思いつくものですねえ。最初の設定からして伏線だったとは。版元、絵師、役者それぞれの職業人としての業も描かれていて、心を打ちます。
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大河にあわせて出てきたような作品。 日本史で習った錚々たるメンバーが 名前を連ねております。 正直、蔦屋重三郎ってよく知らないので、 この本読んでも何だかすごい人という印象なんですが、 今年の大河を見終えたら、 少しは詳しくなってると信じて 大河を観ようと決心した一冊でした。
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老舗版元『仙鶴堂』の店主である喜右衛門。彼には写楽の浮世絵で世を騒がせたいという夢がある。が、当の写楽は憧(あくが)れで…店の経営と己の夢とのジレンマで煩懊する喜右衛門。今も昔も悩みは一緒で親しみやすい。写楽の真相に辿り着くまでのワクワク感や蔦屋重三郎ら江戸ッ子に逢えるのも楽しい...
老舗版元『仙鶴堂』の店主である喜右衛門。彼には写楽の浮世絵で世を騒がせたいという夢がある。が、当の写楽は憧(あくが)れで…店の経営と己の夢とのジレンマで煩懊する喜右衛門。今も昔も悩みは一緒で親しみやすい。写楽の真相に辿り着くまでのワクワク感や蔦屋重三郎ら江戸ッ子に逢えるのも楽しい。
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