味の世界史 の商品レビュー
香辛料、砂糖、化学調味料と味覚に直結する調味料の変遷でどのように歴史が動いていったかを書いた本。 古代や中世はフェニキアとかアラブアルメニアとかが香辛料を扱っていたが近世になると味強すぎて食えないから素材の味をという好みになり砂糖のほうが良くなったと。そして輸入だけでなく自分で作...
香辛料、砂糖、化学調味料と味覚に直結する調味料の変遷でどのように歴史が動いていったかを書いた本。 古代や中世はフェニキアとかアラブアルメニアとかが香辛料を扱っていたが近世になると味強すぎて食えないから素材の味をという好みになり砂糖のほうが良くなったと。そして輸入だけでなく自分で作ろうとのことで南米なりを植民地化してという話。そしてものだけでなくその流通ルートを押さえたイギリスすごいよね、でも第2次産業革命で化学が発達したから化学調味料になると後塵を拝したねというオチかと。そして味の素とかがある日本も少し出てくる。 それはそれでいいが、あとがきでヨーロッパもアジアによる味覚がないとなりたたなくなっていることから西洋東洋の区別なく内外の区別なくとらえないといけないあり、移民が増えてるから彼らを内なるものとして扱わなければいけないみたいなこと書いてあったが、それは西洋がやるべきことであって日本がやることではない。移民と結びつけようとするのやめてほしい。黒人奴隷の話から移民は被害者であるかのような書き方が本編であるがそれは西洋対それ以外の時であって日本対アジアのような関係では対応しない。武力的な格差がないとホスト側による虐殺はなくむしろ浸透されて国が滅びる。『移民から読み解く世界史』を読んでほしい。
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<目次> はじめに なぜ「味」で世界史をたどるのか 第1章 香辛料貿易のはじまり~古代・中世 第2章 香辛料貿易とヨーロッパの拡大~大航海時代の幕開け 第3章 香辛料から砂糖へ~近世世界の変貌 第4章 砂糖と資本主義経済~近世から近代へ 第5章 第二次産業革命がつくりあ...
<目次> はじめに なぜ「味」で世界史をたどるのか 第1章 香辛料貿易のはじまり~古代・中世 第2章 香辛料貿易とヨーロッパの拡大~大航海時代の幕開け 第3章 香辛料から砂糖へ~近世世界の変貌 第4章 砂糖と資本主義経済~近世から近代へ 第5章 第二次産業革命がつくりあげた世界=げんだいにおける食の多様性 おわりに 諸島から見た世界史 <内容> 「味」だが、「食」でもなく、どっぷりと世界史である。香辛料から砂糖、侵略と流通の歴史。これが本題だろう。ヨーロッパ世界史の大きな流れを捉えるにはいいかもしれない。
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「味の世界史」と銘打った本だが、8割は香辛料と砂糖の通商ルートについて記載されており、同じような内容の繰り返し。退屈で読むのが辛く、読了まで我慢。本の帯に書かれた「日本人が香辛料を取り入れなかった理由」についての記述もない。これが知りたくて購入したのだが。。。ここまで題名と内容に...
「味の世界史」と銘打った本だが、8割は香辛料と砂糖の通商ルートについて記載されており、同じような内容の繰り返し。退屈で読むのが辛く、読了まで我慢。本の帯に書かれた「日本人が香辛料を取り入れなかった理由」についての記述もない。これが知りたくて購入したのだが。。。ここまで題名と内容に乖離のある本も珍しい。
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