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ひまわり の商品レビュー

4.5

325件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2026/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんの前評判もなく手に取った小説でしたが、何度も涙しながら読みました。主人公が葛藤しながらも目標に向かって人生を切り開いていくストーリーはとても気持ちの良いものでした。 事故に遭わなかったら、と思うこともあるけれど、事故に遭わなければ出会わなかった人たち、過ごせなかった時間のことを考えると悪くはないなと思える。そんなふうに自分の人生を変えていく力を持つ主人公の生き様は、何もハンディキャップを追っていない自分からすれば、もっと人生を大切に生きなければいけないなと思わずにはいられないものでした。 いつになっても親は親。主人公の父も母も、子育てを終えて自分の人生を楽しんでいる最中の子供の事故でした。高齢ではありますが、時には無理をしながらも献身的に支えていました。 自分の子供が同じ境遇になったら、私は頑張れるだろうか。と考えてしまいました。 介助する側が折れてしまう前に、公的なサポートがもっとわかりやすく提供される世の中になってくれると嬉しいなと思いました。 ヘルパー探しにも難航しますが、脊損患者の先輩である安城の手助けにより、自ら求人募集を行うことでなんとか、ヘルパーを揃えて生活設計することができたシーンは、待つだけではなく、自分の手で切り開いていかないといけないんだなあと考えさせられました。 特にその後は何もなかったけれど、司法試験で用意された介助職員の努力にはグッときました。1日目にはおぼつかなかった六法の確認が、二日目以降から見違えるように変わっていたこと。休日にもカフェで練習していたこと。 自分が足枷になってはいけないと、役割をまっとうしてくれているんだなと、感動しました。 この本の中では特に、のちに弁護士事務所で共に働くことになる、眞鍋先生の「言葉の力を信じなさい」が印象的でした。 音声入力ソフトを使うことができないとわかって落ち込んでいる時、かけられた言葉で、この後も言葉の力をで切り抜けていく主人公の心の支えにもなりました。 幼馴染との友情とも愛情とも取れるやりとりは、全体の中で多過ぎず少なすぎず、非常に良いバランスでスパイスとなっていました。 平日昼間のヘルパーであるヒカルの成長も素敵でした。祖父の介護の経験から、主人公と誕生日や血液型が一致することに運命を感じる応募した形でしたが、次第に主人公を支えたいという気持ちが芽生えて絆が深まっていくところも良かったです。 私の義父が下肢麻痺で車椅子なので、日常生活のイメージは少しついたのですが、リハビリについては全く考えたことがなかったため、初めて知ることばかりでした。 夫に尋ねるとやはりリハビリ施設に数年間通っていたということで、主人公と同じような苦労や努力をした上で今の生活が成り立っているのだと思うと、本当に頭の上がらない思いです。 とても良い小説に出会えたことに嬉しく思います。

Posted byブクログ

2026/04/14

なんでこの本が本屋大賞にノミネートされなかったの?! こんなに素晴らしい作品なのに!! それが読んで一番最初に思ったことです。 私は激しく心を揺さぶられた。 朝宮ひまりという人には、リスペクトを抱かずにはいられない。 33歳まで、大手商社で総合職として世界を飛び回りながらバリ...

なんでこの本が本屋大賞にノミネートされなかったの?! こんなに素晴らしい作品なのに!! それが読んで一番最初に思ったことです。 私は激しく心を揺さぶられた。 朝宮ひまりという人には、リスペクトを抱かずにはいられない。 33歳まで、大手商社で総合職として世界を飛び回りながらバリバリ働いていたひまり。 それが事故に合い一変し、四肢麻痺の脊髄損傷者となってしまう。 もちろん辛くて悔しくて堪らなかっただろう。 それでも、ひまりは人に苛立ちをぶつけず、前向きに明るく過ごすように心がけ、気難しい相手にもフラットに対応して周囲の好意を得ていく。 だから、ひまりが困難に直面するたびに周りの誰かがヒントをくれたり助けてくれる。 いつの間にか、読んでいるこちらも目頭が熱くなりながら『頑張れ、頑張れ』と応援していた。 単行本で480ページ超とかなり分厚いけれど、とんでもない没入感であっという間に読み終えた。 むしろ読み終えたことが淋しいくらい…。 ひまりのこれからの人生に、幸多からんことを願う

Posted byブクログ

2026/04/13

事故で脊椎損傷した主人公が司法試験に合格するまで。作者が弁護士ということもあり、隅々までリアリティがある。 主人公の前向きな姿に勇気をもらえる。作者もかなり前向きでエネルギーのあるタイプなんだろな。と思った。

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2026/04/13

どんなに困難な壁が立ちはだかっても諦めない主人公の姿がとても良かった。 私も頑張らなきゃと思える作品でした。

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2026/04/12

読了直後 良かった、良かった、良かったぁ~ 心から良かった!って主人公に対して思うほどに感情移入しました 一つ前に読んだ本ともまたぜんぜん違う作風 新川帆立さんのまた新しい顔ですね ひまわりと名のつくものは、映画、絵画、音楽、本もたくさんありますが また新しいひまわりの名作が加...

読了直後 良かった、良かった、良かったぁ~ 心から良かった!って主人公に対して思うほどに感情移入しました 一つ前に読んだ本ともまたぜんぜん違う作風 新川帆立さんのまた新しい顔ですね ひまわりと名のつくものは、映画、絵画、音楽、本もたくさんありますが また新しいひまわりの名作が加わったって思いました 主人公は、朝宮ひまり33歳 商社に務め世界を飛びまわるキャリアウーマン そんなひまりが出張帰りに交通事故に遭って頸椎損傷 首から下がほとんど動かせない四肢麻痺の重度障害者になってしまい。。。 正直目を背けたくなる 障害者の辛さや先行きの重さから読み進まない 超長編だし救いは無い気がして読む気がどんよりでした でもだんだんと引き込まれ応援しこちらが力をもらうまでに 早く先が、早く終わりがと読み進み 人の力の可能性と司法試験の世界を垣間見ることが出来 自分を信じ、人を信じる力が湧くとっても良いお話でした 是非読むことをおすすめする1冊です

Posted byブクログ

2026/04/07

初めて読む作家さん。 とにかく面白く、最後まで一気に読めた。 主人公のひまりの考えに勇気づけられた。 またこの本はなんの誇張もなく、ごく自然に 話しが展開されており、読みやすかった。 機会があればまた新立帆立さんの本を読んでみようかと思った。

Posted byブクログ

2026/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もし、自殺しようかなと考えている人がいたら、まずこの本を読んでから考えたらいいんじゃないかなと思う。 割と順風満帆に暮らしていた主人公がある日突然、事故にあい頚髄を損傷。 ほとんど自力では自分の体を動かすことができない、24時間要介護状態というとんでもなく辛い状況になってしまっても、絶望することなく、目標に向かって努力していく。 健常者である私が想像もしたことがないような、ハンディキャップを持つ人が日々感じている不便さに気づかされると同時に、そのような状態であっても前を向いて努力し続ける主人公に勇気をもらえ、私もがんばろうという気持ちになれる本。 読むと前向きな気持ちになれます。

Posted byブクログ

2026/04/05

面白かった! 読みやすくもあり、あっという間に読めた。 私には脳梗塞を患った家族がいる。 後遺症で苦しんでいる。 でも、この本を読んで、その家族の苦しみ、想い、これからの未来。決してもう終わりではないんだ。まだまだ人生は楽しめる。そういうことに気づかせてくれた。希望が持てた。 今...

面白かった! 読みやすくもあり、あっという間に読めた。 私には脳梗塞を患った家族がいる。 後遺症で苦しんでいる。 でも、この本を読んで、その家族の苦しみ、想い、これからの未来。決してもう終わりではないんだ。まだまだ人生は楽しめる。そういうことに気づかせてくれた。希望が持てた。 今、この本を読めて。よかった。 ありがとう。

Posted byブクログ

2026/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事故によって重度の四肢麻痺を負ったひまりが、腐ることなく前を向いて見事弁護士になる話。恋も仕事も上手くいくけど、そこに至るまでの苦しみが描かれているからこそ、綺麗事を描いた物語に終わらない。 ひまりの人間性のおかげで、悲観的になりがちな物語に光明さして見える。

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2026/04/02

「安静は麻薬」  初老の自分にも当てはまる…。 24時間介護が必要な人の現実や司法試験受験の過酷さがよくわかった。 重いテーマだが主人公が明るく、読みやすい文章だった。朝ドラになりそう。 自分の居場所を作るには、自分から働きかけてその場所を開拓しなければならないのだと思った。...

「安静は麻薬」  初老の自分にも当てはまる…。 24時間介護が必要な人の現実や司法試験受験の過酷さがよくわかった。 重いテーマだが主人公が明るく、読みやすい文章だった。朝ドラになりそう。 自分の居場所を作るには、自分から働きかけてその場所を開拓しなければならないのだと思った。 「言葉がある限り私たちは繋がれる」 -----以下引用 『よく分からないものは怖いし、面倒くさい。なるべく視界に入れたくない。自分の世界と切り離して、どこか遠いところで幸せになってほしい。そういう心理がそれぞれの人の中で無意識に働いて、私を遠ざけ、孤立させる。』 『相手の理解しやすい言い方で、相手が受け入れやすい状況に誘導して、落としどころを探る。それが交渉です。相手には相手の理屈がある。生易しくはありません。でもあなたならできる。言葉のプロとして、言葉の力を信じなさい。言葉があるかぎり私たちはつながれる』

Posted byブクログ