さよならに取られた傷だらけ の商品レビュー
好みかどうかとかおもしろいかどうかそういうことは置いておいて、そもそも登場人物が同じとはいえ250個も話を考えられるのがすごい
Posted by
250通りの「先輩」と「私」の物語が収録された掌編集で、恋愛、SF、ホラー、ミステリーという様々なジャンルにたった1頁だけど濃密な世界観が繰り広げられていた。また「重要なことは先輩と私が居ることです。」という文が印象的だった。
Posted by
すごく好き。 たった1頁で心臓を掴まれる。 250通りの「私」と「先輩」の物語がここに在る。 この書き出しからこんな展開になるとは。 という驚きが毎回あって、頁を捲るのが楽しみでならない。 オチを明文化しないところも良くて、多分こういう意味だなと考えながら読む楽しさがある。 想像...
すごく好き。 たった1頁で心臓を掴まれる。 250通りの「私」と「先輩」の物語がここに在る。 この書き出しからこんな展開になるとは。 という驚きが毎回あって、頁を捲るのが楽しみでならない。 オチを明文化しないところも良くて、多分こういう意味だなと考えながら読む楽しさがある。 想像の余地があるということは読んだ人の数だけ解釈がありそうだな。 あと、この一冊で一生分の《吝かでない》という文字を見た気がする。 見かけるたびに『素直に嬉しいと言え』と思ったけれど、そうしない「私」のことを案外気に入ってたりもする。
Posted by
- 1